手書きの地図でスコットランドへ その2
念願の2年ぶりの旅行に行けることになってキャンピングカー(モーターホーム)を借りてスコットランドに来ています。先週の記事ではキャンピングカーを借りるまでの経緯やスコットランドの豆知識、ロンドンから2日間かけてたどり着いたLoch Lomondの様子を紹介しました。
本日はそのスコットランドで訪れた観光地スポットを紹介して行きます。ハリーポッターファン、ハイキングファンにはとても興味ある記事となるのでぜひ最後までよろしくお願いします。
本日のスコットランド行ってみたい場所お品書き
- 西回り
- Queen Elizabeth Forest Park
- Loch Katrine
- ハイランド牛
- Falls of Dochart
- Glencoe
- Ben Nevis
- 軍隊の練習跡地
- Seafari Oban
西回り
山々の連なる西側がスコットランドガイドブックの推しで、2週間のドライブコースが載っています。先週もお話ししましたが、まずはグラスゴーからLoch Lomondに辿り着き車中一泊。そして2日目にはLoch Katrineに滞在。ここでは湖の周りを持参した自転車で湖の周りをサイクリング。
Queen Elizabeth Forest Park
Loch LomondからLoch Katrineに行く途中にパークがあって1時間程度のハイキングコースが楽しめます。森の中に現れた鏡のオブジェなどで空間を楽しみ、木の間にぶら下がるハモック、滝、ブルーベリー摘みなので有意義な時間が過ごせます。
モーターホーム豆知識ー毎晩、キャンプ場の予約をとり、そこにキャンピングカーをとめることになります。テントと共同のものもあれば、キャンピングカー専用のキャンプ場があります。夏休みのピークシーズンということもありその日に訪れて予約しようとすると満車で入れないことが多々ありました。そんな時は路駐泊も覚悟でしたが、なんとかキャンプ場を見つけることができ、幸いそれは避けることができました。路駐泊で困る事は、100ℓ入るタンクの水が、普通に四人がシャワーをしていたら2日間持ちません。あとトイレは1日で満タンになるのですが、森の中などに捨てると罰金になるので、なるべく車内のトイレを使わないよう気を使います。
Loch Katrine
Loch Katrineに着くと、船に自転車を乗せて対岸から自転車で湖の周りを帰ってくるのがお勧めのコース。我が家は残念ながら夕方に着いたので船のサービスは終了しており、自転車で軽くサイクリングをした程度ですが、湖の横を自転車で運転していくのは気持ちの良いものでした。
この晩はLoch Katrineの駐車場に与えられたスペースで1泊。コンクリートの上で電源だけの供給でした。
ハイランド牛
3日目、スコットランド西側をさらに北上です。その途中で出会ったのがハイランド牛。スコットランドに生息する牛です。正式名は「スコティッシュ・ハイランド・キャトル」と言います。Lake KatrineからFalls of Dochartに向かう途中のCallanderという街の近くの道路沿いから見えたので立ち寄ってみました。お土産屋さんもあります。
Falls of Dochart
更に北に向かいます。だんだん周りがゴツゴツした石の風景に変わってきて、スコットランド西側の独特の地形を表現し出しました。着いたのはFalls of Dochartでだだっぴろく広がる岩の間を水が流れています。傾斜は緩いので岩の上をジャンプして向こう岸まで渡れます。
Falls of Dochart Inn Restaurant
橋の目の前にある1軒だけのレストランがとても人気で、というか独占状態でしたが、なかなか美味しく、別の場所で出会った夫婦は、このレストランで結婚記念日を過ごすんだなんて楽しみに話していたので、地元では有名なレストランのようです。
Glencoe
Falls of Dochartから北西に1時間ほど車を走らせると山々が連なる間の道をすり抜けるようにGlencoeに向かいます。ここはあの有名な映画ハリーポッターの撮影場所としても有名であります。
Ben Nevis
Glencoeを見た後はキャンプ場に1泊後、4日目はイギリス最高峰の山ベンネヴィスを目指しましました。高さ1,344mと日本の山と比べるとそれほど迫力はありませんが、車で頂上まで行けるような道路はなく、人間の足で麓から上がる方法しかないので、4−5時間かけて登ります。登山用の靴や、杖などを購入して準備万端でした。しかし、この日から激しい雨が降り始め登山は中止となってしまいました。
今回登れなかったのでまたスコットランドに戻ってくる理由ができました。いつかまた挑戦してみたいと思います。
夕方に雨がやんだ頃に麓からとった写真を紹介します。
軍事演習跡地
ここスコットランドのハイランドと呼ばれる山が連なる土地は第二次世界大戦に送り出すイギリス軍の兵士の訓練場所でもありました。この山の地形を使って軍事演習が行われていて、ここで育った何人もの兵士達が大戦で命を落としました。その兵士達を祟って記念碑が建てられています。上に立つ三人の兵士はハイランドにそびえる山を見ています。
Seafari Oban
5日目は一旦南下して港町まで向かいホエールウォッチングです。スコットランドではくじらが見れるという事でホエールウォッチングツアー会社がいくつか存在します。その中でもBen Nevisから2時間かけて南下してObanという港町にあるSeafari Obanというツアー会社を選びました。3時間のツアーでくじら、イルカを見るのがメインです。7歳以下の子供で3時間もくじらを待つことができないというファミリー向けには2時間のワイルドライフ観光ツアーがあります。こちらはあざらしや鷲といった小島に生息する小動物を探し、確率的にも見つかる可能性が高いので子供はがっかりしないというツアーです。
結局、我われのホエールウォッチングツアーはがっかりする結果となり、3時間、3箇所のポイントを狙ってみましたがターゲットは現れませんでした。イルカもいませんでした。最後には結局2時間のファミリー向けのワイルドライフのツアーコースと同様のコースに舵を切り、あざらしを見させられただけでした。しかし、幸いにも天気がよく海の上で3時間過ごしたという経験だけでも、コロナで籠もっていた生活に比べれば贅沢なものと感じられ、気分は最高でした。コーヒーとクッキーの差し入れも出ました。
結局は絵葉書を見せられて終了でした。(笑)
明日は、ハリーポッターの場面で出てくるGlenfinnan Viaductを見て、西の海岸シルバーサンドビーチに向かい、その後はスカイ島に入る予定です。
また来週もスコットランドの旅の様子をお届けしますのでお楽しみに。
おまけ
イギリスレストランの食べ物で困ったらフィッシュ&チップスを頼めとよく言われますが、Seafari Obanの横にあるパブで頼んだフィッシュ&チップスが美味しかった。魚に臭みなし。
山や湖の多いスコットランドだけにもちろん川もたくさんあります。川が見えたと思ったらちょっと車を止めて立ち寄ってみると釣りをしている人がいたり、夕焼けの綺麗な場面に会えたりと自然と触れ合う感動がいっぱいです。
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