うさぎ?のイーオー前歯を抜く/後編
みなさまこんにちは。
夏休みもオリンピックも始まりましたね。今回の東京オリンピックには賛否両論ありますが、選手の方々にとってはようやく開催してくれたと安堵の気持ちでいっぱいだろうと思います。皆さんのご健闘をおいのりします。また、まだまだ続くコロナ禍の中でお子さんの夏休みを乗り切らなければならない保護者の方々、お疲れさまです。お互いに頑張りましょうね。
ロンドン近郊は、猛暑から一転して普通の気温と天気に戻ってしまいました。人間たちがガッカリしている割に植物たちはホッと一息していることでしょう♫
さてさて、イーオーの前歯物語の続きです。
可愛い顔をしているのに口を開けるとドラキュラのように怖くなってしまうイーオー、初回の研磨の後はこんな感じでした。
うーん、もうちょっと短く揃えられたんじゃ?とも思いましたが、とにかく下の切歯(前歯)が生えてくるのを待つ。そのために毎週VETへ連れて行ってチェックしてもらう事になっています。
イーオーは怖いもの知らず。私たちが抱っこして口を触るとジタバタして暴れます。(ペニーさんはすぐに観念して大人しくなるんですが)うさぎの骨は犬の四分の一の骨密度で折れやすく脆いので、あまり暴れさせて怪我をさせても困ります。今回はVETに任せることにしました。
3回目のチェックアップでようやく下の切歯が生えて来たのを確認。ところが、
「曲がって生えてる〜〜〜」
何と外に向かって斜めに生えて来てしまったのです。
「残念だけど、切歯上下4本を抜いてしまいましょう。何度も麻酔をかけるのは良くないしVET通いもストレスになる。去勢もやってみるわね」
心配そうな顔をする私に
「一度抜いてしまえばまた生えてくることは稀だから、大丈夫よ。切歯がなくても舌を使って上手に口に入れるようになるから。」
そしてまた預けて夕方まで連絡待ちとなりました。
夕方迎えに行ってみるとぐったりとしたイーオーが待っていました。
「上手くいったわよ!睾丸は相変わらずの小ささだったけど何とか取ったから!」
痛み止めと食欲増進剤をもらって帰途につきました。すでに犬化しているイーオー、娘の膝に乗って半分うとうとしています。この後は、感染や炎症が起きないよう注意する事とお湯でふやかしたペレットを食べさせながら干し草(ヘイ)を舌で上手に食べられるようになるまで体重を落とさないことが大事です。
我が家は看護体制に入りました。
ヘイをハサミで短く切って食べやすくして置いておき、ペレットのマッシュを一日ニ回程度。お水は耳の長い犬用の水飲みからいつもと同じように飲んでいたので安心です。何日続くかな?と思っていたら二日目にはヘイを食べるようになりました。さすがフレンチロップ。身体が大きいだけ強いのかな?
そこからは、抜いた切歯の周りの歯茎が回復し少し飛び出た歯根部分を綺麗に覆ってくれるまで要観察です。人間でも歯を抜いた後はかなり気を遣いますから同じですね。
そしてまた毎週チェックアップにVETへ通いました……今回はなかなか歯茎が育ってくれず、毎回また来週来てと言われ続け……
イーオーはいつでもいたずらっ子のような顔をして、庭に出してくれ〜ポーズをしています。イーオーはペニーさんと違って何でも口に入れて食べ続けるので、ペニーさんとの庭時間入場制の他にも庭食事制限時間があります。必ず監視している人間が必要なんです、笑 それにも負けずに、あちこちに隠れながら口に入るもの全部を一生懸命食べようとします。一つ可哀想だったのは大好きなデイジーとクローバーを自分では咬みきれず、私たちがちぎってお口に持っていってから食べていた…ということでしょうか。
私たちが、もうそろそろ歯茎の様子も良くなってきたんじゃないかと予想している最中
突然、イーオーが食べなくなり水も飲まなくなりました。強制給餌を続け痛み止めやお薬もあげたのですが、頻呼吸が続いて三日目にお月様へ逝ってしまいました。
うさぎやギニーピッグ、ハムスターは具合が悪くなると数時間で死に至ってしまいます。イーオーは計五日間も頑張ってくれました。頻呼吸の最中でも、触ってマッサージするといつものありがとうの歯ぎしりで応えてくれていました。
ロックダウンが始まってからお迎えして、ロックダウン終了とともにお月様へ逝ってしまったイーオー。
私たち家族はイーオーに恋をしていました。ずーっと家族だよ。ありがとうイーオー。
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