アリアナ美術館と素粒子研究所in ジュネーブ
春らしくなってきましたね。
先日、作家さんの個展を見に行ったついでに、バタシーパークの桜並木を見に行ってきました。
日本ほどではないけど、しっかりお花見をしている人たちもいて、日本の春っぽい気分を味わえました。
バタシーパワーステーションも、大賑わいで、とっても洒落な感じでしたよ。
新しいノーザンラインの地下鉄の駅ができているので、家からもそこまで遠くなくて嬉しい。
さて、前にもチラッと記事に書いたかもしれませんが、
去年の夏に私の師匠が90歳でこの世を去られました。
亡くなる3日前には、後輩の子が制作のお手伝いに行ってたと聞いたので、
きっと師匠は亡くなられる直前まで制作されていたのでしょう…
実は亡くなられる三週間前に、私たちは家族でお師匠に会いに行っていたのでした。
その時はとてもお元気で、「私ももうすぐで91歳だから、長くないわよ」っとおっしゃっていたのは、完全にジョークだと思ってました。
お目にかかった時に、スイスで作品が展示されるからとおっしゃっていたのが、ある意味遺言のようで…
その展示が終わる数日前に滑り込みで作品を見に行きました。
しかもLondon – Genevaを日帰り?
早朝のヒースローからの飛行機がキャンセルになり、急遽初Gatwick 空港に行きました。
意外とイーストロンドンの家から簡単に行けて、実はヒースローよりGatwick方が近いのかもと思いました。
さておき、目指す場所は、陶芸に特化した美術館
スイスのジュネーブにある
アリアナ美術館!
https://www.musee-ariana.ch/fr
ロンドンからジュネーブは、飛行機で1時間半くらいです。
飛行機がもうすぐ空港に着陸する…
と思ったらgo around になり
着陸体制に入っていた飛行機が急上昇!
(人生初!昔、台風の時に乗った飛行機が5-6回ヘアポケットに入った時以来、超怖かったです)
春の嵐・・・天候不順で、この急上昇してからも、上空で揺れ揺れ…
でも2度目の着陸は無事成功しました。
本当によかった。
ジュネーブ市内で使える1 day pass(約£8)を購入して、早速美術館に向かいました。
街が小さいので、スマホのGoogle Mapさえあれば、どこにでも簡単に移動できます。
大雨の中、辿り着いたアリアナ美術館ですが、(空港からバスで約15分)
外観はとっても素敵。
石膏のスタチューが飾られていて、カーキとピンクの配色取り合わせなんで、そんな色合いの建物はロンドンではお見かけしたことないです。
内装も素晴らしい。
スパイラルの陶器製の柱は、全て違う形なのです。
ステンドグラス、ショーケース、全てが気品に溢れています。
グランドフロアはガラスと陶器の展示で、歴史的文化的に分類されていました。
もちろん日本製のものも、イギリス製のものも、たくさんありました。
2階に上がると、特別展示のギャラリースペースで、うちの師匠の作品にもお目に掛かれました。
1980年作の“Bag“
(ちょっとだけ愛想の良くない)ギャラリーのセキュリティーの人に頼んで、先生の一緒に作品と一緒に写真を撮ってもらいました。
地下は打って変わって、現役の現代陶芸家さんの展覧会となっていました。
テーマはmigration
違う国に移り住んで頑張ってるアーティストの人たちの作品展示でした。
もしジュネーブに行く機会があれば、是非立ち寄ってみてください〜
余談ですが、どうしても行ってみたかったCERN(素粒子研究所)に行くことができました。
(美術館からトラムで移動25分!)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/欧州原子核研究機構
小さいブラックホールを作って素粒子を検出し、宇宙はどうやって出来ているのか研究しているんですって。
生きてる間に解明されるのでしょうか…ロマンですよね…
全長27kmのハドロン衝突型加速器!!!
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大型ハドロン衝突型加速器
地下施設なので、地上では普通に人が暮らしています。
地上の人には影響ないそうですが、パラレルワールドとか、こっそり作ってないのか、どうなのか?!
時間切れで、(1時間半歩きまくるという)設備見学には参加できずで残念でしたが、また再び訪れてみたい場所の一つです。
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