わんこたん3とビルダーさん

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

おはようございます。秋も深まってまいりました。 今年の森は豊作。足の踏み場もないくらい木の実がぎっしり落ちています。イギリスの秋が大好きです。秋の匂いが3倍濃い。冬の準備を始めた自然の風景は立ち止まって見ていたくなるほど綺麗で、わんこたんとお散歩していることを忘れてぼぉぉっと景色に見入ってしまいます。

我が家は7月からちょっとした、家の一部の改築工事を始めました。

4社ほど見積もりをしていただき、高過ぎず、安過ぎず、ちょっと直感も入れて、お願いするビルダーさんを決定しました。 

・掛け持ちはしない

・工事の一部外注があっても必ず誰かが現場にいてくれる

・事前相談なしのプランの変更や追加料金の発生は無し(これまで追加工事をいくつかお願いしているので追加の資材費、人件費が発生しています)

コントラクトの内容以外に、始める前にいろいろ話し合ってお互いの理解を擦り合わせてからスタートしました。 

7月4日に工事が始まって今日まで、日曜・バンクホリデー・女王の葬儀の日以外は毎日8時には来て淡々と工事。

ご存知の方も多いかと思いますが、これって凄いことなんです。毎日誰かしらきて工事は進んでいく。

前回引っ越しした時の小さな改装工事の時でさえ、突然職人さんが10日間来なくなったり、突然現れたり。実はまだ2年前の彼らの仕事が完全に終わっていない所もあり、仕事道具も置きっぱなしで家のガレージに保管してあります。(もう捨てます)

腕がよく、堅実だと聞いた欧州大陸出身のビルダーさん達だったので、心底がっかり。。

今回のビルダーさんたちは生粋のイギリス人。親方のお祖父ちゃんの代からビルダー。親方の4人の息子も加わってファミリービジネスとしてビルディング会社を営んでいます。長い間その道一本でやってきたこともあり、資材会社や外注の職人さんたちのコネクションが広く確実で、工事が始まってすぐの頃の資材や重機搬入の日は40分おきに代わる代わる大きなトラックで運び込まれました。時間もぴったり。

正直、イギリスのビルダーの評判はほぼ例外なく悪かったので(NORINORIの記事)これにはびっくり。

親方の機動力に感動したものです。この親方に関しては、素晴らしいエピソードが沢山あります。(彼の生き方に心を動かされました。)親方の話はまた改めてお話しさせて下さい。

今日は親方の次男とわんこたんのお話です。次男Sはわんこたんと大の仲良し。朝8時、ビルダーさん達が到着すると、わんこたんは一番最初に次男Sのところへ行って盛大な歓迎をして気が済むまでハグしてもらいます。

そして順番に親方、三男D、職人B、職人Y,四男Mのところへ。みんなに撫でてもらい、朝の儀式は終了。

次男Sのわんこたんへの愛情は本物です。

今回の改築のプランの一つにユティリティルーム(主に洗濯室兼多目的雑務部屋)に犬の足洗い場を作ってもらう事が入っていました。

狭くてもいいからお散歩から帰ってすぐ足4本洗える所が欲しい。秋から春先までほぼ毎日足はドロドロ。わんこたんが家に来た当初、親切心に欠けていた私は完全に犬扱いで真冬でも外でぶるぶる震えながら足を洗っていました。

しかしこんなことになっている今はそれはできません。か・ぞ・く?

4人兄弟の中でも一番細かいところにこだわる男、次男Sにこの計画を相談しました。わんこたんの為にデザインから資材の注文まで快諾。私たちは出来上がりを楽しみに待つだけになりました。

壁の色、部屋のライトの色、タイルまで次男Sの思うようにできてきています。

まずは骨組みとプランミング
プラスターボード
防水ゲルなんとかを塗り
壁の色もタイルも次男Sの注文通り
タイル間の溝を埋めるグラウトも白で
床はモザイク

はっきりいうけど、どうしたのこれ?家で一番派手な部屋じゃない?・・・ほぼほぼ完成ですが、シャワーがまたこだわりの品らしく、簡易足洗い場という雰囲気とはだいぶ違うものなってきています。

私は天井までの距離を生かし棚を置きたいな、と言ってみたのですが、このスポットライトがわんこたんを照らすため、お勧めできないと却下。代わりに他の壁に大きめの棚を設置してくれました。

タイルも「半分まででもいいんじゃない?」と提案した三男Dに「蒸気が上まで行くから全面タイルで」とピシャリと次男S。そこまで熱々のお湯で足洗うわけでもないのだけれど、任せたからには思い通りの仕事をして欲しいので楽しく見ているだけにしました。

冬を目の前にしてもうすぐ完成。これは二人の別離ももうすぐという意味です?

しかし次男Sの愛情のこもった足洗い場できっとわんこたんも幸せ。

親方をはじめとした生粋の職人の仕事への取り組みを見せてもらい、日本と似てるなと、ちらっと思いました。

これまで問題がなかった訳ではありませんがその時はとことん話し合い。

大体私が問題提起をするのでその場で「またかよ・・」的な空気も流れますが最終的には三男(三男が親方の右腕)が「Happy wife, Hppy life」と笑って言い、面倒な事も妥協して前に進んでくれます。

そう言われて黙って新しい方向へ協力してくれるおとっつぁんにも感謝です。

完全にマジックワード化している「Happy wife, Happy life」は世界共通。

お願いしたプランもほぼ終盤、中庭の修繕工事も追加でお願いしたのでもう少し時間がかかりますが、無事に終わりますように。

親方の生き方。この話はぜひ聞いて欲しいのでまたの機会にお話しさせて下さい。

今日もわんこたんと森へ行きます。栗を拾いに。

今日も意識して深呼吸

みなさんも良い一日を〜。


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About the Author: Smeralda

東京都出身。ロンドン郊外在住。読書、読むこと大好き。家事の才能はなし。ほぼ運転手さんの日常。たまーにUFOみたりする。みんなに支えられてるんだなと深く実感してるこの頃。

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