各国流・精神の病み方(?)

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度々失礼いたします。

昨日の記事の続編です。 

会社で働く(会社でなくても、生きているだけで色々と・・・)と自動的に付いて来るもの、それは精神的重圧

どこかの本で、「鬱は大人の嗜み」という言葉を見たことがありますが、その言葉を噛み締めながら、なんとか日々を送っています。

いろんな国の会社で働くと、どの職場にも「メンタル弱ってるな〜」という人を見かけますし、自分も「このままいくとマズイな・・・」と思うこともしばしばありますが、その会社によって、病む原因が、圧力がかかって来る方向性が、微妙に違うことに気づきました。

というわけで、本日は各国別(と言っても、3カ国だけですが。しかも私個人の狭い範囲ですが)の精神病み方検証をしてみま〜す。 

現在本当に辛い状態にある方に取っては、この文章が不快感を与えてしまうかもしれませんので、素通りしていただけると幸いです。

イギリス現地企業で就労の際のメンタル崩壊要因

・圧倒的に事務処理能力のない人が居り、その人のおかげで自分の仕事にも支障が出る。 本当はその人のせいなのに、自分が失敗したような印象を他人に与えてしまい、落ち込む。

・そして時々自分自身が、その「圧倒的に事務処理能力のない人」になってしまい、更に落ち込む。

・一方で、自分よりも圧倒的に仕事の能力がない・やる気がない同僚を見て安心する。

・取引先の人がいつまで経っても休暇から戻ってこない。(コロナ前の古き良き時代の話)

・家族との意見が合わず、休みなのに旅行に行けず(子供がいなければ一人で勝手にどこにでも行けますが、家族単位となるとパートナーの同意も必要なので)、同僚の旅行話を聞いて羨ましすぎて落ち込む。(同上)

・たまに同僚と飲みに行くのは良いが、ビールだけでなく、きちんとご飯が食べたい。(同上)

・英語が不自由だからか、人柄か、事務システム不整備か、原因は分からないけれど、かなり自分を上手にアピールしないと存在を忘れられ、重要連絡事項が伝わってこない。

・私は幸運なことに、イギリスの会社で精神の健康が脅かされるほどの恐怖は味わったことがないが、友人(スコットランド人)の中には同僚・上司との折り合いがいきなり悪くなり、裁判沙汰(しかも2社連続)になってしまった人も居る。

アメリカ系多国籍企業で就労の際のメンタル崩壊要因

・一見「頑張れば上に行けるかも」という希望を抱きやすいシステムになっており(私の今のバイト先だけかもですが)、自分の能力を超えて頑張ってしまいそうになる。

・そして、自分の「頑張りの限界」がすぐに訪れすぎて、ビックリ!。

・他人の業務成績が大変わかりやすいシステムな為(これはリモートワークだからかもしれませんが)、自分と比べて焦る。「あ、この人、私が前回ログアウトした時も仕事してたのに、今もまだログイン中!?」というような、かなり小さなどうでも良いことも気にしてしまう。

・イギリス企業同様、会社での自分の存在感の無さに呆れる。 チームの会議を忘れていても(忘れる方が悪いのですが)、欠席していたことを同僚の誰にも気づいてもらえない

・企業の国籍というよりは、業種・職種によると思うけれど、特にリモートワークを可能とするような職種の場合、自分のアホなクリック間違い一つで、たくさんの人に迷惑をかける事になり得るので(システムを壊してしまったり、設定を変えてしまったり)、クリックする前の緊張感と、間違えに気づいた時の絶望感等、気分のローラーコースター状態が半端ない。

私のように1番の下っ端でもそうなってしまうので、もっと責任ある立場や、人のお金や命がかかって来るお仕事の人は、一体どうやって平常心を保っているのか知りたい!!!

日本企業で就労の際のメンタル崩壊要因

説教系、語り部系先輩が多すぎ。(私も人のこと言えませんが)

・会議のお茶菓子等の買い出しは、女性の役目。(今は変化したことを望むけれど)

・本当に仕事量が多すぎで長時間労働、もしくは自分の仕事が無くても長時間労働のフリをする。

・与えられた仕事をする能力が足らない=同僚との確執に繋がりやすい。(イギリスとアメリカ企業においては、「仕事ができないから同僚とやり辛い」と感じたことが無い。「役立たずで申し訳ない!」とは思うけれど)

・仕事で失敗してしまった時(失敗の大小関係なし)の、周りからの有言・無言の圧力が辛い。

まとめ

イギリス企業:末端労働者としては、そこまでストレスを感じることなく気楽に仕事ができる。 ただ、このような働き方で、21世紀を生き残ることができるのか心配になる。

アメリカ企業:会社の労働システムと自分との戦い。 自分の能力や気力を見極めながら働きすぎない様に自制する、思い描く出世ができなくても(同僚&後輩がどんどん追い抜いて行っても)絶望しない力が必要。末端労働者は、会社のAI機能が故障した時の補填要員だと思い知らされるが、気にせずにマニュアルを頑張って理解&暗記する。

日本企業:とにかく人間関係及び人の目が大変。(私の性格の問題?) ハンコ文化は文化としてはステキだけれど、速さを求められる仕事に関しては重荷に感じる。 年号文化もステキだけれど、せめて西暦も一緒に記載してほしい(令和前に発行された証明書の有効期限が平成38年と言われても、西暦で計算し直すの面倒くさい)・・・

というわけで、どんな国で、どんな仕事をしてもグチグチ文句ばかり言いながら生きていることがわかりました。 まだ体験していないラテン系、アフリカ系、アラビア系企業での働き方も気になりますが、私は絶対生き残れないだろうな〜という予感ばかりです。

おしまい


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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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