家族を失うリスク
今回は一人ぼっちで、話す相手がいない老人の動画を見て思ったことを書きたいと思います。
人はそれぞれで、一人でも寂しくないし、好きなことができて、今の時代ならロボットにでも話せて、まったく問題ないという人は除いてこのお話を進めていきます。
夫婦間のコミュニケーションが欠けると…
よくある話で、結婚して同居しているけど、家の中ではテレビやyoutubeを見ているばかりで、家族間のコミュニケーションがないというのを聞きます。この生活を続けると、あかの他人同士が、愛し合って結婚したけど、その愛も薄れ、またあかの他人に戻っていくという結果に陥りやすくなります。
二人の間に子供ができて、子供と一緒に生活している間は、夫婦は協力して無我夢中で子育てを頑張ります。「家族」という定義をいつも目標に頑張ります。この時、「親子」という関係を重視して、「夫婦」という関係は疎かになりがちです。そして子供が独立して家にいなくなった時に、「親子」から「夫婦」関係にシフトしようとするときに、それまでの夫婦間のコミュニケーションスキルが問われるようになります。この間、ざっくり20年。その間に夫婦のコミュニケーションが取れていないと、そこで危機が訪れ離婚して自分の人生の改善に向かおうとする人も多くいます。
冒頭で話した一人でも問題ないという人は結婚もしないでしょうし、家族を持ちたいとも思わないでしょう。しかし、そうでない人は誰かと一緒にいたい、この人と一生一緒に暮らしたいと思って結婚するのです。でも、そのメンテナンスがうまくいかないと、離婚ということになります。愛があれば平気と思うばかりでしたが、実は相手は、コミュニケーション量低下で愛を感じていなくなっていたかもしれません。
離婚しても子供達が救ってくれるかも
離婚したから家族を全て捨てるということではありません。特に子供がいるのであれば、やはり血の繋がった親、子供とは仲良くできるでしょう。最近のテレビのプログラムで見た話ですが、コメディアンが78歳になるお父さんを連れて世界旅行に連れて行く話です。そのコメディアンとお父さんが常に会話をしながら楽しく旅行しています。途中、そのコメディアンはお父さんに楽しんでもらいたいと旅先でいろいろアレンジします。自分が年をとったときに、自分の子供に旅行のお世話なんかしてもらったら嬉しいですね。いい話です。
一人ぼっちになった老人の動画を見てという話でしが、その老人はいろいろな事情があって今は一人です。その背景は知りません。悲劇が起きて家族を失ったかもしれません。パートナーが他界してしまったのかもしれません。
子供にも見捨てられると
しかし、ここでの話は、仮に夫婦間でコミュニケーションを取らずに離婚して、子供も去ってしまったと仮定しましょう。動画の中で言っていたことは、「一人で寂しい。一週間誰とも話してない。」この人は一人になることが苦手な人だと受け止めました。そんな時に頼れるのはまずは身内です。ところが、自分が家族とのコミュニケーションを怠ったために家族はみんな去ってしまった。そうしたら後悔しても後悔しきれないです。
対策
そうならないためにも若いうちに家族との時間、夫婦での時間を大切にしていかないと自分もそういう目に合うのではないかと心配になります。
自分も動画やラジオをイヤフォンで聴いて家の中で作業をすることがよくあります。家族が家にいる時でもそういった行動をとり家族メンバーからのコミュニケーションを完全に遮断してしまうことが多くあります。知識としてインプットする作業も大切ですが、アウトプットしてコミュニケーションをとる行動もバランスよくしないと、「家族解散」の可能性もあり得ます。気をつけようと思います。
アウトプットが苦手ならば、まずは聞いてあげることかなと思います。それに対して指図をすることは相手が警戒し、反抗します。そこは、もし不快に思ったら自分の気持ちを伝えるだけでまずはいいのかと思います。自分の希望、自分ができないことを相手に押し付けることはあまりワークしないということに気づきました。そして、嬉しい時には褒めてあげることですかね。これ私は苦手です。ここができるともう少し家族のみんなとも笑いが増えるのかなあと思っています。
おめでとうございます㊗️??
先日、親戚に結婚60周年のお祝いメッセージを送りました。尊敬します。未だにお二人健康で仲良く暮らしています。お互い優しく、意見を交換している様子はいつも伺えます。とても幸せそうでした。
まとめ
家族との関係、コミュニケーションをとることに関してまとめると、
- 一人で誰とも話さない生活はつらい。
- テレビ、動画の生活で家族とのコミュニケーションが減る
- 結婚後、夫婦関係をメンテナンスしないとあかの他人となる
- 親子関係に重視しすぎて、夫婦関係が疎かになる
- 子供を育てる段階が終了した時の夫婦関係に気をつける(20年のギャップ)
- 老後に一人ぼっちで寂しがっている人がいる。原因は家族がいない。
- 常にお互いに話すという機会を持てば夫婦関係も保てる(「愛があれば会話はいらない」という願望だけでは難しい)
- 知識のインプットも大切だが、アウトプットとのバランスを取るようにする
- アウトプットが苦手な場合は聞くだけでもコミュケーションはOK
- 家族を失うリスクを把握して、夫婦関係、親子関係を見直してみる。
以上、一人ぼっちのお年寄りを見て思ったことを述べてみました。皆さんはどう思いますか?ご意見いただけると嬉しいです。
しかし、結婚60周年はすごい。
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‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。
ひとりぼっちの老人。余程強靭な肉体の持ち主なのか?と思い今回の記事を読み進めました。
が、中味は、自分が家族に対してどう接して行くと、老いた時孤独にならないかの具体的な筆者さんの考えを知れて良かったです。
ご親戚の結婚60周年おめでとうございます。最近私も両親の結婚45周年をお祝いし、感謝と尊敬の意を伝えました。 私は夫婦の話に口を突っ込む年齢でも無いので、娘の立場から見ると我が両親ながら『ふたりでひとつ』の様な間柄で、帰省した日の帰り際には手を繋いで見送ってくれるふたりに『ごちそうさま』と言います。(犬の二匹もそれぞれ小脇に抱いて)
日本語に『子は鎹』とか『夫婦喧嘩は犬も食わない』と有りますね。
我が家はどうだったのかな? 両親にしかわかりませんね。
ひとりのひととして他人の生活を眺めて、自分を振り返り、未来の為に自分をどの様に良くして行きたいかという前向きな姿勢は、私も常に心に留めて過ごして行きたいと思います。
付け足しに。
私の父はそれはもう多趣味で、楽器、レコード、プラモデル、映画作品と小説で趣味部屋が倉庫になり、一人で居るのが好きなひとで、口数も少ないです。
しかし、孫と動物とはとても仲良しで、弄られて居ます。
そして父の趣味はほぼ子供たち全員引き継いで居て、小説以外は孫たちにも参考になると良いなと思っています。
小説は電車時刻トリックの事件推理小説なので….笑笑
コメントありがとうございます。お父さんの多趣味すごいですね。よく趣味がなくて退職後に困る人がいるようですが、その心配はなさそうですね。幸せそうなご両親で羨ましいです。