コロナ独立記念日!!しかし。。。(イングランドロックダウン完全解除の概要)
この日を人々は自由を獲得した日と言う
2021年1月5日から続いたイングランド第3次ロックダウンが、昨日7月19日、いよいよ解除となった。
この日を人々は待ち望んで、再開されたナイトクラブでは、日付が変わる月曜日の午前0時からパーティーが始まったようだ。
何が解除されたの?
7月19日から解除となった規制をまとめてみた。
マスク:法律的義務ではないが、公共交通、人混み、室内でのマスク着用は推奨
在宅ワーク:会社への出社を許可するが、政府は段階的な出社、もしくは在宅ワーク継続を推奨
老人ホーム:訪問者の人数制限解除、マスク着用を推奨
6人ルール:会合の6人ルールを解除、人数制限なく室内、屋外での会合が可能
劇場:入場者数制限解除、満席の入場が可能
スポートイベント:スタジアムの有観客可能、人数制限なし
ソーシャルディスタンス:パブ、レストラン、バー、カフェでのソーシャルディスタンスルール解除
ワクチンパスポート:イベントでのワクチン2回接種証明書の提示の義務、必要なし
パブ:QRコード等のテーブルでの注文ルール取り下げ、直接バーでの注文可能
ナイトクラブ:再開。パンデミック前のルールで通常営業が可能
結婚式、葬式:参加者の人数制限なし
海外旅行:コロナ黄色信国訪問者でワクチン2回接種者、または18歳以下は、帰国後の隔離生活要請なし。ただしフランスを除く
以上が政府が発表したイングランドロックダウン完全解除の概要だが、一方で、有識者の間で議論されている内容が、「この解除はコロナの更なる蔓延をもたらす。ロックダウンを解除するべきではない!!」と懸念されてることだ。
しかし!!!!!感染者の増加が止まらないイギリス
3ヶ月前の4月は新規感染者3,000人、新規死者数10人と、感染者は多いものの、ワクチン接種が急速に進み、死者の数を抑えることによって、コロナ押さえ込みに見事成功したかのように思われた。”ふわりいぎりす”でも楽観的な見解で以下の記事を参考にしてもらいたい。
ロックダウン完全解除までの中途半端な過ごし方〜ちこちゃん編〜
ロックダウン完全解除までの中途半端な過ごし方 〜ジゴロッキー編〜
ところが、先週末の新規感染者数、死者数をみると以下の通りで、なんと5万人近い感染者数!!
もはや75人に1人がコロナ感染者!!
連日の5万人新規感染で、国内の75人に1人がコロナ感染者の計算となる。学校に300人生徒がいれば4人は感染してるということで、ロックダウン完全解除前のルールであれば、感染者のいるクラスは閉鎖となる。
我が学校にも感染者が現れ、6年生のクラスが閉鎖、今週、卒業式とパーティーを控えているのに、それが中止になるとところだった。しかし、7月19日以降のルールだとバブル方式は消滅、症状のない生徒は登校が可能ということで、かろうじてイベントのキャンセルは免れることができた。
まとめ:喜べないロックダウン解除
今や今年1月のピーク時、新規感染者数6万人に追いつく勢いで蔓延しているコロナウィルス。政府はこの感染者数の多いのにもかかわらず、7月19日は決定したのだから、再延長なしでロックダウン解除に踏み切った。しかし、現状は冬と同じ。死者数の数を抑えているのが唯一の救いだが、コロナにかかるという恐怖感は拭えない。今後、日々新規感染者数は10万人から20万人へと増えると科学者の間では言われており、現状では改善の余地が見えない。それでも政府は解放宣言を正解であるというのか。
我々自身で身を守っていかないと、コロナにかかった人たちが自由に外に出てウィルス撒き散らしてる中に飛び込んで自爆してしまう。もう政府は守ってくれない、ここからは全て自己責任で挑むしかない。
最後に:マスク着用義務化署名運動のお知らせ
7月19日以降も室内でのマスク着用義務化を要請する署名が集まっているので、ご興味のある方は署名お願いします。⬇︎⬇︎
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