ロックダウン解除、出口はあるのか?
コロナウィルスイギリスロックダウン7週目が始りました。そろそろ出口戦略が話題になってきて、みんないつ頃ロックダウン解除するのだろうという関心が高まっています。今週もコロナ禍の生活を紹介、そして1週間の出来事を紹介したいと思います。
スーパーへ行かなければならない日が近づく
我が家は、イギリスロックダウン開始後、スーパーに食材を買いには行かず、コロナウィルス感染を避けてきました。大手スーパーの配達はお年寄りや常連を優先とあって、我々新規顧客は配達の日が選択できない、いわゆるクリック不可能、食料の入手が配達では困難な状態です。蓄えてた食料も尽きていよいよスーパーに行かなければならない日が近づいてきました。ゾンビ映画でいうと、無人のスーパーにマーケットに車を突っ込んで進入して、食料をゲットするものの、帰り際に襲われるパターンを思い出します。2流の俳優はだいたいこの時に噛まれます。
自分が実際にスーパーに行く時は、コロ助に噛まれないよう気をつけて行こうと思っても、噛まれる時は噛まれてしまいます。今できることはソーシャルディスタンスを保ち、購入した商品を徹底的に洗浄することです。商品に付着したウィルスで感染する可能性は非常に高いからです。皆さんも気をつけましょう。
ズーム飲み会
日本の家族と離れている我々にとって当初からスカイプのヘビーユーザーでしたが、次第にアイフォンやフェイスブックなどでもビデオ電話ができるようになり便利になりました。家族との会話がお陰さまで顔を見ながらできるようになりましが、なかなか友達の飲み会には誘ってもらえませんでした。飲み会の場で一人だけ電話の画面じゃ、誘ってもらえませんよね。しかしコロナ禍で日本にいる友達同士でさえも飲み会の機会が失われ、今ではオンライン飲み会が流行り出しています。そして今回ゴールデンウィークということもあり、グループチャットで盛り上がって、ズーム会をやろうということになりました。5画面以上になると喋りも重なってなかなか難しいかと思いましたが、みんなうまーくタイミングを図りながら楽しく2時間話せました。話題は半分以上コロナでしたが、旧友と久しぶりに話せて、改めて友達の絆が深まったと思いました。コロナとみんな戦ってるんだなと国を問わず同感できるものがありました。
今週のおすすめドラマ Normal People
先週に引き続き、今週もBBCのドラマにハマってしまいましたので紹介しようと思います。前回は監視社会について、都市伝説大好き系におすすめのTHE CAPTUREを紹介しましたが、今週はラブストーリーです。ザがつくぐらいのもろラブストーリーです。高校生から大学にかけての男女が、愛とプライド、家庭環境のために、自分を偽って、なかなか自己が表現できない悔しさを克服して、愛が深まっていく、原作者が29歳の若者で、なかなかいいものができています。全12話、6時間程度のドラマになります。ぜひ時間が余った人はご覧ください。
さてそれでは今週も1週間の気になったニュースを紹介したいと思います。
ケアホームの死者3800人追加
コロナウィルス感染による死亡者数が日々アップデートされて、各国のその数字を見て固唾を呑んで見守っていますが、先週のイギリスの数字に異変が起きました。よく見ると4400人程度の死者が1日で出たとのことです。しかしこれは最近言われていたケアホームの死者(7500人と言われていましたが)3800人が追加されました。予想より少ないのはいいことですが、それでも一気に3800人も足されると衝撃的です。これでいよいよイタリアにほぼ追いつきました。下の表は昨日5月4日の表で、死者数でイタリアと死者数がほぼ同等なのがわかります。
イタリアの都市封鎖緩和、400万人職場復帰
イギリスがイタリアの死者数にほぼ追いついた頃に、イタリアは都市封鎖緩和策を展開しだしました。建設業や製造業が中心となるようで、歴史と観光のイタリアの都市が戻るのはもう少しかかるのでしょうか。その前に飛行機が飛んでないので、観光客はまだ旅行には行けません。旅行好きなイギリス人はホリデーでイタリアには行くのはまだだいぶ先。感染者数の増加傾向が、イタリアの2週間後を行っていたイギリスは、追い付いてしまいまだ都市封鎖が続きそうです。
銃撃!コロナマスク問題 ブラジル
ブラジルでマスク着用を巡って警官と一般市民がもみ合いになって銃を発砲。流れ弾で女性店員が死亡だそうです。コロナウィルス感染者が広まり出したブラジルで、2-3週間前、大統領は「人間はどうせ死ぬんだ!」と発言してコロナウィルス対策を軽視していましたが、警官はマスクをしない市民に厳しくあたったみたいですね。しかし警官も発砲しなくてもいいのに。怖い怖い。
新しい生活様式 日本
専門家会議で発表されたコロナウィルス蔓延収束後のコロナ世界をどう共存していくかが、有識者の間で話されたそうです。基本的にはソーシャルディスタンスを維持で団体行動を避けることでした。そのほか、食事の時はおしゃべりを控えて食事に集中。スポーツでは距離を保つなど。食事中は比較的静かな日本人はさらに静かになり、麺をすする音だけが響きそうです。スポーツ活動時の濃厚接触を避けるという点では、体がぶつかる競技への影響が懸念され、来年のオリンピックへ向けての練習ができないスポーツも出てきます。本当に2021年夏にオリンピックができるのか心配です。
エボラ レムデシビル アメリカ
世界各国がこぞって新薬やワクチンの開発を進めている中、米製薬会社ギリアド・サイエンシズは、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「レムデシビル」を新型コロナ治療薬として緊急使用許可を得ました。エボラ出血熱の治療薬として作られたレムデシビル、日本でも厚生省が本日承認したようです。まだ完全に効くと証明はされていないようだが、効果は見られるようで期待が高まっています。
ボリス赤ちゃん
コロナウィルスで生死を彷徨ったイギリス首相と奥さんの間に赤ちゃんが4月29日に生まれました。お父さんがコロナウィルスと戦って復活して本当に良かったです。ウィルフレッド・ローリー・ニコラス・ジョンソンと名付けられたミドルネームには今回ICUでお世話になった医師の2人のニコラスの名前を取り入れたそうです。
ロックダウン解除いつ?
各国がポストコロナの生活様式を発表している中、なかなか解除に向けて方向性が出ていないイギリスですが、いよいよ今週末にロックダウン解除がいつごろになるかの計画を発表すると言っています。先週、コロナウィルス感染から復活して職務に戻ったボリスジョンソン首相はコロナウィルス感染第二波を避けたいから徹底したロックダウンを続けると言及していましたが、他国に煽られて、ロックダウン解除の計画でもしだしたのでしょうか。今週末が楽しみです。
今週金曜日はイギリスの国民の休日になります。しかし最近は週の感覚がなくなってきました。休みでも出かけられないから、嬉しさが増しません。引き続き瞑想で我慢です。幸せなだと思ったことを思い出して、生きている喜びを実感して生活を維持したいと思います。
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