車屋の女房、車をぶつけられる

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

みなさまこんにちは。車屋の女房です。

さて、私は買い物に出かけたときでした。

とりあえず、料理しなくてもいいバレンタインディナーに加えて土日の食料を買いこもうという魂胆でした。

郵便局に寄って日本へ荷物を送り、その近くのドイツ系スーパーマーケットへ。みんな同じ考えらしく、駐車場はかなりの混みようでした。大人しく列を作って待っているとようやく私の番になり、シトロエンC1がバックして出て来るのを見ていました。見ているうちに….「えっ!?ちょっと待って!」

私がクラクションを鳴らすのと同時に「ガン….」とぶつかってきたのでした。

何故切り返さない…前にあれだけスペースがあるのに…….

私は面倒くさくなりながらドライバーが出てくるのを待っていました。車が接触したままの状態ですから、何が起こったかは一目瞭然です。そうしたら出てきた一言目が

「No damage!!」

「ハァ?」

いい年齢のおじいちゃんでしたから、照れながら I’m so sorry とでも言うのかと思ったら

「No damage!! It’s No damage!!」と何度も繰り返すので、私は写真を撮りながらも呆れて

「車を動かさないと分からないでしょ。早く前に出して」と言いました。

そうすると、

「You taking a photo!!」

と怒り出してくるではありませんか。

「当たり前でしょ。記録するのは」

と言うとまた「No damage!!」と繰り返すので

「It’s not you to judge it.」

と返しながら、写真を撮っているつもりがなんと!!ビデオになっていました。

帰宅した夫と観直してみると、怒鳴ってくるおじいちゃんに対して、私もさんざん怒鳴り返しているのが証拠としてはっきり残っています。

「きみさ、これって完璧なroad-rageだよ」(凄まじいねと言う意味か?)

「だって、一言も謝りもせず no damage ってあり得ないでしょ」

「それで、どうしたの」

「後ろに4台並んでて、そのドライバー達にケンカならあっちでやれって言われるまで怒鳴り合ってた」

「えぇっ….」(怖がってる?)

結局、私が「車をあっちに動かせ!」というと、そのおじいちゃんは走り去ってしまったのですが、その後の気分の悪い事といったら…..

想像して頂けますか?

事故状況から言って、前にスペースがあるのを認識せずにバックし続けた訳ですから、本人に何か問題がある可能性も考えられます。無免許ではないとは思いますが、健康上の心配有りという事でDVLAにレポートさせてもらいました。

イギリス人相手に真正面向かってキレる事などしばらく無かった私….これが何かの幕開けにならないよう私の背中に祈る夫…..とんでもないバレンタインデーでした、笑

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About the Author: Eva

子年生まれ。ブラックラブラドールオーナー歴9ヶ月。イギリスで全く想定外の車屋の女房になる。

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