こんにちは赤ちゃん～UK出産奮闘記～

こんにちは。あずきです。みなさん夏を満喫されてますかー？

ふわりの最近の記事も夏休みを過ごしたものが多くて、バーチャルで色んな観光地に行った気になっております。

ついでに私もホリデーに行った際のあれこれを書こうかな。。。

と思いきや、それは他の皆さんに任せて。

私の街に住んでいる日本人の女友達が今まさに出産を迎えようとしているのです。

予定日を過ぎてもまだまだ産まれる兆しがない。

彼女とパートナーにとっては初めての妊娠＆出産。家族や長いつきあいの友達がいない異国での出産、不安なことがいろいろ頭を過ぎって検索魔になっているかと思います。

そして思い返すは自分の経験。あずきは2019年7月に息子を、2022年3月に娘をどちらもOxfordの大学病院で出産しました。以来、なんとか母、やってます（汗

それからの5年、本当にあっという間で、時々写真やビデオを見返しても記憶に残っていないことも多々。（ちなみに妊娠、出産を経験して女の人の脳は7％ほど委縮するらしいですよ！ひゃー）

彼女と話していると色んな思い出が蘇ってきて、それを書き残したく、この場をお借りして、私の回顧録を書こうと思います（勝手に使ってすみませーん）。

と言いながらも回顧録っていっても長くなってしまうので、今日はイギリスの陣クスあるあるをご紹介。

陣クスとは、陣痛促進に関するジンクスで、もう予定日なのに全然陣痛が始まらない！体がきつくて早く出産したい！という人たちが最後の頼みの綱として使うもので、それなりに理のかなったものもあれば、全く科学的根拠のないものまでさまざまです。

こちらでは”Old wives’ tale”と言ってやはりこれといって確証のないものが多いですね。”おばあちゃんから聞いた迷信”といったところでしょうか。

あずきも予定日ひと月前に産休に入ってからは、いっろいろやりました。ホントに。

歩く

とにもかくにも運動。

しっかり体重をかけて体を動かし、かつ赤ちゃんを重力の力で下げる、優しいウォーキングは最適！ということで、当時映画のバウチャーが余っていたので、自宅から片道20分程（大したことない）坂を下った映画館に毎週のように通っていました。

帰りは心臓破りの上り坂を含むコースでよく道行く人たちに「Awww, bless you!」と応援してもらいながらえっちらおっちら帰っていました。

一日1時間以上は歩いていた一人目。ですが、二人目の妊娠時は冬、引っ越しして車移動必須の地域に住んでいた為、運動不足、結果、お腹とともに色々なところが丸々っと大きくなっていきました。

バランスボールに乗ってボインボイン

臨月にもなると私の椅子はバランスボールに取り替わっていましたね。

上に乗るとボインボインして体を動かすことができるし、上半身を委ねればちょっとしたリラクゼーションにも。

YouTubeでバランスボールを使ったPregnancy Exerciseなんかもよく見てました。

にゃんにゃんする♡（#ふてほど）

これはラブホルモン、オキシトシンの分泌に繋がるのでおそらく世界中どこでも推奨！されているはず。

ラブラブしたり、リラックスすると分泌し、子宮口を広げる効果がある、とNCT（National Child Trust） でも熱く語られていました。おっぱいを出してくれるホルモンでもあります。

このオキシトシン、というよりホルモン全般、発見した人すごい！！と思いませんか？

にゅるっとなのかシャーっとなのか体のあちこちで分泌しているホルモン、実はあずきはこのホルモンに多少手こずってきたので、軽視できない存在です。

おっぱいマッサージ

これは看護師の友達が妊娠していた時に実際していて知ってはいたんですが、あまり真面目にやってなかったですねー、私は。でも最初おっぱいが出てくるまで難航したのでやっておいた方が良かったのか、なんて。

これも赤ちゃんを迎える準備として刺激を与えるようで、授乳サポートの集まりに行ったときに説明を受けました。

ツボ押し

妊娠中から産後まで、東洋医学には大変お世話になっております。薬が飲めないとき、効くツボをググりまくって、ちょっとしたツボマニアになりました。

友達に教えてあげたりも。

本当に効いてくるので体ってすごいなって思いますよね。

陣痛を促進するなら、ダントツ、三陰交（さんいんこう）です！知らない方、ググってみてください。女性のツボとも言われていて、生理痛、冷えやホルモンバランスなど幅広いトラブルを丸っとよくしてくれるツボなのです。

すんごい痛いので覚悟して押してくださいね。ニコ

ここからは食べ物編。

デイツ

自然な甘さと豊富なビタミンCで重要な食物であるデイツ。

砂糖の代わりにケーキに使ったり、ちょっと小腹が空いたときにつまんだり、あずき宅には常駐しているデイツですが、臨月に食べると子宮口が開くのを促進してくれるそう。これも毎日食べてました。

ラズベリーリーフティー

デイツと同様、マタニティアクアビクスに行っていたときインストラクターの助産師さんが推奨していたのがこれ。

37週目（もう出ても大丈夫な時期）以前には飲まないでね、と言われているので、根拠アリの可能性大ですね。

あずきはあまりハーブティは飲まないのですが、これは甘酸っぱくてクセはない方だったので飲みやすかったです。

カレー

カレーって！ここにきて何となく怪しくなってきませんか？カレーつったって色々あるでしょうよ。

おそらく日本のカレーではなく、Curryの方で、辛い食べ物を食べるとその刺激で陣痛を起こす、という説のようですね。とてもイギリス人らしい発想！

先述の私の友達は予定日の前の週は週に3回何かしらのCurryを食べたそうです。

Indian Curryといっても種類は様々、その他タイ、インドネシア、アフリカ、Curryは世界中にあるので飽きることなく毎日でも食べられるかも？

ここであずきは疑問が。

そんなにスパイスっていうならインドの人はどうなん！

ということでちょっと友達に聞いてみましたところ、

「妊娠中ずっとスパイスの効いたの食べてたけど予定日超えだったよ。スパイスなんて毎日食べてるからもう効かないんじゃない？」

とのこと。やっぱりイギリス的な発想！

でも「ママが淹れてくれたショウガ入りのお茶をよく飲んでたわよー。」とのこと。ショウガは陣痛を起こす作用があるとか。

ところ変われば色々やねー。と思っていたら、どんなものがあるのかちょっと知りたくなって、友達やご近所さんに聞いてみました。

ネットの影響もあってか結構みんな同じことを言ってましたがちょっと変わりダネをご紹介。

ガーナ共和国

ジュートの葉を食べる。

ジュートと聞いて思い浮かべたのは麻袋とロープ。。。なんですが、ちょっと調べたところ、同じ属性の植物である縞綱麻（シマツナソ）はなんと、モロヘイヤのことなんだそうです！

ネバネバ好きのあずきとしてはこれは嬉しい発見で、さらに調べると、古代エジプトで王様が重病を患った際モロヘイヤのスープを飲んで病気を治したことからアラビア語で「王家のもの」という言葉が由来になっているとのこと。もはや王様の野菜！

いやーでもこっちじゃ手に入らないよねー、と言うと、「冷凍だけどアフリカ食材店にあるよ！生のはロンドンに行ったらあるよ！」とのこと。あるんや！！

今度覗いてみようかと思います。

中華人民共和国、ポーランド共和国　他

Castor Oilを飲む。

これ結構いろいろ検索で出てくるので広く知られているようですね。あずきは全くしなかったし聞いた覚えもなかったので、盲点でした。

Castor Oilって？ひまし油、だそうです。トウゴマの種子から採取する植物油の一つだそうですが、なんじゃそりゃ？あまり聞いたことがない。。。Wikiって見たところ、

工業用途、医療用途、化粧品として使われる。

！？いや食用って書いてませんけど！　しかも医療用途は下剤に使用されるって書いてある。嫌な予感。

英語のWikiを見てみると、

19世紀の助産師マニュアルにはCastor Oilは前駆陣痛を和らげるという記載がある。

便秘を解消するためや腸の外科手術前に腸を空にするために摂取されてきた。 が単に便秘のために利用するのは、ひどい下痢を引き起こす恐れがあるため医学的に推奨されていない。

Castor Oilを飲むことで陣痛を促進させると証明できるクオリティの高い研究はないが、吐き気や下痢を引き起こすということは証明されている。

ひと昔前はいたずらをする子供に罰として飲ませることがあった。

戦時中、植民地や監獄などで罰や見せしめとして使われた。

・・・！

世界の妊婦さん達～、絶対これ使わないで下さーーーい。

失礼いたしました。いろいろ調べていくとちょっと怖くなってきました。

もっと調べたい気もしますが、あまり時間がなかったのでここまで。

結局、おばあちゃんの知恵袋的な情報も、ネットでググって得た情報も、効くか効かないか、確証の持てないものが多いということですね。

不安になってググって、という気持ちはよくわかります。特に初めての妊娠と出産。でもやはりきちんと助産師さんや専門家に確認をしてからでないと、体に悪影響を与える結果になってしまうと元も子もないですよね。

さて、もうそろそろ報告のメッセージが来るかなーと心待ちにしているところです。今まさに頑張っている真っ最中かもしれません！

友達よ、そして世界中で今奮闘している妊婦さん、ママさん、頑張れ～、がんばれ～！！

何のこっちゃ！という感じの記事になってしまいましたが、今日も最後まで読んで下さって本当にありがとうございます♡　あずきでした。