清く、正しく、逞しく その2
こんにちは。マユゲリータです。
今日は昨日の続編をお伝えしたいと思います。
長男から詳細を聞いた後すぐに学校へ電話をし、担任の先生に何があったのかを伝えました。
その日は木曜日です。
先生は明日すぐに詳細を調べてみますとのことでした。
そして翌日、学校からは何も連絡がなかったので、放課後先生に会えるかなと思っていたら、先生がいない様子。
その日は仕方なく何もアクションしないまま過ぎました。
週明け、学校から相変わらず連絡なし。
月曜日の朝、校長先生が門に立っていたので、軽く報告しました。
こんなことが木曜日あったんですが、何もフィードバックがないんですが。と。
月曜日のお迎えです。
先生がドアの前にいます。
息子を迎えに行った時、何もアクションがありません。
おかしい!と思い、早速私は先生に直接、話をします。
私;その後、例の件どうですか?
先生;はい、生徒たちと話しています。時間がかかります。そんなに単純に解決するものではないんです。
私;(ん?!何?何が言いたいの?普通は即アクションするんじゃないの?)
そうなんですね。ちなみにその子供達の親御さんには報告はされたんですか?何も学校側から連絡がないので。
先生;いえ、保護者の方には連絡するつもりはありません。
まだ幼い子供たちですから(幼いと言っても8歳です)、一度はチャンスを与え、学ぶチャンスを与えたいのです。
それでもしまた同じようなことがあったら罰したいと思います。
私;(は?この人ふざけてるんじゃないのか?!ちょっと今聞いたことが信じられないんですけど?!またこのことがあったら?って、もうこんな事が起きないように教育するのが私たち大人のするべき事じゃないのか?)
ちょっと待って下さい。それは違うんじゃ?しかもこの件は初めてではないですよね。
夏休み前でも同じことがあり、校長先生にも報告しています。
しかももし学校で怪我や、喧嘩で押し合いなどあったときは、その日にすぐスリップ(メモのレポート)が回って来て、保護者は何が起きたのかすぐわかるようにされてますよね?
なのに、この件に関しては、スリップも無し、何の報告も無し、この件はそこまで重要ではないと言われているように、私としては感じるんですけど。
先生;だけど時間がかかります。何人もの生徒と個別で話すんです。すぐには解決できません。
OO(息子の名前)君?あなた他に仲の良い子はいる?
いるんだったら、しばらくはその子たちと遊んで、差別発言した子たちとは距離をおけるかな?
私;(え?何?今、親の目の前で息子にそんなこという? それ間違ってるから! 逃げることを教えて解決できるとでも思ってるのか? ジョークやん、完全に。しかもそういうこと話すのは親の役目であって、先生ではないんじゃ? そしたらうちの息子はずっといじめから逃げて学校生活を送れというのか?何で堂々と胸を張って、僕はイギリスで産まれた。オリジン(ルーツ)は日本と中国だ!と誇りを持てないのか? →この時点で私の心の中は怒りで煮え繰り返ってました。)
自分を落ち着かせて、一呼吸して、
はい、わかりました。
ではまた報告よろしくお願いします。
とその2言だけ伝えてその場を去りました。
そしたら月曜日の放課後、校長先生から電話がありました。
あの件だけどそんなことはあってはならない事で、クラス全体でこのことについて話したいのですが、この事をオープンに子供達に話しても大丈夫ですか?
私は即答で、
はい。大丈夫です。よろしくお願いします。と。
その後火曜日、水曜日、木曜日、金曜日。。。何も報告ありません。
そこで、土曜日の日本語補習校で色んな日本人ママさん達に話してアドバイスを受けると、
みんな揃って、
それはない!!!!!!
普通はその日か次の日までには、解決。
みんな校長室に親とともに呼び出しされて、解決するよ。と。
そうだよね?!なんだか安堵の気持ちでいっぱいでした。
異国での子育てに、特に第一子目ともなると何もかもが初めての事だらけで、何が普通で何がおかしいのか、わからなくなってしまうんです。
まさしく竜巻の渦の中にいるような。
その日帰宅して、すぐに主人に色々話しました。
そしたら主人もすでにおかしいと色々頭で考えていたようで。
その日の夜、私たち夫婦で学校宛にメールを送りました。
内容は、
このような対応で、教育放棄されているように感じます。
学校で解決出来ないのなら、地域の児童相談所と警察に報告さざる終えません。(差別は立派な犯罪です。)
もちろん、学校で対応できるのなら、それで私たちは問題はないのですが。と。
週明け、月曜日、副校長先生が私に声を掛けてきて、放課後ミーティングに来てくださいと言われ、行ってきました。
結果、今までの学校、担任の先生のした対応は、僕は完全に納得できない。
もし自分の子供に同じようなことがあったらと思うと。。もちろん保護者にすぐに報告するべきだし、直接子供達にも話すべきで、今日、僕が全て対応させてもらいました。
と最後に握手を求められ。
何だか最後、え?!何それ!じゃ、初めからすればいいやん! となんだか腑に落ちない感じで終わりましたが、とりあえず、今回はちゃんと対応してくれたのなら、もうこのことは流して、様子をみることにしました。
最後に長ーーーーーーーーくなりましたが、何を言いたかったのかと言いますと、
報告や、苦情などは全て、履歴に残るメールがベストなんだということです。
履歴に残ると、相手はすぐに対応してくれます。
最後に、私はイギリスという国が大好きです。
みんな個性があって、自由だし、そしてとてもユニークというかなんせ変わっているのが、本当に大好きなんです。
そして、子供や妊婦さん、障害のある方、お年寄りの人などに対してもとても優しいし、この国のボランティア精神に関しても本当に学ぶものがたくさんあります。
私たち外国人を受け入れて、住ませてもらい感謝しています。
それと同時に、子供達は自分で産まれてくる国を選べません。
たまたま産まれてきたのがイギリス。
でも僕たちの見た目は日本人風。”(←マユゲリータの子供)
なので、綺麗事ではなく、今後生きていく上で、もしかしたらこの差別という経験は、通らざるおえない道かもしれません。
子供達には、性別、国籍など関係なく、自分のアイデンティティをしっかり持って、逞しく、堂々と、人の痛みの分かる優しい人になって欲しいなと、私自身も含め日々勉強です。
それから、あと逆に、日本に滞在している外国人労働者やその家族の方たち、国際結婚されてる方たちも、同じ様を体験されてるのかもしれません。
この議題に関しては深すぎて、賛否両論もあると思います。
しかもマユゲリータの文才力ではきちんとお伝えできないですし、簡単な問題でもありません。
ただ、私は、みんなが笑って、楽しく、過ごす! 過ごしたい!
心から、そう思います。
だから、毎日、出来る限りたくさんの人に笑顔で Hi !! と言い続けていこうと思います。
笑う門には福来たる!ですしね。
それが私に出来ることかな?と。 かなり微力ですが。(笑)
うわーーー。それにしても自分でもヒクくらい長い文になってしまいました(><)
最後までお付き合いありがとうございます。
では最後にまとめると、
多分、そんなこともう知ってるよって方がほとんどだと思うのですが、まだ私のように新米ママだったり、海外での子育てに戸惑っている方がいるかもしれないと思い、一人でも多くの方にこのことを知っていただき、今後の海外子育てに役立てていただければと思い、今回書かせていただきました。
”不平や報告はメールが最強!” ということでした。
少しでも共感していただけたり、がんばれーと思ってくださった方、羊さんをポチッとしていただければ、励みになります。
ありがとうございました!
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。
メールも素晴らしいけれど、やっぱり面と向かって毅然と対応されたお母さん、素晴らしいと思いました。
しかも文面にネガティブオーラが出てないのがさらに凄い。
正直、差別主義者なんて日本にもいますよ。
それはネトウヨやイジメ犯と呼ばれる最下層の恥ずかしい人達です。
だからその差別した子は、イギリスの中でも最も恥ずかしい人達の一員です。自分で何一つ立派な事をしていないのに、誰かの上に立ったと勘違いしているんですから;
お子さんはこの経験で、ママさんのように《逆に明るく、親切に》生きて欲しいですね 。恥ずかしいお子さん;という反面教師がいるので、普通の人よりも簡単の筈です。
「僕は絶対にこうはならない!あいつが汚い真似をした分、僕は今日いいことをしよう!」って思えればいいのですから。
同レベルで戦わず、人として5段くらい駆け上がって欲しいなって思います☺
あと、人は《最も苦しかった時》に助けてくれた人を信頼します。
息子ちゃんの一生続く、絶大な信頼を勝ち取るチャンスです。
息子ちゃんのサポートしまくってあげてくださいね!
なな様
はじめまして。
コメントメッセージありがとうございます。
なんだかとても勇気を貰え、しかも自信に繋がりました。
先生に面と向かって話して、嫌われて、もし今後息子に対して良くしてくれなかったら?!とかも頭に浮かんだんですが、やはり正しいは正しい!相手が間違っているならこちらも胸を張って戦うべきだと、ほぼ自分自身をマインドコントロールかけて、なんとか戦い終えました!
ほんと、なな様のおっしゃるとおりで、同じレベルで戦わない!それに尽きますよね。
息子にも、あなたはとっても賢くてカッコいいんだから、あの子達の相手はしなくていいんだよ!賢い人は無視だよ!と教えさせて頂きました。
辛い経験を体験したからこそ、見えてくるものありますもんね。
息子を信じて、今は背中から見守るのみです。
とってもあたたかいお言葉ありがとうございました。
そして、フワリを読んで下さり、ありがとうございました。