我が家のクリスマス支度~イベント編
こんにちは、あずきです。
えっ、まだ早くない?と思われた方、失礼致しました!
私も前までは思っていました。憤りさえ感じていましたよ。気づかないうちにちょこっとずつ始まるんですよね、クリスマス商戦。スーパーにさりげなくミンスパイが置かれ始めるのが夏の終わり頃?クリスマスディナーの予約開始しましたというパブ、レストランの案内などなど。クリスマスソングも12月まで待って!と思ってました。
しかーし、時は移り、子供ができ、クリスマスに家族を招待するようになると、11月くらいから心がざわざわし浮足立ち始めるようになりました。
いやね、私でもまだ遅い方ですよ?あずきのご近所さんにそりゃーもうクリスマス好きの家族(というかママ)がいて、そこなんかは夏休みの途中からもうクリスマスのことを考え始め、我先に!と色々計画を立て始めます。彼らの12月の予定は大変なことになっているでしょう。。
また別のご近所さんはすでにクリスマスのライトの装飾を取り付けたようで、先日日暮れ時に車で通ったら窓上がチカチカしておりました。
ではイギリスではみんなクリスマスが近くなるとどんなことをするのかというと。。。ということでよくあるクリスマスイベントをご紹介。
クリスマスマーケット
ふわりのライター達もこれまで数々のクリスマスマーケットに足を運んでいるようですね。こちらもご覧あれ!
ウィンチェスター リンカーン ロチェスター ウィンチェスター夜 ロチェスター2
11月も後半になると村や町単位でのクリスマスマーケットが週末開催されるようになります。
村単位だと夏のサマーフェイトのように教会やコミュニティセンター等でこじんまり、一日のみ行われるのが常ですが、町、市単位になってくると中心部に色々なお店が出現して、期間も数日から何週間にも渡って行われ、フェスティバル感が増し増しになります。
去年はやる気満々でイギリス第2の都市、バーミンガムのクリスマスマーケットに行ったのですが、感想は。。。期待外れでした!
何故かというと、どの店でもフランクフルトを焼いてホットドッグにして売り、飲み物はMulled Wine(赤ワインにシナモン、生姜、クローブ等々のスパイスを入れて温めたもの)とMulled Cider、ドイツのビールばっかり。私の期待していた色んな食べ物を売る屋台もクリスマスならではのクラフト系、プレゼントにもってこいグッズを売るお店もちょーっとしかなく。イルミネーションを見たり、ライブ音楽を聴きながら雰囲気に浸るにはいいと思いますが、バラエティを求める方には物足りないかも。
クリスマス特別展示&イルミネーション
これはクリスマスマーケットと併設されていたり次に紹介するGrottoも一緒になっていたり、規模は様々です。あずきの近くで有名で豪華なのは、
Blenheim Palace ブレナム宮殿
オックスフォード州ウッドストックという村にある、元イギリス首相ウィンストンチャーチルも生まれたチャーチル公爵家の居住地。色々な映画やドラマの撮影現場ともなっていて、最近ではブリジャートンシリーズやジェームズボンド、ミッションインポッシブルなどなども撮影されています。
ここのクリスマスはすごい!宮殿内は毎年テーマが違って、今年はネバーランド、ピーターパンみたいですね。さらにスケートリンクまである様子。そしてマーケットもファンフェアも外部にあり、めちゃくちゃ広い庭園の一部はこれまた凝ったイルミネーションが!
なのですが、あずきは過去に一度イルミネーションを見に行ったきり。というのも、宮殿だけに、豪華だけに、お値段がドン引きするくらいお高いのです。通常の宮殿と庭園のコンビチケット(12か月有効)を持っているとしても、クリスマスは別料金。庭園を歩くだけでも別料金~。なのでお財布と要相談です。
Waddesdon Manor ウォデスドン・マナー
バッキンガム州の片田舎に突如現れる、こちらもまたまた豪華絢爛なマナーハウスで、財閥のロスチャイルド家のイギリス用邸宅。ここは駐車場に車を停めても建物が見えず、そこからシャトルバスで10分くらい揺られるか、20~30分歩いてやっと建物が見える場所まで辿り着くくらいとんでもなく広大な敷地を有します。
こちらもクリスマスは毎年ハウス内がキラキラ豪華に生まれ変わり、今年は眠れる森の美女がテーマとなっているようで、誰もがうっとり目が♡になること間違いなしでしょう!
こんな感じ☆☆
こちらはNational Trustが運営する建物なので、National Trustの年間パスを持っていると(それでも)半額程度にお値引きがございます(汗)
いやぁ、調べていると行きたくなってきますね。そうそう、イギリスの冬、特に11月から冬時間になってからは日が暮れるのが早くて、気分がどよーーーんとしがちなので、こういうウキウキ、キラキラ、マジカルなのが必要なんだと思います。
Santa’s Grotto
グロットというのは洞窟とか洞穴という意味で、要は特設されデコレーション小部屋にいるサンタさん(通常どこかのビール腹で白髪のおじいちゃんだと思う)を訪ねてちょっと会話をした後プレゼントをもらうというイベントです。
去年娘はまだ2歳になる手前だったので、「このおっさん誰!」という言わんばかりにガンを飛ばし、1メートル以上近づきませんでした。 苦笑
よくファームやガーデンセンター、ソフトプレイなどで特別イベントとして予約して行くケースが多く、あずきはつい先週「あ、そろそろ予約でもしてみるか!」と検索したところ、週末はほぼどこも予約いっぱいで、辛うじて最近予約開始になったファームのGrottoを予約することができました(汗)。みなさん毎年動き始めるのが早くなっているような気がします。
クリスマスキャロル
…が~、な~が~れ~る ころにはぁ~♪(懐かしーーー!)
ではなく、キャロルはもともと聖歌隊で歌われる伝統的な音楽で、中には日本でも歌われているクリスマスソング、例えば「もろびとこぞりて」や「きよしこの夜」もキャロルです。
あずきの夫は以前教会のChoir(聖歌隊、クワイアと読む)で歌っていたこともあり、こちらに来てさらに知るようになりました。さらに息子の通う学校は英国国教会の学校ということもあって、毎タームに一度地元の村の教会でサービスがあります。子供達が踊りを交えて歌う楽しいキャロルも、厳かな雰囲気の美しいキャロルの歌声もどちらもあずきは好きですね。
あずきの好きなキャロルランキング上位3位はこちら!
オックスフォードでは、カレッジによっては大学内にあるチャペルでのサービス(礼拝)が一般公開されていて、本格的なコーラス、伝統的な英国国教会のサービスを体験することができます。この時期はキャロルサービスになり、上記のキャロルなどは毎度おなじみのレパートリーです(一部有料も)。
パント
イギリスにまだ来たての頃、この時期になるとやたら聞いたパントという言葉。子供ができるまで、パントマイムのことかと思っていたら全然違いました。
パントとはシンデレラや眠れる森の美女、ジャックと豆の木やアラジンなど、誰もが知るストーリーをコメディタッチで送る演劇で、観客が声を出して参加できるのが楽しいところ。大体悪役は女装してケバケバのメイクを施された男優さんもしくはシニアの女優さんで、観客からけちょんけちょんに叩かれるのが痛快なのです。
こちらは去年のジャックと豆の木の様子。
ナティビティ(Nativity)の上演
Nativityとは、イエスキリストが誕生するまでの様子を描いたお話です。日本ではクリスマスといえばロマンチックなデートをする日、という感覚ですが、クリスマスはジーザスさんが生まれたおめでたい日なので盛大にお祝いするのです。
身重のマリアさんは夫のジョーゼフと共にベツレヘムを訪れるも町は混雑し泊まる宿がない。やっとのことで休めた場所は馬小屋で、生まれたてのジーザスは飼い葉桶に寝かされ、動物たちが見守る。
恐らくこちらの学校では特に宗教に厳しくない限りNativityの上演は学校の1大イベントではないでしょうか。
日本では保育園、幼稚園からすでにダンスや劇の発表会があると聞きますが、こちらでもこの時期、学校からスクリプトが渡され、衣装の指示が来たり、師走の忙しさに輪をかけるように親は気を引き締めなくてはいけません。
うちの息子は去年はHen(めんどり)で夜な夜な頑張ってコスチュームを作りました。こういうの子供ができるまでは、「うっわ、めんどくさ!」と思ってましたが、我が子のためとなると頑張れるもので、ソーイングの技術もアートセンスも全くないあずきですが、何とか形になりました。
今年のNativityもすでに台本はできており、息子はまたもや動物(まだ何か未定らしい)役。でも去年よりレベルアップしていて、セリフが多くなって少人数での歌もあり、楽しみになってきました。でも衣装作るなら早く動物決めて~。ロバ?羊?牛?
こんな感じで色々なイベントが目まぐるしく起こっている11月、12月。
通常の学校のスケジュールですら頭から抜けて毎朝ばったばたしているあずきですが、ここはちょっと気を引き締めて、何かクリスマスらしいことをしたいと思います。
イベントも盛りだくさんながら、自宅ではさらにありとあらゆることを前もって、綿密に計画しなければならないクリスマス。ふぅぅ~、一息つこう。
次は、我が家のクリスマス支度~おうち編 です。お楽しみに♪
今日から一気に寒くなる様子(氷点下!ひゃー!)。皆さん風邪など引かないよう暖かくして栄養のあるもの食べましょう。
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