イギリスで秋の味覚?
ごきげんよう、みさきちです。
11月ももう半ばとなりました…秋だけどイギリスの気温は冬並み…
日本は秋といえば美味しい秋の味覚がたくさんあってワクワクしますよね〜サンマの塩焼きとか懐かしいなぁ、食べたいなぁ〜
イギリスに住んで思うのは、食べ物、特に食材にあまり季節感がないなぁと。日本は秋になれば梨にぶどう、サツマイモやカボチャに栗、など、季節の野菜や果物が並んだり、旬の食材を使ったメニューがいろいろ並ぶのに。
とうもろこしが好きで季節に関係なくよくスーパーで買う夫に「とうもろこしって夏の野菜でしょ、季節感がない」と言うと「イギリスの野菜はほとんどが輸入でとうもろこしは暑いアフリカとかから来るんだから季節は関係ないよ」と…ふーん。
なんか改めて日本の旬の食材って良いなぁと思う次第。
そんなところにフランスに住んでる夫の知り合いの方から自分のお庭で獲れたという生の栗を大量にいただきました!
そういえばイギリスって生の栗って見かけない…きっとロンドンに行けば売ってたりするのかな?でも私の住んでる街では栗は見たことない。そしてそして、そもそも栗を使ったお菓子すらない!!フランスには有名な「モンブラン」や「マロングラッセ」と、栗のお菓子があるのに…
こっちで売ってるのは甘栗むいちゃいました的なパックのやつだけで、栗の木があるのはみたことあるのだけどね。
さてさて、この山のような量の栗、どうしよう…栗ごはんが食べたいけど鬼皮剥いたりするのめんどくさい…なのでとりあえず半分は茹でて、中味をくり抜いて、お砂糖を加えて栗ペーストを作りました!当たり前だけど全て手作業なので地味に肩が凝りました…そして残りは切り込み入れて、オーブンで焼き栗にして食べました。
食べきれなかった焼き栗は冷凍にして、クリスマスのローストターキーのスタッフィングにします。
さて、栗ペースト!トーストにバターと塗ったらめちゃくちゃ美味かった!あんバタートーストの栗餡バージョンという感じで止まらない〜〜
あー、季節感!苦労して作業した甲斐があった!
その翌日、今度はなんと!ご近所さんから大量の殻付きホタテをいただくことに!!重くて持ち上げられない…
どうやら帆立も今が旬らしく、ものすごい大漁だったからと知り合いの漁師さん(うちは海沿いなので)からのお裾分け。つか、お裾分けの量ではない…写真ではわかりにくいですが、後から数えたら77個ありました…
帆立は大好物なのでもちろん嬉しいのだけど、いかんせんナマモノなので速やかにこの大量の帆立を捌いて洗って小分けにして冷凍しないとならない…
予定してなかった大かがりな作業がまた発生…
シーフードの下処理って手は冷たくなるし、ずっとキッチンに立って地味な作業に手も腰も痛くなるし、とにかく時間がかかる…暇な時ならともかく、これから出かけるというタイミングだったりすると嬉しいやら困るやら…
でもお断りするにはあまりにも魅力的な殻付き帆立、そして夫は絶対に欲しいと…ええ、ヒーヒー言いながら帆立と格闘しましたよ。そしてこの大きなプリプリな帆立!
インターネットで美味しそうで簡単なレシピを見つけたので作ってみることに。
インターネットの写真みたいなビジュアルにはならなかったけどとっても美味しかった!
残りはこんな感じで小分けにして冷凍しました。本当はお刺身で食べたいけど、生きてはいるけど鮮度の保証がハッキリしないのでミディアムに加熱していただきました。
栗を切ったり剥いたり、帆立を捌いたり、大変な肉体労働した分、その美味しさはひと塩でした。
そしてわかったこと、イギリス人たち、こういうめんどくさい作業が苦手だしやりたくないんだなーと。食べたい気持ちはあるけど、作業がめんどくさいし、そこまでして食べたくない、という感じなのかな。
なんで日本みたいに小分けにしてパックに入れてスーパーとかで売らないのかな?っていつも思う。そしたらもっと売れそうなのにね!
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