イギリス??奴隷制度の廃止に繋げたKenwood House

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

夏も終わり銀杏の葉が落ちて絨毯を作り始め初秋を迎えるイギリス??ロンドン。

ケンウッドハウス 

お家から車で15分で別世界、ハムステッドヒース北端にある白いお屋敷、部屋の壁は水色で塗られていて清潔感があり、名画と美術品の宝庫のケンウッドハウスへ行って来ました。

 車を駐車場に止めて、ケンウッドハウスに着く迄はゆっくりと歩いて10分ほどかかります。入口から森林浴と森の香りを感じ、大きな木の間から木漏れ日が差し、広い公園では子供達がダディと遊ぶ姿に微笑みながら心地良く歩いていると白いお屋敷が見えて来ます。

 お屋敷の見学は、10時から16時迄の間で予約します。料金は無料ですが最後にお土産屋さんで寄付をする様になっています。

名画

 有名な絵画がたくさんあり見ていて幸せになる名画で美しいです。
 幸せな時代を感じるケンウッドハウスの名画に付いて書かせて下さい。

⭐️レンブラント・ファン・レイン作『パレットと絵筆をもつ自画像 Portrait of the Artist』(1661~62年)  パトロンが他界し、自宅も売り払うほどの貧困状態に置かれていた時期に描かれた、レンブラントの自画像。(60代)

⭐️ヨハネス・フェルメール作『ギターを弾く女 The Guitar Player』(1670年頃)  寡作のため、世界に30数点しかないフェルメール作品のうちでも、最も有名な作品のひとつ。

⭐️トマス・ゲインズバラ作『ハウ伯爵夫人メアリーの肖像Mary, Countess of Howe』(1764年)本国英国では風景画の方が人気のあるゲインズバラの手による肖像画。本人も「肖像画はお金のために描く」と公言。

 下記の写真を撮ってきたので見て下さい。

映画「ゴスフォードパーク」と「ベル ある伯爵令嬢の恋」閲覧注意ネタバレあり

私は図書館の中で白人の女の子の後ろで褐色の肌の色の女の子の絵画を見て、お家へ帰ってから2本の映画、「ゴスフォードパーク」と「ベル ある伯爵令嬢の恋」を見たので、その事に付いて書きます。

奴隷制度がある18世紀にイギリスに褐色の女の子(ダイド)と白人(エリザベス)の同等に描かれている一枚の肖像画が21世紀に発見され珍しく思い、褐色の女性に付いて調べて映画化されました。

海軍士官のリンジー伯爵は黒人女性と恋に落ちベルという娘をもうけるが、一緒に暮らせないため、主席裁判官をつとめる叔父マンスフィールド伯爵に預けることに。子どものいないマンスフィールド伯爵は、すでに姪孫エリザベスも引き取っており、ふたりの少女は姉妹のように仲良く育つ。褐色女性のダイト、エリザベス、ベルを育てたウィリアム・マレーは奴隷制度廃止をします。このウィリアム・マレーという人物は、スコットランド出身で、当時イギリスで一番と言われたウェストミンスター・スクールで教育を受けた後、オックスフォード大で学び、その後法律家の道へ。有力政治家の娘、エリザベスと結婚。やがて、高等法院主席判事(Lord Chief Justice of the King’s Bench)の座に着き、イギリスで最も影響力のある人間の一人でもあった人物。徐々にイギリス国内で、奴隷制廃止を唄う人物が現れてきた中、彼は、主席判事として、黒人奴隷に関わる、1772年の「サマセット事件」において、奴隷制の廃止への足がかりとなる判決を行った事で有名です。ベルはその肌色から、年頃になっても社交界デビューを許されなかった。ある日ベルは、見習い弁護士として屋敷に通うようになった青年ジョンから、黒人奴隷が非人道的な扱いを受けた「ゾング号事件」について聞かされる。1783年に、マレーが関わるのが、ゾング号事件。アフリカ奴隷を乗せてジャマイカへと向かった奴隷船のゾング号。目的地を間違えて通り越してしまい、さまよううち、船内の水が不足となる。船員達は、そこで健康な奴隷と乗組員を守るというたてまえで、病気で弱っている132人のアフリカ奴隷を、海へ投げ入れ殺す。最終的に、ジャマイカへたどり着いた後、船旅の記録簿は、なぜかミステリアスに紛失。船のキャプテンも、すぐ死亡。後に、ゾング号の船主は、この132人の奴隷の損失価格を、保険で請求。保険業者は、支払いを拒否。そこで、船主が、保険業者を相手どって、リバプールにて訴訟を起こし、保険業者は、金の支払いをすべきだとの判決がおりる。ゾング号のキャプテンおよび、乗組員が、すでに病気で弱り、価値のなくなった奴隷たちを、海に投げ込み殺す事で、せめて、保険金を儲けようという意図があったとし、この最初の判決に不満を持った保険業者は、事件をウィリアム・マレーの元へ持っていく・・・。マレーは、保険業者側に同意。ゾング号事件は、一般庶民の間でもスキャンダルを引き起こし、奴隷制廃止支持者の上昇に繋がります。

Brew House Cafe

素晴らしい名画?を鑑賞後は、お腹も空き、カフェでイギリス??料理のランチとティータイムをします。

カフェのメニューはとメインをチキン、ポーク、ラム、フィッシュの中からひとつ選び、サイドの野菜をふたつ選び、ソースをひとつ付けてミールで£12.50です。私は、スープが好きなのでスターターも付けました。

デザートも豊富で一番人気のオレンジチョコレートケーキ?をオーダーしました。お友達は、今は流行ってるズッキーニケーキを注文しました。ケーキの種類も豊富で甘さ控えめで、どのケーキも美味しかったです?コーヒーの味も☕️凄く美味しくて全てが大満足でした?美味しそうな外側がカリッとしたスコーンもあったので、次回訪れる時はクリームティーにしたいと思います。

 イギリス??の9月のカフェのお庭には薔薇?の花が咲き誇り光がさし、お花?を見ながら、お喋りして食べるランチとデザートとコーヒーは最高でした

最後に

 ケンウッドハウスへ行き絵画?を鑑賞し、褐色の女性の笑顔を見て、彼女の事に付いて調べる為に映画を観て、グーグルで調べました。
 奴隷制度の時代に褐色のダイド.ビルは白人のエリザベスと一緒に大事にここで育てられ、育て親のウィリアム伯爵は、奴隷制度を廃止する支持者になります。ダイド.ビルは公の場には出されなかったので、ウィリアム伯爵は可愛い笑顔のビルの事を思い奴隷制度廃止に繋げたのですね。

マンスフィールド伯爵家は相続税を支払えず、ケンウッドハウスを余儀なく手離す事になり、その後にギネス・ビール社会長の初代アイヴィー伯爵エドワード・セシル・ギネス(Edward Cecil Guinness, 1st Earl of Iveagh 1847~1927)1925年、アイヴィー伯はケンウッド・ハウスと、買い戻しが済んでいなかった土地約30ヘクタールを購入して上記の絵画?を買い集めました。ギネスビール(ビール)に乾杯❣️

ケンウッドハウスを残そうと人々が全力を尽くしたマンスフィールド伯爵家と絵画(絵画)は幸せな時間になるので、皆さん是非、観に行かれて下さい。ランチとデザートとコーヒーは、とても美味しく最高の一日になります?

ぴよこ

おまけ

一枚のベルの肖像画に魅せられた私は、お庭で銀杏(イチョウ)の絨毯を見つけて、葉っぱを飛ばしたら私の一枚の貴重な写真になり世に残せる(私、有名人じゃないですけど)と思い銀杏の葉をかき集めて飛ばしてみましたが、銀杏の葉っぱは一枚ずつではなく、ボトッと束になって頭の上に落ちてくるわ、髪に引っかかるわで大変苦労して写真を撮ってインスタに載せた所、反響なく良いね36名?と言う残念な結果だったので、ふわりイギリス??を見て頂いた方々には反響して頂ければ良いな、と願っています。

ぴよこ?


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About the Author: ぴよこ

ロンドンで働いてた15歳年下の夫と福岡で出会い大恋愛し、2年間の遠距離恋愛後イギリスへ。在英14年間、毎日の英国生活を楽しむ為にオーガニック料理、スイーツ作り、プチ旅行して過ごしてます。

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