50歳から始めるヴァイオリン
こんにちは、ふあにゃんです。ロックダウンも明けて師走ですね~。あっという間の2020年がもうすぐ終わりです。去年の今頃は、今年がこんなことになるとは思いもよらなかったし、来年の今頃がどうなっているのかも予測不可能です。
今一番気になるのは来週から世界に先駆けてイギリスで始まるワクチン接種!本当に効くなら、もう春には普通の生活に戻れるの?副作用は?なんかイギリス国民が世界の実験台になるみたいで怖いよ~!しかし、そうとも言っていられないほどイギリスはコロナ蔓延しているのか!?
さて、前回の記事に書いた通り、私にとっての今年一番の大仕事は、ピアノの試験にチャレンジしたことでした。それが終わり、もちろんピアノはこれからも一生続けていくけれど、ひと段落ついたことだし、ひとつ新しい趣味を始めてもいいんじゃないかな~と思いました。そこで手を出してしまったのがヴァイオリンです。
ヴァイオリンって、身近に弾いている人がいる割には、実は触ったこともなくて、一体どうやって音を出しているのかもさっぱり分からず、一度どういう仕組みになっているのか知りたいと思っていました。切ない音色も好きだし、弾けるようになったら楽しいだろうな~という、軽い気持ちで。
気軽にレンタル
後押ししてくれたのは、初期費用の安さ。高い楽器を買わなくても、月額9ポンドでレンタル出来るんです。ちょっと試してみて続かなそうなら辞めればいい。
幸い、友人のヴァイオリニストがオンラインでレッスンもしてくれます。ここまで好条件が揃ったら、やるっきゃないでしょ!
ネットで気軽にポチっとレンタルを申し込んでから数日後、ヴァイオリンが届きました。
チューニング
しかし届いたはいいけど、楽器をどう扱っていいのか分からない、手も足も出ない状態でした。ピアノだったら蓋を開けるだけで音が出るんだけどな~。
まずはチューニングだ!ギターのチューニングしかしたことないけど、なんとかなるだろう。スマホのチューニング・アプリを使えば、正確な音に合わせられるし。YouTubeを参考にしてトライしてみました。
ところが、既にチューニングしてあるはずの弦が、4本全て思い切り狂っているんです。微調整どころではない、これ弦が間違ってるんじゃない?って思う位の外れ方です。すでにピンピンに張ってるのに、これ以上引っ張ってもいいのかな~と思いながら、一応慎重に締めたつもりだったのに・・プッチーン!A線が切れてしまいました。ガーン!安い楽器だから!?
取扱注意事項
ヴァイオリンは思っていたよりもずっとデリケートな楽器でした。ヴァイオリニストの友達がいろいろ教えてくれるのですが、取り扱い注意事項があり過ぎてクラクラしてしまいました。ピアノなんか上に乗っかったって壊れないのに!気楽に始めるつもりが急にハードルが上がりました。
切れてしまった弦は仕方ないので、新しいのを買うことにしましたが、問題はそれをどう張り替えるか。コロナ禍だし、ヴァイオリン屋さんなんて近所に無いので、またしてもYouTubeさんにお世話になって、なんとか自分でやり遂げました。
それ以来、弦は切っていません。チューニングも回を重ねるごとに楽になってきました。毎回そんなに狂っていないし。あの初回の異常な狂い方はなんだったんでしょう?
レッスン
ヴァイオリンを初めて手にしてから、すでに3か月弱経ちましたが、まだレッスンは3回しか受けていません。始めた途端に仕事が忙しくなってしまったので。
早くも挫折フラグが立っていますが、幸い友人先生からレッスンは不定期でも良いと言ってもらってるので、有難く続けたいと思っています。ピアノの先生としては、習い始めた楽器をすぐ辞めるなんて恥ずかしいですからね。
しかし、大人(しかも50歳!)になってから楽器を新しく始めること、趣味を新しく始めることの難しさを実感しています。これは、ピアノの先生としては収穫。
新しい楽器は、もう何から何まで分からない。基本的なことも間違っている。何が間違っているかも気づけない。ああ、ピアノを初めて習う人もこんな気持ちなのかもしれない。私が当たり前だと思っていることも、もっともっと丁寧に説明しなくちゃいけないんだと思いました。
大人の趣味の難しさ
習慣になっていないことを習慣化するのは本当に難しいですね。忙しい普段の生活の中にどう取り入れて習慣化させていけばいいのか?あまりストイックになって疲れている日に無理して練習しても楽しめません。かと言って間を空けてしまうと、どんどん億劫になります。習ったこともあっという間に忘れます。
私にとってピアノは子供の頃から弾いていて、練習するのが当たり前で習慣になっています。練習しない期間が続いてもすぐに元に戻れます。ピアノをやってる私に、「頑張っていて凄いね」って言ってくれる人がよくいるのですが、もう習慣になっているので、全然凄いことじゃないんです。「毎日お風呂に入るなんて凄いね」って言われているのと同じ。
そんなわけで前途多難です。素早い上達なんか、とっくに諦めていますが、亀の歩みでこれからもヴァイオリンを続けていけたらと思っています。進展があったら、またここでお知らせさせてくださいね。
いつか、うっとりするような音が出せるようになるといいなあ。
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。