在宅勤務で気づいたこと

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コロナウィルス感染対策でイギリス政府が自宅待機要請を出してから日曜日で4週間が終了、昨日から5週目が始りました。イギリスのコロナウィルス感染者が12万人で世界第6位、死者数が16,000人で世界5位、人口比率で見る100万人に対する死者数も237で世界5位と上位をいっています。しかし100万人に対しての感染者は1,800人弱で10位。致死率が高いことが伺えます。病院のベッド数が1000人の人口に対して日本は13、ドイツが8、イギリスは2.5とこれを見ても医療環境が他国と比べると劣っているのが分かります。そして、テストを受けた人数を比べると、100万人を基準とすると、ドイツは2万人、イギリスは7,000人と、テストができる環境も他国に比べて衰えているように見えます。これが理由で政府は初期段階で病院に行くのは控えるよう勧めているのだと思われます。

2年続くかも

新型コロナウィルスの収束が気になるところです。世界中がそろそろこの話はもううんざりだと思い、いつになったら普通の生活に戻るのかが気になり始めました。ところがそんなに簡単に元の生活に戻れないだろうというのが多くの科学者の意見です。ワクチンを開発するには1年半ぐらいかかると言われているし、たとえ、2ヶ月のロックダウンが成功でみんな学校や会社に戻ればまた新型コロナウィルスが蔓延しはじめるというのが大方の予想です。イギリスは既に自宅待機要請を先週終了の予定でしたが、さらに3週間引き延ばしました。経済が気になる国のリーダーたちは早期の解放を実施して、また感染拡大でロックダウンと、この繰り返しを続けながら2年かかるのかもしれません。

家族に会えないリスク

今は大型旅客機が空を飛んでいません。飛んでいるのはプライベートジェットのような小型機ばかりで、我々一般庶民では乗れそうな飛行機ではありません。自分の家族から離れて海外生活を送っている人、特にふわりいぎりすのメンバーは日本に家族がいるという人が多いですが、その家族にしばらく会えないリスクがあります。それを思うと本当に悲しくなり、ビデオ電話などで話せる機会を貴重に思いながら、家族との連絡を取り合っています。今は、お互い健康に頑張るしかありません。海外にいる家族のためにも、自宅待機を徹底して、新型コロナウィルスにかからない努力をするべきですね。

在宅勤務で気づいたこと

雇われサラリーマンは日々会社に通勤時間に往復2時間使い、残業を毎日2時間こなし、平日は家族との時間をつくるのが大変難しいです。しかし、在宅勤務になると、通勤時間の2時間を削ることができ、会社での無駄なミーティングを避け、効率的に作業が進むように思えます。ただし、自分の周りの空間には会社の上司や同僚ではなく、家族がいるわけです。

会社であれば、会社のキッチン、トイレ、ゴミ箱を使い、掃除も清掃員がやってくれる。しかし、在宅時に、もし自分たちで掃除片付けをやらないで、半日気を抜くと、どんどん周りは汚れていくばかり。食事は3食取るわけですから、汚れた食器もすぐにいっぱいになります。会社への通勤時間節約に代わって自分の家だと、家の中の管理に費やす時間が増えます。

家族内で話し合い、誰が何の役割を分担されて、それを意識して行動していくか、家事においても細かく行動していかないと、家庭内での不満が増えることになります。まさしく会社で上司に振られた仕事をこなしていかないと、クビになるのと同じですね。家庭内でクビが起きる時はそれは残念なことが起きる時ですが、そうなる前に(家庭崩壊する前)にしっかりと意見交換して気に入らないこと、やってほしいことははっきり伝えたいと思います。

今週のニュース報告

悲しいニュースばかりで、コロナ鬱になりがちです。そしてコロナウィルスとの戦いは長期化が予想されます。頑張ってウィルスと戦っていきましょう。

One World

家の中で依存度が増しているのがYouTubeやネット配信映画、ニンテンドーのゲームなどではないでしょうか。外出制限が世界の人口の半分以上の地域で実施されている、この機会にYouTubeで盛大にやろうと、スーパースターたちがソーシャルメディア上で集まって、それぞれの自宅やスタジオで歌を歌い、それを無料で配信、そして募金活動を行っています。YouTubeで「One World」を検索すれば出てくるので、特に洋楽が好きという人は見てみてください。昔「We Are The World」といった曲をスーパースターたちが募金を目的にスタジオに一緒になって歌っていましたが、今はコロナウィルス感染者がクラスター(グループ感染)を起こす可能性があるので、スタジオに集まってなんか収録できません。スーパースターたちも在宅勤務です。時代が変わりましたね。

ニューヨーク州でマスク義務化

アメリカの感染者の半分がニューヨーク州と言われる中、知事は、マスクもしくはバンダナなどの代用品の着用を義務付ける行政命令を発令しました。日本ですと普通に聞こえますが、マスクをしない西洋人にとっては、日本人が室内土足可ぐらい違和感があると思います。マスクなんてしたことないから、まずはマスクの付け方から勉強した方が良さそうです。下のツイッターの紹介はそんな西洋人様子をとらえた瞬間です。

日本全国一律10万円

日本がやっと動き出しました。最初は低所得世帯のみ30万円支給と言っていましたが、変更、10万円の給付に所得制限を付けないで一律に支給する方針で調整しているということです。ただし、ある大臣は取りに来た人だけと言ったり、ネットでの申し込みなど、パソコンの使い方がわからない人には不利な条件であったりして、政府の積極性が全く見られません。これでマイナンバー所持者なんて条件が出たら、全国民の20%ぐらいしか保有していないので、全く景気の下支えにはなりません。住民票保有者であるのであれば全国の国民に10万円が行き渡るのでいいですね。4人家族なら40万円、大家族には朗報です。しかし、早くても5月末か6月ぐらいに制度が実施されるようで、それまで耐えられない国民が続出するのではないかという懸念が焦点になってきます。そして、コロナ禍が長期化する場合は10万円の支給が1度では足らないと思うので、その対策も視野に入れないといけないですね。

ワクチンの臨床実験

各国で急ピッチでワクチンの開発が進められています。英オックスフォードでも研究が進められていて、7月ぐらいからワクチンの臨床実験が始まるそうです。気になるのは、商品化するまでに何日かかるのか。アメリカでは抗ウィルス薬でコロナウィルス感染重症者113人中、2人死亡で他は1週間後に退院したとあります。これは期待できるかもしれません。

原油の価格がマイナス

初めこのニュースを聞いた時は、なんのことかよくわかりませんでした。「ガソリンスタンドに行ってガソリンをもらうとお金がもらえるの?」と素朴な疑問を持ちました。そしてニュースを読んでみると、先物商品市場で取引されているアメリカ産原油価格が史上初めてマイナス圏で取引されたとのことです。これは航空機などの飛行停止、人の移動も激減して、原油の需要がなくなり、貯蔵しきれなくなって、そのコストがかさむため、パニック的な原油の売りが出たそうです。ガソリンスタンドでガソリンを引き取ってくれたらお金がもらえるなんてことはないでしょうが、商品市場がおかしくなっているので、さらに他の金融商品に波及する懸念はまだまだありそうです。

貧しい家庭へのパソコンの配給

今週はイースター2週間休暇明けの週で、子供たちの家庭学習が始まりました。貧しい家庭で、コンピューターのないうちへのパソコン配布なども政府は検討しているようです。学習の環境が整ってない不利な家庭への支援は必要ですね。世界で何が起きているのかわからない子供が、いきなり手洗いうがいを覚えさせられて、学校が休みになりました。学校の友達に会えない不安でいっぱいな子供達に頑張って欲しいです。

今我々ができることは自宅に待機して感染を広げないことです。自宅待機を徹底して、ウィルスと戦って、今週も頑張りましょう。


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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