バイオメトリック・レジデンス・パーミットってなに?
イギリスにいる外国人が職探しをするときに「バイオメトリック・レジデンス・パーミット biometric residence permit ( BRP )は持っていますか?」と聞かれることがあります。
早速、私もBRP取得に向けて準備してみました。
BRPとは?
BRPは、移民のための滞在許可証をクレジットカードほどの大きさにしたカード型許可証です。 ここに個人情報の詳細 (名前、生年月日、出生地) と生体認証情報 (顔画像と指紋)、英国滞在中の移民ステータスと資格が示してあり、これがあるとなんのビザで英国に滞在しているのがわかります。
どんな人が必要?
BRPが必要な人は主に以下の理由となります。
- 6 か月以上の英国滞在を申請
- ビザを 6 か月以上に延長
- 英国への定住を申請
- ビザを新しいパスポートに移す
- 特定の内務省旅行書類を申請
英国永住権-Indefinite Leave to Remain (ILR) 保持者はBRPが必要か?
生活、仕事、就学が許可される永住権、ILR保持者はBRPの取得義務はありません。ただしBritish Citizenship (英国市民権)を申請する場合にはBRPが必要となります。
BRPに期限はあるの?
BRPは通常 10 年間有効。しかし2025年からアプリで証明できるシステムにするため、現在BRPの多くが2024年12 月 31 日に期限が切れ、その後、アプリに登録する必要があります。
申し込み方法とその料金
以下のリンクよりカレンダーから面談の日時を選びます。まずは自分のアカウント作成し、その後申し込みへと進みます。事前に必要書類をアップロードしておけば、当日の面談はスムーズに指紋とって写真撮ってサインするくらいで5分程度で終了します。
https://www.ukvcas.co.uk/home-internal
面談にかかる費用は無料から£150程度とピンキリで、急ぎであるほど値段が高いです。時間に余裕を持って4週間ぐらい先の日付を選択すると無料で受けられる日があります。
アップロードする必要書類
アップロードする資料は人それぞれですが、GP(かかりつけ医)の履歴、銀行の明細用紙、結婚証明書、住民税請求書、ビザの書類、パスポートのコピーなどをアップロードします。古い書類は有効的で、自治体のホームページに行って住民税の支払い履歴を遡れるまで遡ってその書類のコピーを提出することをお勧めします。ちなみに私が用意した書類は以下です。
- 5年前と現在の水道代明細
- 5年前と現在の銀行の明細
- 5年前と現在のカウンシルタックスの明細
- パスポートの写し
- ビザの写し
- かかりつけ医(GP)の Private Referal Form
面談が終わればあとはEメールでの連絡を待ち、後日、実際のBRPカードが送られてきます。
面談からどのくらいでBRPが届くの?
通常であれば2週間で郵送で届くと予想されていますが、ストの多いイギリスの現状から言って余裕を持って4週間ぐらいを考慮しておくと良いです。
これで今まで英国入国の際は必要な紙の書類を提示していた手間が、BRPカードとパスポートだけで入国できるようになります(12歳以上の日本人であればeGateの利用が可能でありますが、その話はまた別の機会に)。
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