自宅待機をこれで乗り切ろう!学校に行けない子供達へ。
イギリスロックダウン(一部緩和あり)11週目です。
今週、6月から低学年(5ー6歳)と6年生の一部、希望者のみ学校に戻ります。うちにもちょうどそのぐらいの子供たちがいるのですが、今のところは9月の夏休み明けまでは現状維持でホームスクールを続けたいと思っています。実質あと1ヶ月半で夏休みなので、ここは、頑張って家で課題を済ませて、ロックダウンを乗り切りたいです。
ロンドンにある日本人学校は既に9月から再開と決定がされて、4月から続いていた、いつ学校が始まるのだろうという不安は払拭されました。しかし、ロックダウンを段階的に解除している国々で、既に第2波と言われている集団感染が始まっているので、9月にも始められるかが心配です。
ロックダウンで外出規制を守っていた国民とは裏腹に、イギリス首相の側近の政治家が、ルールを破って外出していたことで、国民は怒っています。政治家がルールを守らないで、どうして一般庶民が自宅待機の要請に従って、外出できない辛い思いをしなければいけないのか!と。周りでは、やけになって、ロックダウン一部解除前に、家族ぐるみでバーベーキューをやっている人もいました。
この秋には新型コロナウィルス感染拡大の第2波が到来すると言われています。しかし、先ほども述べましたが、各国で、すでに6月で新たな集団感染が始まっています。イギリスの科学者の中では、第2波を防ぐためにはさらなるロックダウンが必要と言う科学者もいます。ワクチンや新薬ができない限り、議論はまだまだ続くようで、セカンドロックダウンももうすぐかもしれません。
9月まで学校には行かせないと決めた我が家では、ここから3ヶ月、夏休みも含め、どうやって家で過ごしていくかを考慮しなければいけません。コンピューターゲームやテレビだけで過ごすわけにはいきません。今回の記事では子供を3ヶ月間、自宅待機させる場合に、飽きさせないようどう対処していくかを3つ紹介したいと思います。後半には1週間の気になるニュースをまとめたので、そちらも是非ご覧ください。
レゴ®︎エデュケーション
どんなおもちゃがあるのかなあと、ネットで調べていくとレゴにたどり着きました。レゴといえば今は大人気で子供から大人までが楽しめるブロックを組み立てるおもちゃですが、今回注目しているのは、組み立てたレゴが、コンピューターと連結して、コーディングを作成すると、そのコードに従って、合体してできたレゴの物体が動いたり、音を出したりします。
今のレゴはプログラミングと一体になって、プログラミングを学びながら、レゴが楽しめます。よくある人気映画キャラクターや、乗り物のレゴではなく、組み立てたプログラミングに合わせて、人間の指示通りに動くレゴです。詳しくは以下のリンクからご覧ください。
https://education.lego.com/ja-jp
レゴの値段的にはちょっと高めですが、コンピューターゲームを買うのをガマンして、このレゴを買って、プログラミングを勉強しながら、創造力を養ってくれればと願いながら、思い切って購入してみました。これでなんとか、飽きずに、夏を乗り切ってくれないかなあと願うばかりです。今のところ72時間ぐらいが過ぎましたが、毎日、学校の宿題が終わると、静かに遊んでくれます。作れる作品が多種多様で、組み立てては、壊して、部品を箱に戻してを繰り返し、説明書はタブレットで閲覧でき、何度でも、何種類も作成することができます。作ったレゴが腹筋をしたり、お天気おじさんになったり、とても愛嬌があります。YouTubeでも紹介されているので、下にリンクをのせておきます。しばらくは、ベビーシッター代を取り戻してくれるぐらい、親の手間が省けそうです。家でやることがないお子様をお持ちの皆様にぜひおすすめの商品です。(お断り-私、レゴ社とは全く関係ありません)
イギリスから注文 日本語書籍を購入
我が家に日本語が絶えないよう、日本語の勉強を子供にさせています。日本人学校がしばらくお休みで、日本語を学習するのにインターネットを通じで勉強もさせていますが、やはり、日本の書籍を手にとって、書き込んだりさせたいものです。そして今はアマゾンなどで簡単に海外発送も注文できて、便利になりました。ちょっと送料がかかりますが、イギリスで手に入らないものを1500円程度の送料で、購入できるので、とても便利です。まとめて買えばさらにお得感が増します。子供のために5分ドリル的なものを注文、1週間ほどで届きました。これで、夏休み明けまでの、日本語教育を繋げたいと思います。
畑で野菜、果物栽培
昨日のたぬきの記事でも、野菜を育てて自粛グルメでロックダウンを乗り切ろうとありましたが、我が家も畑で野菜、果物を育てています。今はイチゴが取れる季節で、連日で、40個ぐらいは取れます。子供達は夕方に自分で畑から摘んだイチゴを、その後キッチンで刻んで、ヨーグルトに混ぜて、寝る前に食べるのが日課になっています。イチゴが終われば、ラズベリー、ブルーベリーの季節が始まります。ロックダウンが幸いにも天気の良い春から夏にかけてなので、豊富な果物に囲まれて過ごせそうです。どこにも行けない子供達が、畑で駆け回る姿を見ると、頑張れそうな気がします。
ロックダウン生活で、家でできることへの注目度が、我が家では高まっています。お出かけが主流だった家族のスタイルに変化が起きています。早く出かけたいという気持ちを抑えて、限られた行動範囲の中でどう生活を楽しむかを考えることが、今は、大切になっています。
気になる1週間のニュース
段階的ロックダウン解除 イギリス
今週から学校が一部再開しましたが、イングランドの屋外マーケットや、車のショールームも6月1日から再開しました。6月15日からはそのほかのハイストリートの店も、規制はあるようですがオープンとなります。ただし美容室、床屋、ネイルアート屋さんなど、ソーシャルディスタンスが維持できない業種は引き続き休業となります。
自粛疲れの人々殺到 アメリカ
アメリカでは全50州で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が解除、「自粛疲れ」の国民がプールやビーチなどに殺到。米国の新規感染者や死者数はピークの2~5割の水準に落ち着いているようですが、経済再開を機に感染者数が再拡大する懸念も強まっています。
国境またぐ恋人同士の再会容認 デンマーク
6ヶ月以上の交際証明提示で、デンマークでは、国境をまたぐ恋人同士の再会が緩和されました。ノルウェー、スエーデン、フィンランド、ドイツの4カ国のみの恋人だけだそうです。それ以外の国の恋人には会えないのはかわいそうですね。しかし6ヶ月の交際ってどうやって証明するのでしょうか。
北九州市で21人感染、「第2波の入り口」日本
緊急事態宣言が全国で解除された日本ですが、北九州では、既にコロナウィルスの感染拡大が始まっているようです。ただし、北九州では検査対象者を増やす動きもあるので、その影響で感染者数が鮮明になってきているとも言われています。
コロナウィルス感染者拡大 ブラジル
ブラジルの5月27日の新規感染者数は2万人を超え、1万8000人の米国を上回りました。累計の感染者数では依然として約185万人の米国が最多ですが、ブラジルは52万人で続きます。世界全体では636万人で、中南米地域が目立って増加中です。
警察官により黒人男性殺害 暴動 アメリカ
米ミネソタ州ミネアポリスで29日夜、黒人男性が死亡した事件をめぐり暴動が発生しました。この暴動はアメリカ各地に広がっているのはもちろん、ロンドンでもデモ行進が行われました。このロックダウンが段階的に解除されてる中でのデモによる感染拡大が心配です。
世界保健機関(WHO)から脱退する意向 アメリカ
WHOから脱退する意向を表明したアメリカ大統領に30日、各方面から批判が殺到しました。近年の国際機関の信頼性が欠けてきてる中、10万人以上ものコロナウィルス犠牲者を出したアメリカが、初動を誤ったとWHOを責めて怒っています。その後ろにいる大国による国際機関の関与もアメリカは納得がいっていないようです。
今回は以上になります。自宅待機中に、雲ひとつない天気で、気温も20−25度で、ロンドンは、気持ちの良い日が続きます。でも、どこにもいけない。本当に残念です。イングランドは6人まで屋外での会合が許可されるようになりました。ソーシャルディスタンスが守れるバーベキューやピクニックも許されるようになりました。徐々に人との出会いが戻りつつあります。前回のブログでも伝えましたが、ソーシャルライフは人間がコミュニティに存在する上で大切なことです。ロックダウンの段階的解除で人々の笑顔が戻るといいですね。
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‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。
日本ブログ村で拝見しました。日本も騒がしいが、英国も同じなのですね。日本の新宿歌舞伎町(又は、六本木、青山等)は、コロナの巣窟のようで、此処を完全封鎖しなければ収まらないでしょう。残念ながら日本では無軌道な若者達が、コロナをまき散らしているようです。今のままでは、来年のオリンピックも無理でしょう。
記事を読んでいただきありがとうございます。来年のオリンピックが危ういのは同感です。ワクチンや特効薬が見つからない限り、ロックダウンを繰り返すのでしょうね。イギリスでは未だに毎日数百人が亡くなっています。ロックダウン生活がしばらく続きそうです。