ワークエクスペリエンス-キャリア教育/Student Work Experience in UK
先週金曜日ロンドン近郊は30度を超える日もあり、家、電車や地下鉄などは基本クーラーがないので、暑かった💦
でもその暑さも数日のみ、今年はイギリスは雨も多く、なかなか夏らしい夏が続きませんね。
さて、ワークエクスペリエンス(職業体験)ですが、英国では日本でいう中学2年から高校1年生にあたる14歳から16歳の多くの学生が経験しているようです。
日本では16歳以下の中高生が学校のカリキュラムを通してワークエクスペリエンスをするなんて、考えられませんよね。
うちの息子Year10(15歳)は、先月6月半ばに5日間の体験をして来ました。
体験先は娘の時と同様、旦那の元職場、娘のワークエクスペリエンスでお世話になった元同僚がまだ同じ会社で働いているので、再度お願いすると、引き受けてくれました。
ワークエクスペリエンス
セカンダリーに通う10〜12年生の学生の多くが体験するWork Experience は、英国のキャリア教育の一貫で、無給のインターシップになります。
娘がY10の時に体験をしたので、ある程度流れが分かっていたので、今回息子の時は体験先を探すのみ。でもこれが1番大変なのですが。
どこでワークエクスペリエンスをするのか?
近所の店舗、教育関係、役所、病院などの医療現場、オフィスなどさまざまです。
知人、友人、近所の人などに紹介してもらうか直接尋ねるかeメールを送るなどしてアプローチをするのが一般的なようです。
学校から決まった場所を紹介されるのではなく、学生達が自分達で考えて、体験先を探します。
とはいえ、殆どの子はこの年齢だと自分から進んで行動する子は少ないので、多くは親が子供と話し合い、子供と受け入れ先の間に入って進めているのが現状です。
息子の学校では、何らかの理由でワークエクスペリエンスが出来なかった生徒さんは、通常通り学校に行き、用意されたカリキュラムをこなしていたそうです。
どのくらい働くのか?
月から金曜日の5日間、大体9時から5時頃まで働きます。
学生の受け入れを決めた職場は、『未成年が働くのに適切な場所である』という証明書を学校に提出しなければなりません。
親ではなく受け入れ先の担当者は、いろいろと学校とのやり取りや記入する書類などがあります。体験中も、自分の仕事の時間を削り受け入れた生徒にいろいろと教え、他に仕事内容などの話をしてくれた人達のコメントなどを、書類にそれぞれ記入してもらうなど手間がかかるので、2回も引き受けてくれた旦那の元同僚には感謝しています🙏
実際にこの年齢では、まだ義務教育を受けている年齢なので、大人と同じように働く事は出来ませんが、下記のメリットがあると思います。
社会見学が出来る
早くからやりたい仕事、興味のある職業などの現場を見れる
興味がなかったが、体験をして将来の職業を決める選択枠の一つになる
働く事の大変さが少し理解出来た
就きたくない職業が分かった😆
などなど。
ぼんやりと将来の夢などを考えていたのが、少しは『働く』ということを現実的に考えるようになったと思います。
興味のある職業に就くには、大学進学か職業訓練など学べる専門学校に進学、または見習いとして働くのが好ましいかなど、ワークエクスペリエンスをする前よりは、将来の事を考えるようになるのが狙いだと思います。
息子は体験中で1番楽しかったのは(楽しむ為に行ったのではありませんが)、ファイナンシャルニュース(金融関連ニュース)を録画しているスタジオにお邪魔させてもらって、実際に簡単なニュースを少し読ましてもらったようです。
担当してくれた元旦那の同僚Aさんと、その他仕事内容を見せてくれたり、話してくれた人達からの話だと、息子は初日は緊張していたものの、2日目からは質問したり自分から近くに居る人に邪魔にならない程度に話しかけていたようです。
息子の感想は、会社にはいろいろな部署があり、いろんな人が働いていて、もし会社員になるなら、大きな会社がいいと申しております。
母の感想は、まだ15歳の落ち着いのないスポーツ三昧の息子が、社会で働いている人達を直に見れて、そこで簡単なお手伝いの体験もでき、何かしら働くという事に刺激を受けたようで、良かったと思います。
親が思っているよりこの歳の子ども達は、外では案外しっかりしているのかも知れませんね。
昨日から夏休みに入りましたが、家の中では成長ぶりがあまり見られない息子ですが、、、。
それでは皆さん、良い1日を
Work Experience for Year 10,11,12
Work Experience ideas for Year 10
娘がY10の時に体験をしたので、ある程度流れが分かっていたので、今回息子の時は体験先を探すのみ。でもこれが1番近所の店舗、教育関係、役所、病院などの医療現場、オフィスなどさまざまで知人、友人、近所の人などに紹介してもらうか直接尋ねるかeメールを送るなどしてアプローチをするのが一般的なようです。親ではなく受け入れ先の担当者は、いろいろと学校とのやり取りや記入する書類などがあります。体験中も、お世話をしてくれた人のコメントなどを書類にそれぞれ記入してもらうなど、手間がかかるので、お願いするのにやや気が引けるのですが。
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