万引き男と酔っ払い、そしてBanksy

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

こんにちはユニごんです。

この前の日曜日の夕方のことでした。

旦那と二人で地元Croydonのとあるガソリンスタンドの中にある小さなM&Sで買い物をしていました。

すると、旦那が私にこそっと

「後ろにShoplifterがいるよ」と笑いながら言いました。

へ?っと思わずくるりと後ろを見ると 後ろにいた男性がドリンクを何本かパサパサっとバッグにいれました。盗んでいる現場を真正面から見てしまったので なんか言われたらどうしようーと思いましたが、私に見られたことなんて全然気にしない模様。

ひぇ~堂々と盗んでる~すご~と思いその場を去り 次のレーンに行くとこれまた仲間らしき人が レディミールを(しかも結構大きい)をガボッと上着の中に下から隠しました。ひぇ~又正面から見てしまった~!怖い~因縁つけられたらどうしよう~と思いましたが、彼も私なんかに見られたからって全然気にしない。

すると向こうからお店の人がやってきて男性に聞きました。

「何か探してるの?」

うわ!絶対見つかったんやと思いその光景を”家政婦は見た”ばりにチラチラ見ていたら・・・

まん万引き男が「ビーガンのバーガーってどこにあるの?」と、店の人は「あ~ビーガンのバーガーは置いてないなぁ~」・・・へ?気づいてなかった。店の人、万引き男に気づいて声をかけたのかと思ってたら違ってた!

その後、万引き男二人はふつーに目的のものが見つからなかったと言わんばかりの顔で店から出ていきました。店の外にはポリスカーが止まっていましたが、その前をふつーに通り過ぎていきました。そしてポリスマンはふつーに買い物にM&Sに入っていきました。

後で旦那が言っていましたが、そこのM&Sは万引き男がいたその二つのレーンだけカメラが取り付けられていなかったそうです。それを知っての常習犯ですね。ちなみに一人目の万引き男、ドリンクを盗む前にハムのパッケージを3個取りズボンをビロ~ンと開けて中にバサッバサッと入れてたそうです。

この日の彼らの晩ご飯はきっと3コースミールだったにちがいない。

さて、話は変わりますが・・・

風船と少女のストリートアートと言えば?(話変わりすぎやろ・・・)

ピンポン!はい、Banksyです。

2018年のサザビーズのオークションでは 風船と少女の絵が104万2000ポンドで落札された直後、彼が額に仕掛けたシュレッターでズタズタになったのは 全世界の人々が驚きましたよね。一番驚いたのは落札された方だと思いますが・・・。

オークションにかけられることを予想して 自動シュレッターの装置を額内に設置していたとは なんてイタズラ好きな人なんでしょう。

そしてその世間を騒がせたBanksyですが、彼のエキシビションがなんと私の地元Croydonにやってきました。

なぜロンドンを差し置いてCroydonに?

Croydon出身のRapper、Stormzyが Glastonbury festivalでBanksyの作品を着て歌ったからだと思われます。

ちなみにその作品がこちら↓

予告もなく突如現れたこのBanksyのエキシビジョン、住民にとったらすごいサプライズ。場所は主婦たちでごった返すサリーマーケット(別名、青空マーケットbyユニごんのお母さん)の入り口の向かい前のへんぴなビル。前にはトラムが通っています。こんな場所に?ってところですが、こんな場所だからこそなんでしょうね。

お天気の良い初日のお昼に行ったらどうしても光の反射で特に上の方が見えませんでした。カメラを遠ざけると反射だらけ、カメラを近づけるとドアップすぎ、来ている人みんなカメラを前にやったり遠ざけたりと悪戦苦闘しながら写真を撮っていました。

反射しまくり

そして、次は曇りの日に行ってみました。が、これまた曇りとはいえやっぱり光の反射で見えない・・・

やっぱり夜か?

と言う事で子供達にも見せてあげたかったので日曜の万引き男を見た夜、家族で散歩がてら見に行ってきました。

日曜だし、まだ8時だし、町もそんなに乱れてはいないだろうと思いながら歩いていると・・・道端で倒れている男の人が・・・そしてその横で号泣する女の人が・・・道を挟んで向こうにいる人は「なぜ彼を殴ったんだ!」と怒鳴る・・・「向こうから先に手をだしたんだ!」と言いながら私たちの前に殴ったであろうと思われる男性が・・・こわっ・・・日曜の8時・・・甘かった・・・。

子供達をかばいながらその場をささっと通り抜け Banksyに向かいました。

やっぱり夜に行って正解でした。反射がなく見えなかった上の方もはっきりと見え、照明効果もばっちりでした。

欲しいなぁ〜

遊び心満載の皮肉めいた彼の作品、本当に素晴らしいなぁと感じました。

さて、Banksyを見た後の帰り道、髪を束ねてCroydonでは見ないようなファッションのおしゃれなお兄さん二人が向こうからいそいそと歩いてきました。通り過ぎてから、

私「Croydonにはいない感じの人だよね~」

夫「絶対ロンドンからきたな~」

私「Banksy見にいくよね」

夫「この町もああいう人が増えればいいのにね~」

息子「あ!ポリスカーが止まってるー」

娘「Ambulanceもいる」

私「あらら・・・」

よく見るとさっきの男の人が倒れた場所に救急車とポリスカーが止まっていました。さっき倒れていた男性が両サイドからポリスにかかえられ立っていましたがかなり泥酔していました。救急隊員はそれを見てなにかを話してる。どうみても大丈夫そうなただの酔っ払い。やっぱり悪いのはこっちなのかな?と思いまたいそいそと子供をかばいその場を通り過ぎました。

・・・Croydonは今日もざわついています。

それでは最後に、万引き男達が次どこに現れるか気になるそこのあなた、倒れていた酔っ払いが今日仕事に行ったか気になるそこのあなた、Banksyが気になるそこのあなた、前置きいくらなんでも長いわと思われたそこのあなた、今日も羊ポッチよろしくお願いします。


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About the Author: ユニごん

大阪出身在英25年。ティーンの子供2人のお母さん。愛犬ダップーに癒される毎日。

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