正直なレストランレビュー
世界的に緊張感が高まり、「コロナといえばビール!」だった頃が遠い昔に思えます。でもここは一つ昨日に引き続き、能天気ちこちゃんにお付き合いくださいませ。
昨日のつぶやきは実は、このレビューの前置きでした。一応つながってるので、ここを先に読んでいただけると嬉しいです。
さて、長女が予約をしておいてくれた炉端焼きのお店の名前はINKO NITO。頭で反射的に漢字変換してしまったわたし。日本人なら付けんやろう、その名前は。
後で調べたんですが、このお店、Rainer Beckerというアーティスト/デベロッパーがLAに1号店を開店し、このソーホー店は2号店だそうです。ハロッズの近所でお金持ちのイギリス人で賑わっている高級居酒屋「ZUMA」のカジュアル版だそうで、メニューはこんな感じ。炉端だけじゃなく、お寿司やお刺身など基本は揃っています。
場所もBroadwick Streetの、ヒップスター御用達セレクトショップの隣です。東から来たらもうちょっと先に進むとCarnaby Streetにぶつかる辺り。あ、ここ、前から通るたびに気になっていたとこですやんか!
色ガラス張りのお店なので、真ん中にカウンターがあり、インテリアもキッチュなクールジャパン調なのが外からでもわかります。
「unconventional robatayaki Japanese」の店?「型破りの炉端焼き和食」?
上等やないか、受けて立ったるわ。いや、勝負しに来たわけじゃないのですが。
メニューの表紙には、こんな風に日本の味の根幹を成す食材の説明が。日本食、わかってるやん。高まる期待感。
席に着くと、とっても人の好さそうなタイ人のウェイトレスさんが「初めてですか?」とレストランの説明をしてくれます。
「うちの料理は主に日本食にコリアンテイストでひねりを効かせたものです」
あ、 「型破り」ってそういうこと?
「 いろいろ頼んでシェアするのがおすすめなので、おひとり4品を目安に頼んでくださいね、もちろんそれより多くても少なくても。」
てなわけで、財布と相談する必要のない娘がガンガン頼んでくれます。
来ました来ました。子供も夫も子供の同伴者もみんなおいしいおいしいと喜んでいます。
↑箸が付く前にかろうじて撮れた写真。ピラミッド状のは「豆腐の唐揚げ」。揚げ出しではなく。
でもわたしの頭の中ではだんだんはてなマーク❓が大きくなってくる。
「これ日本食ちゃうやん」
どのお料理もおいしいんだけど、キムチ味が効きすぎてて、もう日本食の枠を超えている。かろうじて刺身だけが、ワサビと醤油だけで食べられたので、純和食だったと言えるかしら…
ウェイトレスさんが言ってたのは、こういうことなのね。
いや、わたし韓国料理は好きですよ。でもフュージョン系がだめなんです。コリアンが食べたいなら、専門店に行くし!っちゅう話です。
しかも昨日も言ったけど、 おいしそうな韓国料理店、この辺いっぱいあるやんかー...
そして、お会計、大人5人でそこそこお腹いっぱいになって、飲み物デザート税サ込み£250はまあ、ロンドンのトレンディーなお店にしてはリーズナブルな方か・も・しれません。でも…
海外の和食屋さんでコスパがどうのというのは野暮なことだとはわかっていますが、日本人として、ふりかけご飯に500円超(上のリンクのメニュー参照)は、ちょっと出せませんわー。かかってるのが錦松梅でも金粉でも許されへんわ。のりたまやったら怒るわ。
ともあれ、家族は喜んでるし、お勘定した夫も満足してたし、バースデーガールの選択にケチをつけたくないので、ちこママは、「おいしかったね!」とだけ言って、細かい感想は心の奥にしまっておくことにしました。(この感想を ちらっと 夫に漏らしたら、「焼肉ピザ、明太子スパゲッティの国から来たヤツが文句言うな!」言われましたw)
そして、おまけの、その帰り道の話、聞いてください。 帰りの電車ボックス席で、お腹もふくれ、みんなご機嫌さんで大声で話していたら、身なりも普通、でも若干お疲れ気味の一人の若い女性がやってきた。「お前らうるさいわ」と怒られるのかと思ったら 「お楽しみのところ失礼いたします。わたし、ホームレスで、ものすごくお腹が空いているのです。こんな形でお邪魔するのは大変恐縮なのですが、なんでもいいので助けてください」 子供たちは「今持ち合わせなくて...」と困り顔。そこでわたしは 「あの、こんなんでもいい?」と、例のF&Mのパンの袋を見せたら、 「なんでもいただきます!」 ということで、あのパンはうちらの口には入りませんでした。 ちゃんちゃん。長々とお読みいただきありがとうございました。
ちょっとちこちゃん、ええことするやんか!まあそれはええとして、このレストランおすすめなんかどっちやねん。
え、すすめてないように聞こえましたか?
こちらまあ、LA発なので純和食を求めること自体間違ってるし、一人一皿個人主義の英国で、シェア前提の取り皿形式はオーセンティック炉端でよかったです。ウェイトレスさんも丁寧で笑顔が良かったです。そして日本人以外の客にはうけること間違いなし!!
(やっぱり説得力ない?)
でも、わたくし、ここで終わるつもりはありません。次回、超おすすめのお寿司屋さんを紹介するわよーー!!そうこなくっちゃ!ていう方、いや絶対もう戻って来んわと思う方も、羊のクリックお願いします。
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