書初めのススメ〜
こんにちは。書道家でも何でもないふあにゃんです。お習字を習ったこともありませんし、字は下手っくそですが、今日は恐れ多くも書道について語っちゃおうと思います。
何故かと言うと、お正月だからです。
皆さん、お正月に書初めってします?
我が家には、たまたま書道セットがあるので、ここ数年は1月2日に書初めをするのが恒例になっています。
元々、子供のころからお習字は苦手で、上手な人が羨ましくて、学校の習字の授業なんか嫌いだったのですが、ここ数年おやおやおや!?習字って楽しいかもと思うようになったんですよ。これも年のせいでしょうか?
多分、家族で私が一番上手に書けて自慢出来るからなんだと思います。イギリス人の旦那はもちろん子供たちもにも、「お習字はね、こういう風に書くのよ!」なんて偉そうに言える立場です。
枚数に限りのある貴重な半紙に向かって精神を集中させて書く快感。やり直しは利かない、一度落とした筆は後戻りできない緊張感。こんな漢字の美しさ奥深さを、アラフィフになるまで気づかなかったなんて!子供たちが書く下手字だって、味があってなかなか良いものです。
今年の抱負なんかを考えながら、そのときの自分の気分にあった言葉を選んで書くというのも、癒し効果があります。書いたものは額に入れてその年一年間飾っておくと、目標達成効果もあります。額に入れれば、どんな下手くそなお習字もアートに変身するから、あら不思議。
漢字は西洋人にはとても美しいものに見えるようです。みんなこぞってタトゥーに入れるくらいですもんね。意味不明な文字とか、絶対日本人や中国人が書いたんじゃない下手くそな漢字タトゥーは、イギリスに住んでいたら誰でも一度は見たことあるはず。
見た目が美しいだけでなく、そこに意味があるのがいいんですよね。
絵画は、そこにどんな意味があるのかは見る人によって違うけれど、漢字の意味は絶対的なものです。誰がどんな下手に書こうが、愛はLoveです。(もちろん文字には書く人の人となりが出るのですから、多少意味合いはそれぞれ違ってくるでしょうが。。。)
でも、西洋人の漢字好きには、ときどき困ってしまうこともあります。その昔、息子の通う空手教室で、新しいロゴを作りたいというのに協力して、いろんな漢字を教えてあげました。メモにちょっと走り書きした漢字を見て、「おお~っ、スゲー!」みたいなリアクションです。結局、あちらの欲しい言葉の意味を一文字で表せる漢字を4つ教えたんですが、後日その4つの漢字が四字熟語のように縦に並べられたロゴが出来上がってしまいました。もちろん、そんな四字熟語はないので、私から見たら相当恥ずかしい。しかし今更それは変だと言っても誰もハッピーにはならないので、そのまま見て見ぬふりをしました。ふあにゃん、一生の悔やみ。。。
そんなわけで、私は書初めを強くお勧めします。やったことないという方は、ぜひ来年のお正月とは言わず、今すぐにでもご家族皆さんでチャレンジしてみてください。
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