コロナウィルスによる差別行為はこうすれば起きない!冷静な判断のポイント5つ
コロナウィルスによる差別行為被害を、先週のふわりいぎりすの記事で取り上げたら大変な反響で、「私も差別的被害を受けた!」というコメントをいただきました。前回をお読みでない方のために、おさらいさせていただきます。イギリス国内で、アジア人風に見える人を対象に、公共の場、電車やバスの中で、誹謗中傷的な言葉を浴びせ、その場で一緒に過ごすのが嫌な素振りを、現地の人間が見せるといった、大変残念な状況が起きています。詳しくは前回の記事のリンクを最後に貼っておきますのでぜひご覧ください。
今週聞いた被害報告は、アジア人の人が普通に街を歩っていると、2人組の10代の男の子たちに、はっきりと「コロナウィルス!」と呼ばれたそうです。通常であれば何も変わらずいつも通りに歩いて、誰からの干渉もなく、気持ちよく散策をしていたかと思います。それが、いきなり襲ってきた精神的不快。もうそれからはそこを歩くのがしばらく怖くなってしまって、いつも通りに歩けなくなってしまうといったトラウマに襲われます。かわいそうなことです。
もう一件、衝撃的事実を目の前にしたのですが、5歳ぐらいの子供がお父さんに、「あの子、コロナウィルスを持ってる!」といって、指を指していた先には、やはりアジア人風の同じ5歳ぐらいの男の子(実際には元気に走り回っている健康そうな男の子でした)。まだ、お互いどのぐらい嫌な思いをするとか把握できない歳だと思いますが、コロナウィルスによる差別被害はこんな小さい子まで影響を与えているのかと驚きました。
パニック状態に陥っている時に起こりうる人間のありがちな「思い込み」で、多くの人が傷つきます。特に人は「知らない」ことに不安を抱きます。その不安が多くの虚構を作り上げます。本日はコロナウィルスに関して、作り上げられた虚構と現実、5つのポイントを取り上げて、うそとホントを比較して冷静な判断をして行きましょう。
うそ 1
コロナウィルスは最も危険なウィルスである
ホント
現在存在するインフルエンザはコロナウィルスより60倍を超える人数が、年間なくなっている。
うそ 2
コロナウィルスにかかると死んでしまう。
ホント
わずか2%の人しか亡くなっておらず、特に体の免疫力が低いお年寄りなどが被害を受けている。
うそ 3
予防方法として、化学防護服と微粒子用マスクを購入しなければならない。
ホント
予防方法は手をこまめによく洗い、くしゃみ、咳をするときはひじで抑えるようにして、手では触れない。
うそ 4
今回のコロナウィルス騒動は中国のせいにして、学校では、それを駆り立てるような冗談で、外国人に対応する。
ホント
今起きているパニックやヒステリック状態は全くの根拠なしの外国人差別を引き起こしている。そしてそれを正当化する理由は見当たらない。
うそ 5
ネットで書かれているコロナウィルスの情報は、全て本当で偏りのない情報なので信じるべきである。
ホント
間違った情報や人種差別はウィルスより酷いものであり、イデオロギーに惑わされないよう、自分でしっかりと情報を集めて判断するべきである
皆さん、いかがでしたか?冷静に考えれば差別行動など起きないでしょうし、自分がなってもパニックにはならないでしょう。
悲しいかな、インドでは、コロナウィルスにかかったと思ったお父さんが、家族に病気を移してはいけないといい自殺しました。そして、結果はコロナウィルスではありませんでした。
そして、アメリカのインフルエンザは実はコロナウィルスではないかという調査が入ったそうです。そりゃあ全米で年間14000人も亡くなるインフルエンザ、これは脅威ですよね。
しばらく続きそうなコロナウィルス騒動ですが、私も含め、みなさんが、もしコロナウィルスの病気にかかっても、気を落とさずに、医者の指示に従って早急に対処すれば死亡する確率は非常に低いです。がんばって戦いましょう。
そして今回紹介した5つのポイントを多くの人に理解していただき、差別行為が減ればいいなと願っています。
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