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こんにちはジゴロッキーです。

イースターホリデーもいよいよ大詰め。子供達の笑顔を絶やさない努力、お母さんお父さんご苦労様です。

舞台の魅力

今日はロンドンナショナルシアター主催の舞台裏見学を紹介します。ロンドンではミュージカルや演劇が本当に充実しています。テレビや映画で活躍している人が舞台に上がることもよくあります。生の演技という舞台の魅力というのがあるのでしょうね。

もちろん観客の我々にとってもテレビや映画では味わえない魅力というものがあります。

特に音響や照明などを使ってその場にいるような気持ちにさせるのが、舞台の良さだと思います。その音響やら照明を実際に我々が作成して1シーンを創り上げるというのが、今回のツアーのメインイベントでした。

テクニカルシアターデー

Family Technical Theatre Day National Theatre

朝10時半からお昼の休憩45分を入れて午後3時までと子供が退屈しないぐらいの時間割になります。

最初は舞台音響照明監督による説明でライトの数や強さ、何種類ものパターンや色などを紹介してくれます。

そして音の効果も紹介。駅にいたり、ジャングルにいたり、朝だったり夜だったり、音一つで人間の想像力を膨らませ、劇との一体感を促進します。

実際に体を使って表現する役者同様に音や光だけでどれだけ人を感動させるという技術はものすごいと思いました。

グループ舞台製作

そのあとはグループに分かれて1分程度の劇のセリフを渡されます。3-4人が舞台に上がることになりまして、その話を想像しながら音と光を加えるアレンジメントします。

雨が降るなら青い色。ハッピーならばオレンジ色。舞台の前から光をあてるか後ろから当てて顔を見えないようにするとか、色々な色、角度で、全く雰囲気が変わってきます。

聞いたところによると、2時間の演劇の場合は3ヶ月ぐらい前から準備に入り、実際にステージでリハーサルが始まるのは2週間前だそうです。ひどい時はリハーサル1日というときもあるようです。

リハーサルそして実演

その形成された音と光のパターンをプログラムに入れて覚えさせ、本番はある程度まとまったパターンをボタン一つで操作するそうです。

このツアーは昼休みを挟みながら話し合って出来た音響と照明を実際に自分たちのお芝居に取り入れてみます。手作りの作品なので家族連れの皆さん一生懸命に取り組みます。最後は子供より大人の方が熱がこもっていました。

「このタイミングで前から光をそして5秒後に後ろから。」 「右側のスピーカーから左のスピーカーへ!」色々アレンジして、プロの製作者に出来上がった案を伝えます。すると担当の人がものすごい手際の良さで我々の注文をコンピューターに入力していきます。

同じ作品でもグループによって全く違う雰囲気になります。映画でもありますね。リメイクが全く雰囲気が違ったものになる。そんな感じです。

参加した子供達にとって、音響照明そして演技も自分たちでアレンジ、そして憧れのナショナルシアターの舞台に立って演技をするという忘れられない経験になったでしょう。

舞台裏見学ツアー

そのあとは舞台裏見学コースも付いていて、充実した1日となりました。

こちらのナショナルシアターのTechnical Theatre Dayはハーフターム(学校の1-2週間休み)に開催されるようで、4月はあと1回あるようです。

大人も楽しめるのでぜひ参加されてはいかがでしょうか。イースターホリデーの良い思い出となるでしょう。

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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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