中学受験、合格確実への道
自分の子育てに自信を失った時はいつも「まず獣身を成して後 人心を養え」という、お札になったエライ人のお言葉を思い出すことにしていた訳です。
ただ、そこそこ成長してきた我が子の素行を見るたび、「ねえ、一体何歳になったら獣から人になるの・・・・? 35歳くらいまで待っとかなあかんのかな・・・?」と訊きそうになってしまっている自分がいます。
中学受験
そんな我が子が諸事情によりイレブンプラス(イギリス版中学受験)に挑戦することになってしまい、しかも今のところ、体だけでなく、心の中もまだまだ野生動物状態な為、志望校合格はかなり難しそうです(現在結果待ち)。
ちなみに親側としましては、中学は受験で頑張ったところに運よく通学しようが、近所の学校へ行こうがどちらでも良いと思っています。 今回の受験の結果よりも、ある程度安全(これが結構難しそうだから、いろんなご家庭が子供の学校選びに頭を悩ませるのだと思いますが・・・)に、ある程度楽しく過ごせる中学&高校に通うことができたら、良いなーと願うばかりです。
夏休み以降の直前期ですら一日10分以上の学習時間確保が難しかった上、必要な単元のうちいくつかを学習完了できずに試験本番を迎える事となりましたが、子供本人には「これ以上ないほど頑張った〜〜〜〜もう、ここまで頑張ったから、合格できるに違いない!!」と変な自信がある為、親は「試験に通らなかった場合、ライオンと熊とアフリカ象が合体したくらいのパワーで怒り、悲しみまくるだろうな」という未来が簡単に予想でき、現在かなり緊迫した状況です(大まかな結果は10月中旬、合格確定は3月・・・)。
そうです、同じ家の中で過ごしている身としては、我が子の努力(?)の成果が実るかどうかより、気性の激しい我が子のご機嫌の方が重要問題です・・・
合格発表に向けての心構え
そういう訳で受験日が近づいた先週くらいから、子供の受験用の勉強ではなく、不合格の際のソフトランディング法の研究に没頭することになってしまいました。 私は常に、家庭内の平和を大切にしているのです(誠に遺憾ながら、国連と同じくらい成果の出ない状態ですが)。
色々な場所で語られていることによると、「不合格という事実より、親の嘆き様が辛かった。一番悲しく悔しいのは試験を受けた本人のはずなのに」との体験談が多かったです。 なるほど。
しかし我が子の場合、親の顔色を伺うという素敵なセンサーは持ち合わせていないので、多分親のリアクションなど関係なく、本人が荒れ狂う確率が高そうです。
絶対合格!
そこで思いついたのが、画期的な「絶対合格できる法則」!
これまた諸事情で、受験校のレベルを下げたり(そもそもそんなに選べない)はできないので、学校に合格するかどうかを目標にするのではなく、勝手に自分で合格ラインを作ってしまえば良いではないか!と思いついた訳です。
そして先週末から始まった、我が子への洗脳活動。
「良いですか? 試験に合格できるかどうかは問題ではない。あなたが、自分の名前もしくは受験番号を解答用紙にきちんと書き、難しい問題が出ても、試験問題をビリビリに破いたり、ぐしゃぐしゃにしないこと(いつも家での勉強中にはそういう癇癪の起こし方をするので)。それができたら、もう合格! テストを受けた学校には行けないかもしれないけれど、試験中に泣き叫ばなければ更にすごい! 試験中に逆立ちしないこと(家では気に入らないことがあると、いきなり逆立ちするので)」
という様な事を言い続けました。
将来、「上記の親の言葉は、実はその場凌ぎのマヤカシだったのでは?」と子供自身が気づいた時、ついに子供の心が獣から人間に近づいたと、親の私はひっそりと喜ぶことにします。
試験終了
試験が終了し、「(自分ラインの)合格できた?」と尋ねたところ、
「名前も受験番号も書く場所なかった・・・・」
と、予想の斜め下をいく回答。 まさかの、自分自身で無理矢理作った合格最低ラインも下回ったとは!!!!
よくよく問い正してみると、解答用紙にすでに受験番号が印刷されており自分で書く必要はなかったとのことですが・・・・本当なんだろうか・・・?
更に、
「試験、めっちゃ簡単だった」
との爆弾発言。
このセリフ、お受験系ブログ界では有名な不合格フラグですよ・・・・まあ、本人は結構スッキリしたみたいなので、別に良いのですが。
試験が得意な方もそうでない方も、ひつじとアルパカクリックおねがいします!
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。