イギリスのアロットメントはどんなん?
今年のイギリスの春は寒い!!
イギリス南部は連日、朝方は1-2度で庭の芝生に霜が降りそうな勢い。
これじゃ頼りの畑の作物も育たない。
我が家はかれこれ8年間ぐらいアロットメント(借用地)で野菜と果物を栽培しているが、今年ほどスタートの遅い季節はなかった。もう5月だというのに何も育ってない。
なので、何が育っているかをみな様にお見せすることはできないが、今日は、イギリスのアロットメントの畑ってどんな感じなの?という疑問にお答えしようと写真を使って紹介。
まずどのようにして借りるかはそれぞれのアロットメントで申し込み方法はそれぞれだが、基本は現地に行ってウォークインで申し込むのが手っ取り早い。
関係者は年配が多く、インターネットで申し込みというよりは、現場に置いてある台帳に書き込む感じなので、直接会うことを勧める。
私が通ってるアロットメントはロックダウンで家庭菜園ブーム。2021年は空きがないとのこと。ウェイティングリストで順番待ちだそうだ。
年会費は10m四方で£20(3000円)と、イギリスの土地高騰の中、破格の値段で土地が借りられる。
土地を借りたらあとは自由だ。小屋を立てる者、デッキを作ってくつろぐ場所を作る者、池を作る者と野菜作り以外にもそれぞれの趣味を生かしてアイデアの飛んだアロットメント生活を楽しんでいる人がいる。
畑用アロットメント(借用地)を借りる方法おさらい
- 現地で関係者と連絡を取る
- 名前を登録。(ウェイティングリストで1年以上待つ場合もあり)
- 年会費を払う (例10m x 10m £20)
- 門の鍵をもらう
- 畑の手入れを維持する(何もしないと退場を命じられる)
関連記事
畑の様子を写真で紹介
それではズラーッと写真でアロットメントの様子を紹介。
馬糞の補充
「土の排水性が悪い!」「畑の土がやせている…」そんなときは馬ふん堆肥が活躍します。毎年少しずつ使っていけば、徐々に畑や花壇の土が変わっていきますよ。
頑丈な小屋で道具を管理
農具が盗まれることはよくあります。頑丈な小屋を作って盗難対策しましょう。
自家製ハチミツ
自分でハチを飼ってハチミツを作るのは素人には難しいです。これはプロの人が扱っています。
子供の遊戯場
太陽の下、小さいお子さんがいる方は家族で野良仕事もいいものです。子供たちが飽きないように子供の遊戯場を作る人もいます。
ニワトリから卵をいただく
鶏は毎日、卵を産みます。毎日新鮮な卵を食にできるのは嬉しいですね。
コンポストで生ごみや落ち葉などを堆肥化
コンポストは誰もがやってる再利用方法。いらなくなった野菜や落ち葉を集めて肥料にします。
デッキでくつろぎ
天気の良い日にはゆっくりビールやワインを飲みながら農作業をしている人もいます。
バグハウス
害虫もいますが、それ以外でしたら、虫も大切な自然の生き物。バグハウスを作って虫の観察もしています。
手作り池で小動物
穴を掘って、池用ビニールを敷いて水をためて池を作ります。おたまじゃくしを育てて、カエルになったらカタツムリを退治してもらいます。
ゆっくりと座ってリラックス
お洒落な椅子に座れば気分もリラックス。自分で好みの椅子を持ってきて休憩時には座っています。
通路をきれいに石や木屑で整備
通路の雑草の処理が大変なので砂利や木屑を敷いてきれいに通路を保ちます。
果物の木
果物の木を植えて、りんご、洋梨、プラムなど、あとベリー系も人気あります。
アイデア鉢
タイヤを使って鉢を作ったり、木材を使って自分で鉢を作ったりしています。
おもしろアイテム
カカシを作って鳥を退治、小屋をカラフルにペイント、ユニークな看板を掲示、自分の畑の数字を手作り作成、看板として畑に立てています。
最後に
畑を維持するのは正直大変です。雑草も生えるのでその手入れをしなければならない上、害虫、動物から野菜、果物を守ったり、土を掘り起こす力仕事もあります。広さが広くなればなるほど一人では管理できなくなるので、パートナーのサポートが必要になります。
でも、その苦労を克服して育てて食べる野菜、果物は、スーパーで買うのとは違った味、そして喜びあります。そして、天気の良い日には自然に戯れながら外の空気をゆっくり吸ってリフレッシュは最高です。
皆さんもご興味があったらアロットメントを借りて野菜栽培をおすすめします。
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。