こどもに学習障害があったことが今さら判明した話①

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♫おひさしぶぅりぃね♪
ちこちゃんです。


先日、ブロードウェイ発、話題のミュージカル「ハミルトンを、やっと観て参りました。

R&B、ヒップホップ系大好きな私としては、厳選されたキャストの響き渡る声の歌とキレッキレのダンスが垂涎ものでしたが、一方でラップのセリフの聞き取りが非常にしんどく、途中で理解するのをあきらめ、舞台そのものを楽しむことに集中しました。
リスニングに自信のない方は、合衆国建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンと、その辺の米国史を予習してからの鑑賞をお勧めします。が、美男美女によるキャバレー式のショーだと思えば、全然オッケー、楽しめます。ちなみに同行のネイティブ英国人も、「早口のラップ、何言ってるかわからん」と申していたので、落ち込む必要はありません。

さて表題の件ですが、軽い話題ではないので、まずは心の準備を


前の連載が終わってないのに、新しい連載をスタートするという、まるで新進気鋭の小説家ないし漫画家気取りですが、イギリスで子供を育てている親として、気づきがありましたので、そのことを急遽お知らせしたいと思いました次第です。(「前の連載って何やねーん」ですよね、すいません。勝手にほざいてます)

うちの次女は、ただいま来年6月のAレベル受験(日本で言う大学入試だと思ってください)に向けて準備中、先月18歳になった、花のお受験生です。そんで今になっていわゆる「学習障害(Learning Difficulty (LDと日本の諸サイトで表記あり))」があることが発見されてしまったのです。

このことを吹聴したいわけではもちろんないのですが、親が無知であったために、今まで娘が人知れず辛苦に耐えていたことを放置していた私の過ちを知っていただき、もしかして、読者様の中に「あ、それうちもそうかも」と思う方がいれば、私(あ、夫も)と娘の経験がお役に立てるかも知れないと思ったわけです。

これをブログに書くことを娘には言っていません。もともと、自分が人と違うことを隠したいがために今まで障害が露見しなかったという背景もあり、おそらく、L Dのことを書くなどと言うと、自分がバカであることを公表されたと思って傷ついてしまうことは確実です。



日本では、「謙遜」は美徳とされます。しかし過剰な謙遜は卑下になる恐れがあります。自分のことを謙遜するのはまあいいとして、日本には自分の家族をおとしめることをよしとする風潮があります。「うちの愚息が」とか「馬鹿嫁が」とか「うちの子はデブで」とか。まあそこまで言う人は今日日あまりいないとは思いますが、それが作法ですよね。どんなに自慢の息子でも「うちの優秀なゴキちゃん(仮称)がね」なんていうと頭のおかしい人になってしまいます。

日本にはまた、相手の家族のいいところを一生懸命探して、ことさらにほめると言う文化もあります。

ですので、例えば一時帰国時に、

「お宅の娘さん、ハーフでスタイルいいわねー」とか言われたとします。

そうするとネイティブ日本人の私は

「いやそんなことないわー、デカくて困ってるのよー」とか、

ひどい時には、

「いやー、でも掃除できなくて、部屋がめっちゃ汚いねん」とか、

全く脈絡なく彼女の「負」の部分を暴露してしまいます。

そこで、相手からもらった「正」の褒め言葉を「負」の言葉で返し、その会話はプラマイゼロで両者納得という、暗黙の了解があるように思います。

こんな会話、イギリスでは成立しません。ほめられたら「ありがとう」。それだけです。

この謙遜文化に慣れていないネイティブ英国人の、ボロカスに言われるだけの子供たちにしてみればそりゃ怒りますし、傷つきます。それを後から知って反省した母。ほんとにごめんね。

何が言いたいかと言うと、これから娘のL Dのことをお話しするにあたり、この子の「負」を披露することが目的ではないので、必要以上に謙遜して表現しないようにしようと思っていることです。それどころか、称賛してしまうかも知れません。

娘のL Dのことをブログに書くと言いながら、単なる親バカ、子供自慢やん、と言う印象を与えるかも知れませんので、それを事前にご了承いただきたいと思います。

うっわー、言い訳くさ〜。前置き長すぎるねん。ほんで、何やねん、あんたとこの子の学習障害って。


以下、明日に続きます。

なんやねん、そのクリフハンガー!ちこちゃん、ええ加減にしいや!
ま、しゃーない、明日も読んだるわ、
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About the Author: ちこちゃん

南ロンドンに住んでもう20年が過ぎてしまいました。来た当初に経験した愕然としたこと、怒りに髪の毛が天を突いたことなどがすっかり標準化してしまった今日この頃。日本人としてのアイデンティティを失わないよう頑張っています。

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