「仕事ができる」とは?
学生、ウェイトレス、歯科助手、事務員、会社員、フルート奏者、作曲家、教師、主婦、母親、妻、、、、、、これまで数々の職業を転々としてきたのですが、「これが私の天職!!」というものに出会ったことがなく、どの仕事もそれはそれは中途半端に、その仕事に従事している人偏差値で換算すると42〜45くらいかな?というレベルで生きてきました。
そう、私は仕事ができない(歯科助手の時は、手際が悪過ぎて、患者さんが溺れそうになったりなど)。
去年くらいまでは、なんとか頑張って、自分の性格や能力を活かせる仕事に出会えるのではないかとジタバタしておりましたが、ある時発見したのです。 私が「仕事」において優秀であるというのは達成不可能な目標であるということに。 そして、同時に自分に合った生き方を。
そう、仕事ができる人にくっついて、働いているフリをするのです。 仕事ができる人の周りをうろうろし、そこからこぼれ落ちてくる地味で簡単そうな仕事を少しずつ分けてもらう小判鮫スタイルです。
世の中には才能や能力に溢れている上に、人格も優れている方々がたくさんいるので、私が頑張らなくても(というか、頑張ろうとすると失敗して、余計に他の人の仕事を増やすスタイル)、結構世の中回っていくものだなと気づきました。
そんな訳で、長年の仕事ができない人生で培われた唯一の能力は、「仕事ができる人を探しあてる」ことです。
この度、関西を代表するフルート奏者であり指導者でもある安藤史子先生と30名以上の門下生によるフルートオーケストラの演奏会に、私も門下生の一人としてお邪魔させていただくことになったので、参加にあたり出会った「仕事ができる人」をご紹介いたします。
運営スタッフ:日本全国、海外に散らばっている様々な年代の門下生たちを一度に集結させてしまう手際の良さ。 また、事前の連絡事項、スケジュール調整、その他諸々の細やかな心遣いが秀逸。 水面下では不測の事態も多々あったと想像できますが、全てをまとめ上げるおおらかさも持ち合わせています。 この「チーム華史会」に任せておけば、実際の演奏が始まる前から本番の大成功が保証されている安心感が半端なし。
協力、援助してくださっている方々:フルートを舞台で一緒に吹くわけではありませんが、一つのコンサートを作り上げるにはたくさんの工程が必要で、そういう方々のご協力が色々なところで繰り広げられているのだろうなと想像しております。
演奏者:各方面で活躍中のフルート奏者が多いのも安藤先生門下の特徴で、初合わせのオンライン配信から伝わってくる音楽性が光っていました。 初めて顔を合わすメンバーもいる中、すでに一つのオーケストラとしてまとまってきているのを感じました。
安藤史子先生:最近気づいたことなのですが、最強の仕事術は「人を集め、その人たちを動かすことができるようになること」ではないでしょうか。 今回の安藤先生の存在はまさにその真髄ではないかと感じました。
ここまで先生の周りにさまざまな種類の「仕事ができる人」が集まるのにはワケがあります。
先生ご自身がフルート奏者として常に第一線でご活躍されていることももちろんですが、レッスン中、レッスン外関係なく、「フルートの演奏技術を単に磨くだけでなく、フルートを通して、門下生たちを社会でサバイバルできる人間に育て上げること」を安藤先生が考えてくださっていた事ではないかと常々感じております。
私のように遠方&フルート吹きとして特に目立った活動をして来なかった門下生まで、今回の楽しそうな企画にお声をかけてくださったり、大学卒業後何年経ってもフォローしてくださる懐の深さが、先生の周囲にたくさんの人が集まり、それぞれの力を発揮できる場になっている秘訣ではないでしょうか。
本番までわずかとなりましたが、「仕事ができる人」の精度がますます高まっている現場より、ご報告させていただきました。
コンサート詳細はこちら
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。