庭のない人へ
ロックダウンが緩和されつつあるイギリスです。週末はパークで開催されるお誕生日会に誘われるようになり、家族4人でマイペースに暮らしていた我が家にも、変化が訪れてきました。
この前の金曜日には、ロックダウン直前に完成していたコミッションの作品を、ようやくクライエントの人に受け渡ししてきました。うちには車がないので、行きはタクシー、帰りはオーバーグラウンドを使いましたが、半引き籠り生活から、大きい“ロックダウン緩和”のジャンプになりました。
公共交通機関を使ってみた感想は、「なんかとても普通」。地下鉄もバスもまだ使ったことがないので状況は分かりませんが、オーバーグラウンドや電車は、ラッシュ時以外はとても空いているので、一歩を踏み出すには良いかもしれません。すぐに慣れてしまいそう。まあ、慣れるのと、安全かどうかは全く別の話ですが・・・
さて、狭いフラット住まいの我が家には、残念ながら庭がありません。うちから徒歩2分のところに大きい公園、フラットのドアの前に共同のテラスがあるので、子供たちはそこでサッカーをしたり、スケートボードをしたり、気軽に外では遊べるのですが、タヌキさんみたいにガーデニングをしたり、野菜を育てたり、緑をいっぱいにしたい!
ハイヒールさんの記事、‘綺麗な空気作り’ で 書かれていることと、偶然つながっているのですが、家の中に大きい葉っぱの観葉植物を置いた方が良いと、近所のママ友に勧められて、2020年が始まってから、ロックダウンが始まるまで、少しずつ集めることになりました。週一回子供たちはダンスのレッスンがあるのですが、(現在はzoom)下の子のクラスの待ち時間に、上のお兄ちゃんと一緒にConservatory Archivesというお店に通っていました。お店にいるだけで癒されて、カフェまである。
それまではPlants hangerを作ってる友達から購入した 2つのハンガーに入っているものだけがうちの観葉植物でした。私のスタジオの方が植物はいっぱいあったかも。“Plants in the studio”
植物は全て見た目で選んでるんで、この記事を書くまで名前さえ知らなかった植物を、一つ一つ調べて、独断と偏見で5つのグループに分けてみました。
① 葉っぱの大きい空気清浄系
とても強くて育てやすいです。葉っぱが大きいので空気清浄能力に長けてそう。すぐに大きくなるので、植え替えを頻繁にしないといけないかもしれません。魔除?縁起が良い植物だそうです。
一番一般的で、育てやすい観葉植物の代表ですよねきっと。うちの建物の他のフラットの窓からも見えてます。葉っぱの先から水がポタポタ出てくるので、うちのアンティークの家具の上には水を通さない敷物を敷いています。モンステラはハワイ語で“湧き出る水”だそうです。なるほど! 幸運が次々に湧いてくると言われてるよう。
② カラフル、日陰好き
ピンクの茎の可愛い葉っぱのアグラオネマ 、日陰が好きです。新しい葉の色はもっと鮮明で、家にあるとパッと明るくなる感じ。
室内向けの植物なので、直射日光を避けないといけないと書いてました!子供部屋の日光の当たるところに置いていたので、かなりの色褪せが・・・花言葉は強い気持ち。確かに葉っぱも固くてピンとしていて強そう!
ペペロミアには本当にたくさんの種類があるようで、家にある2種類は見た目が全く違います。一度枯れかけてしまったこの子、お水のやりすぎだったよう・・・今はとても元気です。
クルクルと巻いた葉っぱが広がって伸びていく様が面白い植物です。赤やピンク色の植物は、あまり明るいところにあると色が褪せてしまうようですね。この説明書きにもありました。水は適度に上げすぎず、上げなさすぎず。
湿気が好きな植物なので、お風呂場などにおくと良いみたいです。残念ながらうちのお風呂は窓がないので、置いてませんが、お水をたくさんやる方がいいみたいです。葉っぱが可愛い。
③ 狭い家にぴったりハンギング系
暑いところも寒いところも嫌いで、水のあげすぎ注意。細長い肢のようなものが先から出てきたと思ったら、これがお花だったようです。とても斬新!
とても育てやすい代表的なハンガー向きの植物。うちのポトスは、やって来てから長くなってくるので、そろそろ植え替えの時期です。どんどん伸びて机まで垂れて止まらない成長。葉っぱが黄色くなってきたので、栄養が足りてないのかも。
水があまり要らない吊り下げられる植物です。うちみたいに狭いスペースに植物を置きたい人にぴったり。ポトスほど成長が早くないし、カラフルなので、個人的には初心者には こちらの方がおすすめだと思います。
ハンガーのポットに入っているので、吊り下げ系に入れてしまいましたが、室内で小さいポットで育てるのに向いているそうです。寒さに弱い。確かに暖かくなってから葉っぱが一気に増えてきました。
④ 太陽大好き、ほっといて欲しい系
2週間に一回だけ、水没させてるだけ、土も水も必要なしです。もううちに来て2年ほど経ちますが、初めは先がピンクだったのに、全部緑になりました。そして横から小さい子たちが2つほど出てきて大きくなってます。
多肉植物なので、あまり水を必要としません。でも太陽は大好き。食用と鑑賞用があるのかもと思って調べましたが、このアロエベラは食べようと思えば食べられるようです。
多肉植物で、日光が大好き。名前が名前なので、最強のラッキーアイテム? 日本では開業祝いとか、新築祝いにプレゼントすることが多いようです。ほとんどお水をやらなくても日当たりの良いところにおけば、どんどん育っていきます。
⑤とにかく個性派!
熱帯の植物なので、明るい窓際に置くのが良いようです。幸福の木、鋭く細い葉っぱの植物は、あまり人のいないところに置くと家族を守ってくれるそうです。
食虫植物の代表、誰でも一回は買って育てたことがあるのではないでしょうか?うちのハエトリ草は、子供の学校のスクールフェアで息子が選んで購入・・・テラスにしばらく置いていたんですが、本当にハエを捕まえているのを一度だけ目撃しました!寒くなってから家の中で育てていますが、春に長い幹の白い花が咲きました。ハイヒールさんの記事にもありましたが、植物の土から虫が出てくる話・・・その昔、フラワーマーケットで購入した、これと同じ食虫植物の土から、ぴょんぴょん飛び跳ねる虫(多分ノミ?!)が出てきて、刺された覚えがあります・・・南国産湿地帯が原産地らしいので、何が出てくるかドキドキですね。
見た目が芸術ですね。どうしても欲しくてアマゾンで購入しました。ハエトリ草と同じく湿気を好むらしいので、水を普通に与える、プラス、スプレーで葉水をやる方がいいそうです。
フワフワのこの子、息子がお店で選んでやってきたときは、とても小さくてはかなげで、選んだ彼はメンヘラではないかと疑ったくらいでしたが、ロックダウン後、どんどん日を浴びて大きくなってきました。そしてなんと花言葉は“無敵”!日光も水も大好きで、今更そのかわいさがよくわかった。見た目では判断できないものです。
最後に・・・
室内のガーデニングを完全なものにさせるには、これしかないかな・・・次の野望はスマートガーデンですよ!!!
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つぶやき
*今日からイギリスの公共交通機関で”face covering”が必須になりますね。近所の友達がロックダウンが始まってからマスクを作っているんですが、なかなかイギリスではマスクが一般的にならないと、この前会ったときは嘆いていました。しかし、これから忙しくなるのではないでしょうか? 私が気に入って使っているマスクを作ってるデザイナーさんたち。
*今回の記事で活躍したのが、このアプリ“Picture This” (1週間トライアルの後年会費要)です! アプリで写真をとるだけで、名前も性質、水のやり方に日の当たり具合、全部教えてくれます。(時々間違えちゃうけど、かなりな確率で合ってます。)これは野山で野草を摘むときにも大活躍しそうな予感!もっと早く知っておきたかった〜 この記事に書くまで名前さえ知らなかった観葉植物たちですが、それまで興味もわかんかったんかい?植物買ったお店で何も聞かんかったんかい?って言われそう・・・いつも感覚だけで購入し、感覚だけでいろんなものを世話しているようです。現在世話しているもの:ケフィア、サワードウ 、レーズン酵母、ヨーグルト酵母、そして観葉植物。うちの相方曰く、植物は何も反抗しないから、ドSな私と相性が良いらしい。納得。
*学校も習い事も全てバーチャルになっているので、どこにも行かずに色々できてしまう状況に驚きます。1週間のZoomの数を数えてみたら・・・子供2人合わせて週に12回・・・結構な数でした。子供たちは月曜日から金曜日は毎日タスクが与えられて、Edmodoというアプリで、毎日課題の提出です。日本語、ダンスやバレエの習い事は、連れて行かなくても良いので、これはかなり楽になりましたが、サイクリングや散歩に長時間出かける我が家は、きちんとスケジュール管理してないと、色々忘れてしまう・・・
*まだまだ続く、Forager 生活・・・次回はよもぎ餅の続編を書こうと思っています。それではまた〜 ポチッと願いします!
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