イギリスの観光地 密、密、密 〜密を避けて穴場ビーチへ〜
夏がきた〜!イギリス人にとっての気温20度
まだ5月末でちょっと早いかもしれないけど、5月だろうと6月だろうと暑いと思ったら夏が来たということでイギリス人は解釈している。短い夏だから20度を超えればそれはもう夏日。
2021年今シーズン、最も気温の高い日が今週訪れている☀️
気温22−25度がしばらく続き、直射日光下では30度以上の体感温度。ある人はこれだけの暑さで熱波と表現してしまうほど、イギリスにとっては気温20度以上は大騒ぎ。
ヨーロッパでの赤ワインの常温の定義が日本の暑さでは通用しなくて、暑い夏の日本では冷やした赤ワインが美味しいのではと議論になっているが、その日本の暑さを経験している人は、なんでこんな程度の温暖な気候で大騒ぎしているのかと不思議に思うだろう。
日本の夏にはもう15年以上も帰っていない我が家にとってはその暑さはわからないが、イギリスの寒さ、短い夏は十分経験済み。だから僅かなチャンス、20度の気温で陽がさせばもう夏。海にでも出て、夏を満喫するようになった。
みんな旅行に行っていいなぁ〜うちも行きたい〜でも我慢
今週は学校のハーフターム、期中の1週間休みということで子供たちは家で暇そうにしている。学校のクラスのソーシャルメディアのチャットルームからは夜行列車でスコットランド、湖水地方、ブリストル、コーンウォール、コッツウォルズ、ブライトンとそれぞれの家族が、このロックダウン解除後の小旅行を楽しんでいるようだ。
しかし、海外に行っている家族の様子はみられない。国内旅行が主流のようだ。世界各国、コロナで海外に行く人は少なく、どの国も国内観光需要が高まっている。
ホテルの価格設定がエグい
「じゃあ、うちも行くか!」と張り切ってブッキングドットコムのサイトを開いて、観光地周辺のホテルをチェックしてみるものの、ほとんどが満室で、まれに空いていたとしても、値段がロックダウン明け価格になっていて、とても通常の1泊の値段ではない。主要道路沿いのビジネスホテルのようなものが家族4人で1泊£250(38,500円)から。
2010年からヨーロッパ大陸旅行を毎年していたので、イタリアやスペイン、フランスの価格の安さ、そして山、海に囲まれた素晴らしい自然をよく理解していて、そのクオリティに対する値段と比べると、イギリスの平坦な土地の大通りの隣に泊まって、一泊£250はコスパが悪く、どう見ても間違った価格設定にしか思えなくて手が出ない。
ということでコスパの悪さを考慮した上で、我が家の小旅行は却下になった。インド型変異株ウィルスの蔓延も進んでいるので、あまり人が混んでいるとこには行かないほうがいいと天からの声が届いたと思えば我慢できる。
秋や冬にもっと自由に歩き回れる時が来てから旅行に行ってもいいかなと思う。それまで我慢。
でも、やっぱり出かけた〜い!! 海 日帰り
とは言っても、せっかくのいい天気、やっぱり外に出たい。そして海が見たいと思った。ところが、ニュースを見ると各地のビーチは下の写真の人混み具合。これでは変異株ウィルス蔓延の心配しているのに、大勢の人がいるビーチに行くのは本末転倒。しかし、友達の情報で人気スポット以外であればそれほどビーチに人はいないとのことで、それでは行ってみようとイギリスの南東部に向かった。
人気スポット ブライトンの様子は?
ロンドンから直行の電車で1時間ほどで行けるビーチ、ブライトンは超人気の観光スポット。下の写真を見るとそこそこの人出。でも、外にいる限りは、なんとかソーシャルディスタンスを保てる範囲かな。でも、今日はブライトンではないのだ。
St Mary’s Bay 砂浜ビーチ
ブライトンから東にはドーバーまで、Brighton, Eastbourne, Hasting, Folkestone, Doverと大きな町が並んでいるが、Folkestoneの手前のSt Mary’s Bayというところに行ってきた。
イギリス南東部は石の砂利浜ビーチが多く、砂浜?でパラソルのもとピナコラーダ?を飲みながらゆっくり座れるという感じではない。
砂利浜ビーチの様子⬇︎⬇︎⬇︎ 行きたいのはここではなく砂浜!
今回の目標は砂浜で人混みの少ないところ。
そしてようやく見つけた砂浜ビーチ
St Mary’s Bayに着くとバンクホリデーの休日の月曜日と学校のハーフタームも重なり駐車場?はいっぱい。でも、ビーチ?の様子を見るとそれほど密ではなかった。やはり穴場なのか、ビーチにはゆったりと座ることができた。そして砂浜で砂で遊ぶことができて、子供たちも喜んだ。
時間限定砂浜ビーチ
しかし、時間限定の砂浜。引き潮の時は砂が見えているのだが、満ち潮になると砂浜の部分が消えて、砂利浜化してしまうので、砂浜?で遊びたい子供たちをガッカリさせないために時間を選んで行くと良い。午前中8時ぐらいから午後2時ぐらいまでは砂浜で遊べる。以下のようにアプリで満潮干潮チェックもできるのでぜひ活用していただきたい。
そのほか、Dymchurch, Folkestoneと南東の海岸は、ブライトンより比較的人が少なく、コロナ禍で蜜を避けたい時はおすすめのビーチとなる。
Dymchurch Beachの様子
Folkestone Beachの様子
ミニ蒸気機関車 Dymchurch
Dymchurchで海で遊んだ後にミニ蒸気機関車に乗るのも良い。
ミニ蒸気機関車の線路が22kmの長さ通っていて、観光の目玉となっている。以下の写真でその様子がうかがえる。詳しくはホームページのリンクから。
最後に
今回はイギリス南東部の人の混まないビーチを紹介してみた。ホリデーシーズンとロックダウン明けプレミアムが重なって、手が出ないホテル価格を横目で見ながら、日帰り旅行で心を落ち着かせるのもいいものだ。
次は7月後半から始まる夏休みでイギリス人たちが大きく移動する。予約が遅れて値段が高騰してから予約するようなことがないよう今から計画を立ててコスパの良い旅行をしたい。
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