ロンドン風? 家探し
いつも大変お世話になっております、タヌキです。
地球上どこに住んでいようとも、家探しというものはそれなりに厄介かと思いますが、ロンドンでの家探しも中々骨の折れるものでございます。
おかげさまで、我が家も「もうそろそろ引越しした方がいいんちゃう?」と言い出してから5年以上経過しておりますが、いまだに堂々めぐりをしております。
そいういうわけで、我らが引っかかっている関門をご紹介させていただきます。 どなたも興味ないかもしれませんが。。。 ちょっとグチらせて。。。。
第一関門 学校問題
家によって(同じ道でも数軒違うだけで)、行きたい学校に行けない可能性があります。
学校探知機ー気になる地域の郵便番号を打ち込むと周辺の学校や、そこへの受け入れ可能地域かどうかを表示してくれる便利サイト。 しかしながら学校によっては、キャッチメントの記載がないものも→こちら
ロンドンの公立小中高等学校の学区決定システムは、大変エグいものとなっております。 「ソコソコきちんと働いているけれど大金持ちではない親が、天才でも超問題児でもない子供が将来独り立ちできるよう、きちんとした教育を授けたい」と願っている状態が、一番大変ではないかと思えてしまいます。
この問題を愚痴り出したら、イモ焼酎のボトルを一本くらいは空けそうなので今回は省きますが、そういうわけで、学齢期の子どもがいる家庭の家探しは、「本当にこの立地で大丈夫なのか、去年は大丈夫だったとのことだが、本当に我が子の年にも当てはまるのか。。。」という不安を常に抱えることになります。
第二関門 EU離脱問題
もうこれを話題にするのも疲れきってしまいましたが。。。
特にこの15−10年間ほど、ロンドンの不動産価格はウナギ登りでした。それはそれで「この不動産バブル、いつ弾けるん!?」と心配で、学ぶところもあるかと思い、日本のバブル経済崩壊直後の首都圏の不動産価格の移り変わりを調べてみたりもしていましたが、この度のこの大英帝国様の状態はもうどうしようもなく。。。
離脱により、家の値段が大幅に下がると予測している人たちも多いと思いますが、実際どうなるかは全く分からず。。。 現在のところ、期待するほどは下がっていないので、今のうちに現在の家を売り飛ばし、さっさと次の家へ移るか、下がるのを待ち(でも本当に下がるか分からないし、そうすると娘の中学校進学時期が重なり、さらに面倒なことになりそうだし)、現在の家の売値も安くなってしまうけれど、次の家の値段が下がることによって、実際に組むローンの額は少なくて済むんじゃない?と思ったり。
数学全然分からないので、根本的に考え方が間違っていたら、ぜひご一報ください。
第三関門 空気汚い!!
ロンドンの空気、やっぱり汚いですねえ。。。 特に大きな道路に近ければ、かなり危ない気がいたします。 出来るだけ汚染が少ない場所を見つけたいと思うものの。。。空気のせいかどうかは素人には不明ですが、呼吸器系の疾患になってしまったご近所さんのお話もチラホラ聞くので、「もうスコットランド行っとこか」(夫がスコティッシュなので)と思いましたが、ロンドンでは例え仕事を解雇されても、今のところ次が見つかりやすいのですが、スコットランドでは選択肢がかなり狭くなりかねないので、移住計画は頓挫中です。
仕方がないので、ハイヒールさんオススメの空気清浄機を置いたり、もっと空気が汚くなってしまった暁には、ガスマスクでナウシカごっこでも楽しむことにします。
第四関門 温暖化による海水面上昇
これはつい2、3日前まではすっかり忘れていた事項だったのですが、起きがけに聞いたラジオから「温暖化により、7メートルほど水位が上昇する場所もある」みたいなことが聞こえてきて、ガクガクでございます。
買ったばかりの家が沈んだり、洪水頻発地帯になっちゃって、家の価値が下がったら辛すぎる。。。
自分で北極とか南極まで氷の溶け具合調べに行けないし、、、
とりあえず、丘の上の家探すべき? でも駅から遠すぎたり荒れすぎている地域は困るし。。。
とりあえず、ロンドン周辺で標高の高そうなエリアやら、洪水のリスクが少なそうな地域を探してみました。
クリック一つで、気になる地域の高さをチェックできます→こちら
郵便番号を入れた地域周辺の洪水リスクが一目で!→こちら
今年の初めにビットコインでも買っていたら、ロンドンごときのチマチマした家で迷うことなく、この3、4日間(2019年5月12日現在)で得た富でヒマラヤ辺りの環境開発に投資できたのですが。。。
長文愚痴にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。 ここまで家のことをウダウダ述べてきましたが、最後に全然関係のないことをお伝えさせていただき、締めとさせていただきます。
7月6日に、所属しているローカルオーケストラ(見た目はアマチュア、頭脳もアマチュア)がコンサートをします。 私だったら、同じチケット代払うのだったら、絶対サウスバンクかバービカンに行きますが、もしよろしければいらしてくださいね。
会場となる教会は、ロンドン内でも標高の高い場所に位置しているので、もしコンサート中に大雨が降って、ロンドンの大部分が水没してもお客様と団員は助かります!
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‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。
頑張って✊?✊
楽しくボーット生きてきたので、ご苦労が感じます。
これからも、逞しく生きて、愚痴話でも何でも聞きたいので、懲りずに発信してください。
さちこさま、お優しいコメントどうもありがとうございます! お言葉に甘えて、これからもたくさん愚痴らせていただきます〜
「楽しくボーット」生きてこられたとのこと。 それはお人柄や考え方が素晴らしいからだと思います。 私もいずれはその境地に辿り着けるよう、精進いたします。
ロンドン南部から東京都内へ帰ってきた者です。子ども2人をステイトスクールへ通わせていました。学校探しについてですが、イギリスはまだ良いなぁと思います。日本だとそもそも学校が選べません。(公立の場合)学区選択制のところは限りなく少なく、住んでいるところの小学校に行く選択肢以外ナシ。「均一な教育をしているから」と言いますが、そんな訳はなく、同じ市内でも地価の高いところ(住所)の学校とそうでない学校では教育の質、配置される先生、生徒の層もまるで違います。もしイジメが発生しても、教育委員会でイジメが認められなければ学校変更も出来ません。
このご時世にまだ学校のゲートは開けっ放し、柔道や組体操、跳び箱、プールの授業では重い事故が度々発生することも。
勉強が良く出来る子もついていけない子も同じ授業、同じプリント、しかも1人担任。算数などで補助が付くこともほとんどないか、あっても2人体制になるだけです。イギリスのステイトスクールは恵まれていたなぁとつくづく思います…。セカンダリーも、グラマーに受かるよう親が小さな時から対策を取っていれば、高い質の教育が無料で受けられますよね。日本だとセカンダリーはこれまた小学校と同じ問題を抱えている公立中学校か、私立かしか選べません…。
学力もやる気もないのに高卒、大学に自動的に進む日本のシステムは無駄だと思いますし、グラマースクール、6thフォームの生徒さん達と日本人の生徒ではメンタリティがまるで違うなぁといつも思っていました。
元中高の教員様、日英両国でのご体験に基づく比較をどうもありがとうございます! 実際にお会いしてお話しお聞きしたいです〜
イギリス教育、おっしゃるように良い点もいっぱい(本当は「ロンドンゾーン3−4近辺の人気小学校は、徒歩3−5分圏内、もしくはシブリング枠以外ではほぼ入学できず、希望リスト6校を全て断られ、電車や車で通学しなければいけないガラの悪い地域の学校へ無理やり入れられた」や、「grammar schoolに入るまで、そして入ってから授業に付いていくためののチューターの費用、良いチューターの争奪戦」とか、「グラマー入試はお勉強の成績だけでなく、素人にはよくわからん基準で選ばれることもあり、ただ頑張れば入れるわけでもなく」など、さらにグチを付け加えさせていただこうかと思ったのですが、日本の、それも東京周辺のお受験事情に比べたら大したことない気もしてきました。。。)ありますよね。
私自身は大変やる気のない中高時代(面倒くさがりすぎて、親に反抗すらしませんでした)を送ってしまい、今更ながら、なぜ自分があんなにやる気がなかったか不思議すぎます(そして、今もやはり。。。)。我が子たちには、私のように漫画と「ビバリーヒルズ青春白書」による擬似青春体験以外の、楽しい青春を送ってほしいわ〜と願う今日この頃です。