子供の矯正あるある 13 イギリスでは?
世界中どこに行っても歯の治療は必要で、親知らず、子供の歯の矯正など虫歯治療以外でも歯医者にお世話になることはよくあることだ。特に日本人にとって、言葉の壁がある英語圏での歯の治療はややハードルが高く、言葉の壁でうまく治療内容のコミュニケーションが取れないを理由にしたり、日本人歯医者に対する絶大な尊敬の意を持って日本への帰国まで治療を待つ人も見受けられる。
そしてイギリスの歯医者でかかる料金が、日本と違って保険が効かず非常に高いのは有名である。イギリス人でさえも、高い歯科治療費を抑えるために東欧に行って治療するツアーがあるほどだ。なぜなら、飛行機代を払ってでも東欧の方が安いからだ。それだけイギリスの歯医者さんの料金は高いということだ。
しかし、緊急な治療が必要で海外に行く時間がないという日本人は、地元の歯科医院に通院することになる。患者が子供であれば学校などもあり、なおさら海外へ行くようなことは難しい。歯の矯正に関しては、中学生になるとイギリスの子供は無料で歯の矯正が受けられるので、歯並びに問題があると、中学校に入ると同時に歯の矯正の開始手続きを始める。
ふわりいぎりすでは、イギリスの歯医者にかかった話題を何度も取り上げている。本文途中、リンクを貼っておくのでぜひ参考にしていただきたい。
子供の矯正あるある 13
今回は中学生になった子供が歯の矯正を経験した時の様子を、ふわりいぎりすライターたちに語ってもらい、その体験談をまとめてみた。イギリスでこれから子供が歯科矯正治療を考えている場合に参考にしていただきたい。
その1:乳歯の抜歯
うちの13歳の子は乳歯が抜けず、その横に永久歯が生えていたので、乳歯2本抜いた後に矯正が始まりました。
私の娘は乳歯を抜いて、斜めに生えていた永久歯は、歯茎を切開してワイヤーで少しずつ矯正しながら真っ直ぐにしました。NHS(国民保健サービス)でそんな事出来るんだってビックリしました。
その2 : 永久歯の抜歯
矯正で永久歯も抜きます。その永久歯は親知らず。
その3 :抜歯は毎回2本ずつ計6本
乳歯2本、永久歯4本の計6本を3回に分けて抜きました。乳歯は根っこないからすぐ抜けるけど、永久歯は大変でした。
その4 :親が付き添う
13歳の抜歯2本行ってきました。抜かれるとこ見るのは怖い。
関連記事
イギリスで、いつ終わるか分からない歯科矯正/Orthodontics in UK
親知らずが疼いたら?イギリス編/wisdom tooth pain
その5: 予約したのですが1年以上かかると言われて心配です
急がなくていいよ。ウェイティングリストに載せてくれたなら絶対やってくれるし。1年も待たなくてよさそう。長めに言ってるんだと思うよ。とにかくリストには載せていた方が良いです。時期尚早であれば、先延ばしして、次の予約を入れて様子見てくれますよ。
その6:15歳まで乳歯が。。。
早い子は13歳で矯正が終了だけど、うちは15歳になっても抜けない乳歯あったので、時間がかかり、部分麻酔して抜きました。
その7: 長期戦、5年の歳月
うちはかなり前歯がガタガタで、10歳の時に言われて早めにリストに載せました。歯科矯正から連絡来たのは11歳の時で、ベテラン医師とちゃんといくつもレントゲン撮って、カウンセリングして、さらに一年ちょっと待ちました。12歳から始めたけど、やっぱり乳歯問題でかなりかかりました。そして、スポーツしていた時は、誰かの手が当たると口の中を良く切っていて、歯がかけない様にも注意されマウスピースをしていました。最終的に5年かかり、ワイヤーは最初は気になりましたが、直ぐ慣れました。
その8:順番後回し
コロナ明けの順番待ちで混んでいて忙しいから、予約リストに名前が載った後、まだ待てそうな、特に14歳以下の人たちは後回しになる場合もある。だからと言って焦って急ぐ必要もないです。ちなみに、うちの子はウェイティングリストに載ってから半年くらい待ちました。
その9:全身麻酔
抜歯の時、全身麻酔が可能で、娘は何度もやったので慣れてましたよ。腫れもなし。局部麻酔は怖いし感覚あるから大人でもあまり選ばないみたい。
その10:永久歯待ち 5年
永久歯が歯茎の中で斜めに傾いていて、痛くはなけど、乳歯を取っても全然生える気配なし。結局、歯が揃わないと矯正終わらないので、矯正は16歳になってたからやった。歯の生え変わりが遅かったから15歳手前まで出来なかったよ。5年待った。
その11:生えてこない歯のスペースを作るための矯正
15歳の子は乳歯が抜けなくて永久歯が生えてこないからそれ抜いて永久歯が生えるスペースを作る矯正することになった のですぐに矯正が始まった。
その12:予約が早まった
半年って言われたけど、実際は2ヶ月くらいかな?キャンセル出たけどやりますかって電話かかってきた。15歳手前だったから先にしてくれたのかも。
その13:出っ歯
娘が出っ歯が気になるからって診てもらいに行ったんだけど、あっさりNHS扱いにしてくれた。日本人の私からしてみたら全然出っ歯じゃなかったのに、イギリス人にとってはNHS扱いにしてくれるほどの出っ歯なんだって驚いた。1年未満で終わりました。
子供の歯の矯正 まとめ
イギリスの無料歯科矯正は通常12−13歳ぐらいで診断を受け、乳歯が永久歯に生え変わるのを待ち、遅いと15ー16歳で始めるケースもある。心配であれば10歳からでも診断は受けられる。歯並び、永久歯の生え方に複雑さが増すと、抜歯をして準備を整える。乳歯、永久歯(親知らず)で合計6本も抜く場合もある。全身麻酔で抜歯をすることも選択肢にあり、部分麻酔を避けることもできる。順番待ちで16歳に近づくと優先的に扱ってもらえる。別で、順調にいく子供で13歳で終了というケースもある。
これからイギリスで子供に歯の矯正を受けさせる人にぜひ参考にしていただきたい。
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。