補習校辞めちゃいました〜

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

日本国外で子育てをする羽目になってしまった(?)多くの方々が、きっと一度はちらりと気にしたことがある存在、日本語補習校

我が家も子供が小さいうちから、子供への日本語教育及び継承をどうするか、どのレベルを目標にするのか、等、狸の皮算用的に、かなり夢物語気味に考えてきました。

「できれば、中学生くらいまでに子供自身が自分で読み書き作文できて、日本でも仲の良いお友達が作れて、漫画とかアニメで日本の文化に親しんでくれたらな〜 もしかして語学の才能に目覚めたりして、谷崎潤一郎の本をラテン語やスペイン語翻訳するのが趣味みたいな言語オタクになったらどうしようかな〜」

と。。。。。

というわけで、その様な親の欲目は一切考慮しない我が子たちの今を、補習校という存在を交えながらレポートさせていただきます。

ちなみに、娘は小学校3年生の2学期、息子は1年生の2学期(コロナ禍のため、実質の在籍期間は2ヶ月強)で退学しました。

生まれてから補習校入学前までの日本語教育

・娘、息子共に生後1年目くらいからは、毎日3−5冊の絵本(日本語+英語)を読み聞かせ(こちらは、数は減ったものの現在も続いています・・・・ハヨ自分で読んでくれ・・・)。

・近所の日本のお友達との交流(こちらも現在も続く。皆さん大変大変お世話になっております)。

・母親からの会話は全て日本語。

・車に乗った時など、事あるごとに日本語の童謡CDをかけ、一緒に歌う。そして「おかーちゃん、うるさい!絶対歌わないで!」と言われる。

・日本語教室でプロの先生方に教わる。

・日本に定期的に帰る。

・しまじろう、ドラゼミ(でも途中でドラえもん居なくなり、やる気ガタ落ち)。

・映画・アニメ等は全て拒絶(娘・息子共に物語等の登場人物の感情の起伏に恐怖感を覚えるらしく、「魔女の宅急便」「アンパンマン」等ですら、ホラーに思えるらしい。息子は「進撃の巨人」第3話までのみ閲覧可能。チョイスが謎過ぎますが)。

・YouTube等の動画はできるだけ日本語(アニメは嫌だけれど、ゲームの実況中継動画は大好き)。

補習校への入学理由

・近所の憧れのお姉さんが通っていた(娘)。

・ランドセルを持ってみたかった(娘・息子)。

・補習校入学前まで通っていた日本語教室がとても楽しかったので、補習校も楽しいところだと思っていた(娘・息子)。

・先祖をどこまで遡っても日本生まれ&日本育ちであるにも関わらず、親は日本の風習に馴染む事ができずに(日本国内で、きちんと就労や社会生活ができる気がしなかった)国外へ逃亡したので、子供には日本の掟を学んで欲しい。

退学理由

・やる気の欠如(親・娘・息子)。

・ひらがな(息子)、漢字テスト(娘)の低迷。

・授業中、教室の壁しか見ていなかった(息子)。

・コロナ禍のため、補習校での運動会など楽しい行事が全てなくなったので、登校する意義を見失った(意義が「国語の勉強」でないところが、さすが我が子たち・・・そして、コロナが落ち着けば状況は変わると説明しても、「今が大事」な我が子たちの心には響かず)。

・コロナ禍でオンライン授業になり、どんな素晴らしい先生のオンライン授業にも拒否感のある我が子たちに、継続は不可能だった(音声が途切れ途切れで、自分が意見を言っても先生に伝わりにくい事が頻発するので・・・)。

・漢字テストの勉強や宿題を無理強いするのが面倒だった(無理強いしないでも良い様に、子供たちが自分から進んで暗記や宿題をする様に仕向けるのが親かもしれませんが、まあ、ムリだったわ・・・・)。

・親子揃って屁理屈言いなので、「決められた解答を、決められた字数で書く」「作者の言いたいことは何ですか」等の読解問題が嫌すぎた(いえ、元々はそういった「日本人としての思考経路」みたいなのも、子供に触れて欲しかったのですが・・・)。

・「論理的な思考回路を身につける」というのが最近の文科省の目標らしいですが、国語の教科書は40年前とほとんど変わらず、少し文法用語が増えたのみじゃない!?(こちらも屁理屈。そして同じ傾向はイギリスの英語教育にもみられます。多分、文法問題を増やすと、ある程度は生徒の頑張り具合が分かりやすいのと、テストの採点が簡単だからだよね・・・)

・このご時世、補習校でなくても日本語に触れたり教育したりする方法は色々ある。

退学にあたり、後悔している事

・「土曜=仕事はお休みな上に、子供は補習校が面倒を見てくれる」という、最強に自由な時間を失った(夫のみ)。

・図書館の本をもっと借りたかった(たぬきのみ)。

・オンライン授業が決定し、急に辞めたため、割り当てられていたトイレ当番を他の保護者に押し付けてしまったのではないかと心配。

まとめ

色々これまでの経緯を書き出してみましたが、親子揃って身勝手ですみません!!!という感じです。

身勝手タイプに、補習校は難しいですね・・・もう少し自制心等があれば良かったのですが。

いや〜でもこんな身勝手親子でも、優しく丁寧に包み込んでくださった補習校、サンキューベリーマッチ!!! 最初から最後まで、お友達も先生方も素晴らしい方々ばかりでした。 校舎長先生(校長先生みたいな役割?)のお人柄にも、いつも癒されておりました。

補習校に行っていなかったら、こちらのふわりでブログ記事を書かせていただく事もなかったでしょうから、人の巡り合いというのは摩訶不思議なものでございます。

明日も引き続き、記事を掲載していただきます。 明日は「補習校退学後の日本語学習法について」(仮タイトル)です。

もしよろしければ、またお立ち寄りくださいね。

「トイレ当番って一体何?」と思われた方も、素通りされた方も、ひつじをクリックお願いしまーす。


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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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