イギリスで楽しい同居のススメ~その2~
どーも、たまさぶろうです。
前回、イギリスで楽しい同居のススメ~その1~で、涙なくしては語れない同居生活(大嘘です)をお伝えしました。
今回は、その第2弾をお届けします。
共通の敵を作れ!
さて、イギリス生活にも少しずつ慣れ、同居家族との会話は、お互い探り探りながらも何とかなるようになってきた頃・・・
旦那も資格を取ったりバイトを始めたりと、前向き?にイギリスでの生活基盤を整えようと動き始めました。
でも、私への小言は相変わらず続き、言われる度に、悔しくて悲しくて涙を流したものでした。言い返して喧嘩にもなるし、なんの為に誰の為にここにいて、何がしたいのか、自分自身も分からなくなる事もありました。
そんな時、私の強い味方になってくれたのが、義両親と義妹です。
旦那は元々、あまり義両親に対して良い感情を持っていないようで、自ら自分の事を話したり、彼らの意見はあまり聞き入れたりはしませんでした。義両親も、彼の取り扱い説明書が必要なくらい、取り扱い要注意の面倒くささ(小さい頃からだそう?)。
義妹とも一回り近く年齢が離れている事もあって、共通の会話もほぼない状態。
そこで私が間に入って、双方(義両親と旦那間、義父と義母間など)の橋渡し的な役割を担う事になったのです。
義両親や義妹とはたくさん色んな話をしました。日々の出来事、日本・イギリスの違い、本当に毎日毎日、よくお喋りしました。
で、旦那への愚痴で意気投合しちゃったんです?彼らはいつも、私の味方でいてくれました。
でもこれが同居が上手くいった1番の秘訣ではないか!と思います。
言葉の壁を超えて、共通の敵の話で盛り上がる(笑)
多分、私の主張に対して、彼らなりに嫌な思いもあったかも知れません。自分達の息子の話ですもんね。でも本当にいつもいつも、私の話を根気よく聞いてくれて、一緒に怒ったり、解決策を考えてくれました。
実父を早くに亡くした私にとって、義父は本当のお父さんみたいに思えた(よく、夫婦にも間違われた?)し、17歳しか年齢差のない義母も、友達のような感覚で、言いたいこと言い合えました。
義妹に関しては、若さのせいか気分のムラがあって、正直面倒くさいなぁと思う事もあったけど、息子も良く懐いて遊んでもらったし、マニキュア塗りあったり、買い物行ったり、恋話をしたりと、楽しい事が多かったです。
言いたいことは言おう
そうそう、一緒に暮らして思った事は、イギリス人って、家族なのに全然本音を伝えない!という事。
生活していて、直して欲しいところがあったり、気に入らないことがあっても、決して本人を目の前にして直接言わない。
日本だったら、言いたいこと言い合っちゃうし、喧嘩もしょっちゅう(私の知る限りでは)。
間違ってる事は間違ってるし、見過ごせない性格の私は、自分なりの言葉で、ちゃんと言いたいことを伝えたのも、言えない事で悶々とストレス溜めずに済んだのかも。
まぁ、内容は、
・ゴミ出し(分別)・食生活(偏食)・起床時間(義母はめちゃくちゃ不規則)・息子への甘やかし方(お菓子あげちゃう)
等の、主に義母とのやり取りなんですが。
鼻で笑われたり、言っても逆に酷くなったり(子供みたい)する事もあったりと、日々可愛いプチバトルは続きました?
一緒に暮らす楽しみを見つけよう
私もパートでお掃除屋になり、生活リズムや家事分担がスムーズに出来始めた頃、とうとう旦那のフルタイムでの職が決まりました。
同居生活、3年目の事。
ヤッター!これからいっぱい貯金出来るやん。旅行も行けるやん。なんて喜んでた私に、
「出来るだけ早く、この家出たいから」
と旦那の一言。
お、そう来ましたか。
彼からすると、両親と一緒に暮らした3年間は、我慢我慢の3年間だったのでしょうね。
でも、私にとっては、イギリスで新しい生活に馴染む為のサポート、英語力の上達、息子の世話や家事の分担、金銭的な不安からの解放、愚痴でストレスの発散・・・本当にたくさんの助けが得られてたんですね。
貯金も出来て、何度か日本にも里帰り出来たし、一緒に暮らすとなったら、目標や楽しみを見つけてみると、上手くいきやすいのかもしれません。
でもきっと旦那からすると、私が仲良くする事で多少の疎外感もあったのかも。仲間に「いーれーて!」って言えない性格なんですもん。
まあ旦那は、私が耐えかねて義母の悪口言っても、「そんなこと言うなよ!」なんて事は1度も言われた事ないし、逆に文句言ってくれてたくらいだし、感謝すべきなんだろうな・・・ありがと(小声で)
もし、また同居するなら?
答えは・・・イエス(ホンマか?)
だって、アホみたいに高い家賃のせいで、万年金欠ですから?お金貯めたい!
それに、娘を義母が毎日預かってくれるので仕事に行けていますが、時々連れていくのも面倒くさいな、なんて思ってしまうし。
でも、適度な距離を保ってお互いの生活を尊重しながら、別々に暮らすのが1番なんだろうなと思います。
これから義両親との同居を考えている方、参考になりましたか?(ならないよね?)
ブログを書いていて、私はつくづくラッキーなんだなぁと思いました。あ、旦那の性格は、見抜けなくてアンラッキー・・・
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。