乳がん その① ~A&Eでの出来事~

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

皆様、こんにちは。

ご無沙汰いたしております、マユゲリータです。

前回の更新よりずいぶん時間が経ってしまいました。

というのも、結論から言いますと、マユゲリータ、乳がんになってしまい、実は先日手術をして参りました。

日にちを遡ること、4月の半ばごろ、いつものように楽しくアートメイクのお仕事に励んでいたところ、右の胸にピキッピキッと時々鋭い痛みが走っていたのです。

また生理前の痛みかなぁとか、気にしすぎかなぁ、とか思い、三日間放置していたのですが、やはり鋭い痛みの感覚は頭から離れず。

そして、よくよく触って確認してみると、なにかシコリのような2センチくらいのボコッとしたものがあるではありませんか! 

だけど、もともと巨乳タイプでも無いので、そのシコリらしきものは、骨っぽいと言えば骨っぽいし?!と言う感じで自分でもよくわかりませんでした。

そして土曜日に、いつものように日本語補修校へ子供を送り出し、仲の良いお友達とカフェで話していた時に、その胸の痛みのことを軽い気持ちで話してみました。

そしたらその友人が、今晩にでもすぐにA&Eにでも行ったほうがいいよ!とアドバイスをくれたのです。(友人に感謝感謝です??)

そのアドバイスがなければ、多分もう少し様子を見て、また週明けにでもGPの予約でもしようかなという感じだったと思います。

その日は家に帰り、夕食の支度を終え、今からA&Eに行ってくるわ!と旦那さんに伝えたら、

え?そんなに急に行く必要あるの?またいつもの生理前の痛みじゃないの?

と案の定、言われましたが、行ってきます!!と決断固めで、お家を出ました。

A&Eに着くと、3時間位待った後に、ドクターに診察して頂きました。

ここからが、結構レアな体験をすることになります。

ドクターはイギリス人女性で大体40代くらいのキビキビしたタイプの先生でした。

そして、シコリを触るや否や、

「ソーリー!乳がんの疑いがあるから、大きい病院に紹介状書きます。」

と、ズバッと切り捨てじゃないですが、サクサク言われました。

ちょっと動揺してたら、

なんだかペラペラ話し続けるドクター。

「大丈夫よ、今の時代みんな乳がんになるのよ。

実際私の母もずっと乳がんで苦しんでいて、去年亡くなったし、私も絶対に将来乳がんになるのはわかっているし、それを私は今は待っているだけ。

しかも私、毎日お酒飲むじゃない、確実に私は癌になるわ。

それからさぁ、考えてみなさいよ、私たち女性の体はラッキーなのよ。

男性の場合だったら、私たちみたいに触って気づくとかできないんだよ。

気づいた頃には手遅れでみんな死んでいくパターンがほとんど。

だから大丈夫、あなた自分で気づいたんだから。」

ち ち ちょっと。。。???

めっちゃネガティブな事実ボンボン投げつけてくるー??

ただでさえ、生死に敏感になっている精神状態の患者にそんなこと言いますか?

いったいこの先生何が言いたいのか、全くわからないんですけど。

暗い世界へ引きずり落としているのか、励ましてくれているのか。ほんとに意味がわからない。

がんの疑いがあると言われただけでも目の前の景色が180度変わって、すごくショックを受けて思考がふわふわしている患者に対して、こういうこと言えるんですかね?!?‍?

とにかく私に言える事は、ちょっとメンタル的にCrazyな先生なのは、間違いないんです。

それからいくつか質問をされ、ただでさえ英語で話すのに少し気合がいるのに、めちゃくちゃ早口で質問してくるんです。

それに対して答えていて、どうしてもわからなかったので、ごめんなさい私は英語が母国語ではないのでもう少しゆっくり話していただけますか?と丁寧に言ったら、

すごい大声で(むしろ攻撃的な叫び声で)

「あなたは大丈夫。私知っているのよあなたはとっても賢いこと!あなたの英語は大丈夫なんだから出来ないふりなんてしなくていいの!」

と、嫌味たっぷりな感じで返答され。

で、特に酷かった会話が、過去にマンモグラフィーや、レントゲン写真を撮ったことがあるかどうか。

ということだったんですが、

12年くらい前に、こちらのプライベートの病院で撮ったことがあって、

少し、頭の中で整理してたんです。(英語で説明するため)

そしたら

Have

You

Ever

Taken

The 

Pictureeeeeeeeee????

って、めちゃくちゃスローで、びっくりするくらいの大声で、両手を広げて、

完全に見下されてる感満載でShout されて??‍??

その瞬間、癌かもしれないと言われたショックと、大声で怒鳴られ、イビられてる恐怖感で、

涙が、静かにポロポロ

そしたら、ドクターが

「Oooops oh my god  I’m so sorry!! 夜勤続きで、私すごく疲れてて。。。ごめんなさい」

と、正気に戻ったような感じで、掌を合わせたポーズで、謝りだして。

もう、私完全に、えっ?????ってなってしまって。仮面夫婦ならぬ、仮面ドクター?!

多重人格入ってる?!

ちなみに、マユゲリータ、結構気が強くて、わんぱくキャラで、あんまり泣かないんですよ。

だけど、そんな私が泣くってやばくないですか?!笑

とりあえず、そんなこんなで、診察終了して家路に着きました。

ってゆうか、なに?掌合わせるポーズ?!

後から考えれば考えるほど、なんかおかしいないか?!と思ってきて。

私、見た目はアジア人だけど、もしかしたら、私はキリスト教かもしれないし、なんか掌ポーズが、やけにアジア人を一括りにまとめられてる感じがして、ちょっと気分がモヤモヤしてました。

そんなこんなで、最初の一歩の衝撃な出来事。

何が衝撃かって、癌かもしれない事実はもちろんなんですが、

救急病院で受けた対応が、ぶっ飛びすぎてて、ダメージをダブルで喰らうという。。。

海外ならでは?!の体験談を今日はお伝えしてみました。

では次回は「その後」をまたお伝えさせていただきます。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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About the Author: マユゲリータ

2007年にイギリス入りした3人坊主の母。美容オタク。メイク大好きだけどスキンケアはシンプル派。料理は親父風の豪快なものしか作れない。時は金なりが口癖。

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