1分からできる、緊張克服法!

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コロナ禍も終わり(?)、再び人前に立つことが増えてきた方々も多いのではないでしょうか? 特にこれから冬にかけて、楽器のグレードテストを控えている方も多いのでは?

私はおそらく3歳で初舞台を踏み、練習は嫌い(未だに生活の一部になっていない)ながらも、気づけば40年間なんだかんだで人前で演奏する機会をいただいている身ですが、人前でパフォーマンスの際には現在もびっくりするほど緊張します。 出演前に強めの酒を煽っても効きませんでした。

そんな私が長い年月をかけて編み出してきた緊張との付き合い方をご紹介させていただきます。

「緊張に勝つのは練習量のみ!」みたいな事を長く信じてきましたが、私には無理でした。

初級編

普段の練習の際に、わざと緊張した状態で練習する。

方法

1、練習の前に家の中や階段を1分ほど駆け回る。

2、脈拍速く、身体中の筋肉のコントロールが完全でない状態(緊張している時のコントロールできなさと似ている)で演奏等をする。

3、毎日繰り返すうちに、そういう状態での力加減がわかってくる。

中級編

アドレナリンに感謝する。

方法

1、本番前、本番中に急にドキドキしてくる。

2、ドキドキしてくるというのは、アドレナリン(臨戦体制等で、生き残るため体が出すホルモン)が出てきている証拠。

3、アドレナリンが出てきているということは、「自分は生きる気満々なのだ! 舞台に乗っている間は死なないのだ!」と喜ぶ。

実は、実際歳とともに、ドキドキが減ってくる(もしや生きるパワーが減ってきている。。。?)感がしているので、特に最近はドキドキしてくると、「良かった!!!まだ若い証拠だ!」と思えるようになってきました。

上級編

イメトレ

1、舞台袖から舞台に上がり、歩き方、息の使い方、立ち方、演奏する前の体の使い方、演奏中の筋肉の具合、客席の状況、曲の流れ方等、全てを頭の中でイメトレする。

2、ただし、2時間のコンサートの場合は、本当に2時間かかる・・・・

番外編

番外編1

緊張してブルブル震えたり、音が掠れたりの演奏をわざと芸風にしてしまう。

番外編2

とにかくプロ・アマ・老若男女たくさんの種類の舞台を観て、お客さん目線を養う。自分の表現したい方向性が決まれば、「緊張する」とか呑気なことは言ってられなくなる・・・・はず・・・・・・

いかがでしたでしょうか? 演奏時を例として書いてみましたが、演奏以外でも使えると思うので、試していただけると嬉しいです。 そしてもっとよい方法等ご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね。


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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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