夫の長期滞在中に起きること 夫婦の最悪の状況を避けるには. . .
定年退職した夫が家にいることが多くなり、妻が絶望することはよく聞く話です。
私はまだ定年退職したわけではないが、仕事の事情により家にいることが多くなりました。
バリバリのサラリーマンの時であれば平日は毎日オフィスに篭って、家には寝に帰ってきてるような生活でした。
そして週末は疲れて何もする気が起きない、ありがちなサラリーマン像の生活でした。
その頃は妻が家の中をコントロールしていて、物事は円滑に進んでいました。
しかし、コロナを挟んで私が自宅にいる時間が極端に増えました。
それからというもの定年退職した夫のように、私が家の中に残す形跡が増えました。
私には犬のようにマーキングをする癖があります(笑)。
食材の買い物を済ませて家に持ち帰ると、買ってきたものを妻に見せたがってキッチンの台に置きっぱなししておきます。私の中では確認してもらってから戸棚に片付けようと思うのですが、妻には理解してもらえません。すぐに片付けるよう言われます。
玄関では靴を脱ぐのですが、15分後にまた出かける予定なのでそのままに脱ぎ捨てておくと、すぐ片付けるように言われます。
以前はビルダーを頼んで家の細かいところを修繕していましたが、そんなお金もなく、私にもできなくないとのことでYouTubeを見ながらDIYをしています。DIYというのは日本に住んでいた子供の頃、サラリーマンの父を持っていた私は、父親がDIYをしているところ見たことなかったので、かなり苦労しました。特にイギリスでは古い家のメンテナンスはその家の主が自分でやることが多いことをイギリスに来て学び、それを真似て実行しています。
私が料理をすることも増え、子どもたちは父親がなんでも食べ物を出してくれると思い、お腹が空くと母親ではなく、父親に集ってきます。
いつの間にかキッチンの作業は私が担当となり(正直、キッチンに立っていることは嬉しいことではないが)、家の中で何かしている場所を見つけ、他の家族のメンバーに認めてもらえるようなりました。
私もDIYと料理をしておけば妻や子供に私の存在を喜んでくれると思い必死です。こうやって家の中の居場所を確保しています。
定年退職された方で自由な時間が多くなった分、何もしないでいると家の中の居場所がなくなり気まずくなります。
DIYをしない、遊びまくって外に出かけていた父親を見てきた私には、家事をこなすことが全て新しいことで慣れるまでに時間がかかりました。
将来、完全に定年退職して家にいる時間を上手に使えるように、今のうちに少しずつ経験しながら勉強することで、夫婦の最悪の状況は避けられるのかと思います。
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