お金の話 2023年前半のイギリス 今からでも遅くない貯金 人生100年時代
更なる利上げ!金利5%
イングランド銀行は今年に入ってから利上げを続けており、先週は0.5%引き上げて政策金利を5%に決定しました。これは2008年以来、約15年ぶりの高い水準です。
インフレ対策と称して中央銀行の利上げが止まらないのですが、まだまだこれから上がりそうです。イングランド銀行は今回の見通しで、ことし10月から12月に物価の上昇率が10%をわずかに上回ると予想しており、金融の引き締めを進めてインフレの抑制を急ぐ考えです。
ポンド円急上昇!180円台
では、この利上げは私たちにどんな影響を与えるのでしょうか?まず、通貨のポンドも金利の上昇とともに買われ、ポンド円は180円台に突入しました。特にマイナス金利を続ける日本と海外の金利上昇で、世界各国の通貨が対円で強くなっています。食品の輸入が多いイギリスではポンド高で食品の価格が下がるのは嬉しいことですが、近年盛り上がっている観光業にとっては不利です。
ちなみにポンド円の2011年の東日本大震災(ポンド円暴落)以降の直近の高値は195円近辺です。190円以上の価格であると上値が抑えられる可能性があります。しかし、イギリスから日本に訪れる観光客にとっては、100円ショップの品物が55〜60ペンスで購入できるというのはお得に見えますね。
住宅ローン金利6%台へ上昇
また、住宅ローン金利が6%に近づき、ローン借り換えを迎える人々の月々の支払いは200〜500ポンド上昇すると見られています。これは家計の負担を増やし、消費や投資を減らす可能性があります。
預金金利5%超え!
以前、こちらの記事で→「金利上昇であなたならどうする?貯金がある人にお得な情報。イギリス大手銀行 預金金利 徹底比較!」預金金利が上昇しているので貯金におすすめな銀行を紹介していました。これ以来、さらに金利上昇を続けており、現金を保有している人には絶好の運用するチャンスとなっています。
私がおすすめしたいのは、定期預金1年で5%以上の金利がつくイギリスのインターネット銀行Monzoです。8万5000ポンドまでは補償されるので安心です。ぜひMonzoの口座開設をおすすめしたいと思います。
こちらがMonzoの定期預金の金利です⬇︎
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口座開設にはスマホとイギリスの携帯番号が必要となります。
毎月100ポンド、金利5%の複利運用(雪だるま方式)で30年後に10万ポンド!
人生100年時代 もし50歳から貯金を始めると. . .どのぐらい貯まるかは以下の計算になります。
毎月100ポンド貯金する場合は、定期積立の公式を使います。定期積立の公式はこちら⬇︎
(FVは将来価値、Aは毎回の積立額、rは年利率、nは年間の利息発生回数、tは年数)
30年間、毎月100ポンド積立、仮に年の金利が30年間継続して5%で続いた場合は、A=100×12=1,200ポンド(毎回の積立額)、r=0.05(利率)、n=1(年利)、t=30(年数)となります。これを公式に代入すると、
となります。つまり、始めは0ポンドスタートで、今月から毎月100ポンド貯金し、年利5%で複利で運用すると30年後に約97,620ポンド貯まります。
今後、金利が数年にわたって上がっていくのであれば、貯金で得られる金利が増え、利率が下がれば貯金から得られる金利は減るが、住宅ローンの支払いが減るといったバランスの取れた運用をしておくと効果的だと思います。
そして50歳から毎月100ポンドを30年間積み立てて、80歳で10万ポンドを手にすればまたそこで何か大きなことができるかもしれません。
もう若くないし今からコツコツと貯金をしても仕方ないとお考えのあなた、今日が一番若い日です(←どっかで聞いたフレーズ笑)、新しいことを始めるのに遅すぎるはありません。今日の一番若い日こそ新しいことを始める絶好のチャンスです。
以上、イングランド銀行の政策金利の動向とその影響についてお話ししました。今後も金融政策や経済情勢に注目していきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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