死神の目;第3の目が開いていた時の話
おはようございます。スメラルダです。
ロンドンは長雨が続き向こう一週間もずっと☔️☔️☔️マークでございますよー。
寒いか?と聞かれたら、そうでもない。ちょっと変な気候ですね。
しかしながら、寒いの、暗いの言っていても、明日は冬至!!!! ボケーっとしてられませんよ。
話せばまた長くなるので今日はお話しできませんが夏至も冬至も太陽のエネルギーを受ける量という意味でスピリチュアルな観点では大きなターニングポイントでもあるのです。いや、太陽に当たる量の話をしているのではありませんよ? 松果体が受ける(はいググって)エネルギーの圧力の違いの話になります。また、変なことを言い始めた。。。
そう思った方
ご安心ください。 今日はスピでも陰謀論でもございません。人間の能力についてのお話です。
私たち人間(ホモ・サピエンス・サピエンス;現生人類)という生命体はこの天の川銀河の中でも最高傑作であると宇宙人の間では有名な話ですが、実際にどれくらい凄いのか、普段の生活では立ち止まって考えたことありませんよね。
例えば棘が足の裏に刺さったとします。棘ぬきで抜こうにも失敗。するとそこは赤く腫れ水を溜めます。水ぶくれの下には薄く新しい角質(皮)ができ始め水ぶくれとなった部分は隔離されます。よーく見ると数日前刺さった棘が水ぶくれの袋の中をプカプカ泳いでいるのが見えるでしょう。新しくできた角質(皮)が十分に強くなった頃、自然に袋は破れ水とともに棘も外に出てきます。このように一生にたった一回あるかないかの緊急事態にもあっさりと人体は対応できるのです。人智を超えた叡智を宿しているのが私たちの人体なのですねぇ。
現代人は残念ながらその叡智を生かす、コントロールするという能力には長けていないのが現状です。。あー残念。
しかしながら、私はふとしたことからその能力の一端を垣間見ることがありました。
転職して総合病院の前にある薬局に勤務していたことがありました。まだまだいろいろアナログの時代、病院からくる処方箋をさばくのはとても大変でした。
仕事の流れ的には以下です。
0 患者さんが薬局に入ってくる
1 患者さんから処方箋を受け取る
2 処方箋の患者さんの生年月日を見て巨大な引き出しいから薬歴を探し出す。
3 薬歴と今回の処方を比べる。処方の変更、または独立処方の有無の確認。飲み合わせが不可の薬、患者さんの疾患によって飲んではいけない薬の確認。薬のアレルギー有無は簡単に患者さんに質問。必要があればドクターに連絡(文句)
4 薬袋に患者名と飲み方を書き、飲み方の違う処方は別の薬袋に分けて書く。
5 後ろの薬局内で集められてきた薬の数と名前を確認して患者さんに説明しながら手渡し会計。
2−5を数分でやります。この間にも次々に処方箋が流れてくるのでその間も対応。
土曜日の午前中も診療している親切な病院でしたので薬局は嵐のようでした。
時間で交代しカウンター係から薬局の中の「薬を処方箋通りに集めてくる係」にもなります。
が、一度嵐が始まるとそのタイミングすらほぼ取れない忙しさです。
全員、完全に仕事に集中し気がつけば業務終了時間までほぼ会話(私的な)がないという状態でした。
ロボットのように手を動かし、ひたすら文字と数字追っているのが土曜日。
年末、お盆前も病院が数日お休みになるということもあり、普段以上に忙しくなりロボット化します。
患者さんもロボットと会話しているようだと思っていたことでしょう。。
ある土曜日、ものっすごい処方箋の嵐の中、ハッと自分の行動のおかしさに気づきました。
上にあげました順番のうち0の時点でその患者さんの薬歴を探し始めるのです。
0からいきなり2に飛んでるんですよね。
三人ほぼ同時に入ってきても三人分を処方箋を受け取る前に探し始めます。
なぜだろう。 (実際は考えてる時間もなかったのですが。)
あっさり。。。次の患者さんが入ってきた時わかりました。
患者さんが入って来ると、目の前(正確にはおでこ?)にその患者さんの薬歴が写真のように現れ、私はその浮かんだイメージの薬歴の氏名と生年月日を読んで引き出しから実物の薬歴を出していたのです。
その方が速いから、いいと言えばいいのですが。。 順番がおかしいでしょ。
漫画の『Death Note』をご存知ですか? 死神には本名と寿命がその人間の頭の上に見える、あれは本当かもしれませんよ。
患者さんが薬局に入って来ると目の前に薬歴が現れてそれを読めるんですから。
仕事仲間は「速いなー」とは思っていたと思いますがまさか私が死神の目を使っているとは思わなかったでしょうねぇ。。
死神の目を手に入れてからはちょっと不思議な勘も働くようになりました。
忙しい時間帯になると10人分くらいのトレーが積み重なり早くやれと圧をかけてくるのですが、なぜか一つが気になり、それが決まって、不備があったり、ドクターに文句をいうパターンの内容だったり。なんだか知らないけど何かがわかる!という感じでした。
しかし、死神の目をコントロールできるわけもなく、平日の比較的ゆとりのある時間帯は人間に戻ってしまいます。『あらー本田さん、今日はこのままお出かけですか?」などと世間話しながら薬歴探したり。。
そのことを誰に言うでもなく日々は過ぎて行きました。
今、これを説明するとしたら、右脳のちょっと上のレベルを使っていたのだと思います。「左脳は思考の脳」と考えればあの忙しさの中必要な情報を処理していく以外は機能停止。右脳の役目、自動処理脳は手先の動きの自動化に使われている状態なので、ほぼいっぱいいっぱい。その中で毎回違う内容の仕事の指示が脳に送られるので、それを処理するのに違う部分の脳を使い始めたのではないかなと思います。
「右脳パワーがすごい!」聞いたことありませんか? 私の個人的な意見ですが右脳はあくまでも「自動処理の脳」。すごいけど、計算、運転、自転車の運転、イメージでの記憶(例;Mont-Saint-Michelの写真を見て一瞬でそれと認識できること)など、自動処理能力の域は出ないような気がします。
人間の脳が本来の能力を発揮するのは左脳も右脳も自分の思考が割り込めないくらいいっぱいいっぱいの時。
今まで使ってなかった超意識を持ってきて処理し始めるのかなと。漠然と思っています。
薬局と同じ環境を作るのであれば死神の目の開発方法はいくらでもあると思います。
1000本ノック法(大真面目)7色くらいのボールで鬼監督からノックを受ける。色によって返すボールの方向を変える。色のないボールが来たらとらない、特定の色が来たら特定のタスクをこなすルール。1000本も毎週土曜日にやっていればいつか 鬼監督がボールを選ぶ前に自分がボールを返さなければいけない方向がわかるようになるのでは?
ジャグリング法 ジャグリングができるようになったら、次々といろいな物を投げ入れてもらい絶えずジャグリング。その間じゅう山手線の駅の名前、都道府県の名前を次々に言うゲームをする。(厳しいかしら)
夢がありますね。
そうそう、もしかしたら右脳の役割に詳しい方は「スメラルダさん、それって右脳がイメージで記憶したものを忙しいときに潜在意識の記憶から引っ張ってきてるだけで、あくまでも右脳の領域超えてないのでは?」とおっしゃるかもしれません。
でも違うのですよ。 死神の目は今まで見たことのない薬歴、私があったことのなかった患者さんの顔を初めて拝見した時も出てくるのですから。。。
そして、このことがきっかけでちょっと病院内のややこしい事情を知ることとなるのです。
続きは次回!!
「今日はギリギリ、おかしな話にならずに済んだようで。よかったよかった」
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