節約生活!イギリスの物価上昇に対抗するために . . . その方法8選!
2022年ごろのコロナ明け元年から、人々は物価上昇に直面しています。
コロナ対策で政府からばら撒かれたお金や、ロシアのウクライナ侵攻による原油高など考えられる背景はいろいろあります。
その間、賃金は変わらず、物の値段だけが上がっていくので、我々の生活が苦しくなっていくばかりです。
イギリス生活、だんだん苦しくなってきていますが、ここ最近、私が見直した身の回りでの節約方法を紹介したいと思います。
1.銀行の貯金先を見直す
物価上昇を抑えるために中央銀行が金利を上げています。それによって銀行の預金金利も上昇しています。わずかではありますが、少しでも現金を金利の高い口座に移します。各銀行の金利を以前のブログで紹介しているので、詳しくはこちら⬇︎を参考にしてください。
金利上昇であなたならどうする?貯金がある人にお得な情報。イギリス大手銀行 預金金利 徹底比較!
2. 住宅ローンの組み換え
金利が上昇すると住宅ローンの毎月の支払いが上昇します。金利が上昇し出してから1年程度なので、2年とか5年の固定金利で支払っている人はまだそれほど影響を受けていないかも知れません。しかし、今だと組み換えの時の金利上昇幅が大きいので、すでに高くなってしまった金利ですが、少しでも条件の良いローンに組み替えられるよう慎重に貸出先を選ぶようにしましょう。以下のようなサイトで金利の比較ができるので参考にしてみてください。まとまった現金のある人はローンの一括返済に充てて、金利が上がる前に残高を減らすのも良いかも知れません。
3. 固定費の見直し
月々の支払いで見直せるものがないか確認してみましょう。住民税、TVライセンス、ガス・電気代、携帯電話通話料、インターネット通信費、動画配信サービスサブスク、ガソリン代、自動車保険、住宅保険といったものがあります。この中で我々の手で何もできないのは住民税、TVライセンスでしょうか。TVライセンスはほぼ逃げ道がなく、住民税に関して、安いところに引っ越す方法もありますが、引っ越しや、生活の変化による家族への影響を考えるとそう簡単に引っ越しはできないと思います。ガス・電気代も、昨年の価格急騰後に、我が家でも色々節約を試みてみましたが、それほど効果はなくあまり節約に繋ながらないのが、この冬を経験して実感しました。
そのほかに焦点を当ててみると、携帯電話通話料金は価格競争が平等に行われていて、調べると安く済ますことができます。ちなみにうちは月々£10で100ギガ(SIMカードのみ)という契約をしていますが、それよりも安い契約も今は出てきています。
インターネット通信費は、私が契約している某プロバイダーから2023年4月から値上げのお知らせが来ました。£25でダウンロードスピード125mbの契約が、4月から£6値上げ(24%値上げ)と連絡があり、他で良い条件の契約があったのでそちらに移行しました。そしたら後日、現在のプロバイダーからダウンロードスピード250mbで£11という提示をしてきました。ダウンロードスピードが倍で価格はいきなりの半額以下!これにはロイヤルカスタマーの特権もありましたが、新しく契約したプロバイダーを解約して元さやに戻りました。
携帯電話、インターネットの通信費は上記のリンク、マネースーパーマーケットなどでも確認できますが、私は以下のリンクを使いました。
動画配信サービスのサブスクにおいてはいつの間に増えているという方も多いのではないかと思います。ネットフリックス、アマゾンプライム、ディズニープラス、アップルTVと何社もサブスクを払っていると1社につき月々£7〜10程度が3社、4社ともなり、それを年間で計算すると結構な額になります。ここも見直して減らしてみるのも良いでしょう。
ガソリン代に関しては、ここ1年間は原油価格の激しい価格変動が続き、対応できていないガソリンスタンドが見受けられました。ひどい時には車で15分の範囲で1リットルのガソリンの値段が10ペンスも違うガソリンスタンドが存在していた時もありました。50リットル入る車を運転しているのであれば、毎回£5の価格の差が出てくるということです。アプリを使って近くのガソリンスタンドの価格表がチェックできるのでそちらを利用しながら1ペンスでも安いガソリンスタンドで給油することをお勧めします。
自動車保険、住宅保険に関しては住宅ローンのように価格比較サイトで確認すると良いでしょう。無事故継続で、小さな車であれば年間£200〜300程度で抑えられます。
4. 職を探す、転職する
やはり物価上昇に対抗するために手っ取り早いのがこの方法だと思います。支出を抑えるのはある程度のところまでできませんが、自分を売りにして社会に認めてもらい給料を得るというのは最大の投資だと思います。仕事をしていない人であれば、何か新しい仕事、アルバイトを探してみて、キャリアアップを狙っている人であれば転職して給料をアップさせることがベストです。
イギリスは特にキャリアアップで転職していく人が多く50歳までに5社、6社と渡り歩く人は多いです。交渉がうまくいけば20%〜30%の給与アップはあります。インフレが10%で加速している中、給料が20%あればそれはそれでインフレ対策に貢献していることです。ぜひ、転職サイトで仕事を探してみるのも良いかも知れません。
5. 休暇の早めの計画
家族での旅行で飛行機代のチケット代にはいつも頭が悩まされます。飛行機のチケットは1年後まで買えますので、例えば今年のクリスマス、年越しの日本ーイギリスの往復チケット直行便で£1200(経由£950)で買えます。シーズン直前に買うと£2000にもなるチケットです。
計画を早めにして航空チケットを購入して余計な出費を抑えるのも良いでしょう。
学校側との相談もありますが、夏休みに入る前などのチケットも比較的安い場合もあるので、そのような日を狙うのも良いかも知れません。
6. 自動引き落としの毎月の貯金、投資を継続
コツコツになる作業ですが、銀行口座から毎月自動的に別アカウントへ貯金や投資に回る設定をしておくのも良いかも知れません。やはり、お金が少しずつ溜まっていくのには精神的に安定するし、20年、30年と続ければ結構な額になります。
参考記事⬇︎
7. 余計な出費をしない
最終的にはこれに尽きると思いますが、必要もないことにお金を使わないというが鉄則です。スーパーであれば余分に物を買ってしまって食べずに捨ててしまうとか、服であれば持っている服を把握せずに買い物に出掛けて似たような服を買ってしまうとか、携帯電話もまだ使えるのに最新機種へ変更してしまうとか、ちょっとした徒歩を嫌がってタクシーに乗ってしまうとか、ちょっと我慢ということ覚えればそれほど難しいことではありません。毎日の消費生活をもう一度見直してみましょう。
8. 児童手当を受け取る
お子さんがいる家庭で、収入が5万ポンド以下の方は政府からの補助金が受け取れます。条件は以下になります。該当する方はぜひ活用してみてください。
児童手当は、16 歳未満、または A レベルまたはスコットランドの高等学校で勉強するなどのフルタイムの教育または訓練を受けている場合は 20 歳未満の子供を持つ英国の家族に支払われます。
週に子供 1 人につき £21.80、追加の子供ごとに £14.45 を受け取ります。 これらの金額は、2023年4 月に 10% 引き上げられる予定です。
収入が 50,000 ポンドを超えると、児童手当は徐々に撤回され始め、60,000 ポンドを稼ぐと、児童手当はまったく受け取れなくなります。
まとめ
インフレで人々の生活は、以前と比べて、何かを削らなければいけなくなってきています。しかし、身の丈にあった生活を上手にこなせば、それほど不幸にも感じないと思います。実際に、お金がなかった頃の方が楽しかったということも聞きます。今の時代はインフレなんだと受け入れて、インフレになったことを悔やむのではなく、それにどう対応するだけを考えていけば幸せに暮らせるのではないでしょうか。
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