やっぱりあった見えない世界の話

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

おはようございます。スメラルダです。

今日は補習校のない貴重な土曜日。こんな心躍る朝に例の話は如何なものかと立ち止まったりしたのですが。。。
早速お兄ちゃんの話。
お兄ちゃんは長男らしい繊細で優しいキャラクター。今も昔もそれは変わらず温かい心の持ち主です。 

もし魂に年齢があるなら、確実に彼はおじいちゃん魂で、私は子供魂かなと思います。

 

そんなお兄ちゃん、小さい頃は所構わずギャン泣きを始め、そうなると手がつけられないくらい、人が変わったようにジタバタしました。印象的なのは3、4回くらい。。

1歳の頃旅行に出かけ船で沖に出た時もそう、突然ギャン泣きが始まり抱っこの腕から落ちそうになる程暴れ、周りの観光客をも驚かせてしまったこと。その頃はハンディカムという録画用のカメラが主流で、その時も撮影していたのですが危険と判断し中断。 二人がかりでなだめました。

癇癪なのかね、ごく稀に始まる大泣きにはそこまで注意を傾けていませんでした。
またトイレトレーニングを始めると、トイレの前でそれはエスカレート。トイレに入らない。
私は真面目に悩んでしまい、小児科の相談窓口に通いました。

「過渡期ですから、大丈夫トイレで用を足すようになりますよ。オムツしてる大人見たことあります?」

そう励まして下さる先生を疑いの目で一瞥しバギーをガンガン押して家路に。 閉塞感が漂っていた時期でした。
何がきっかけでトイレを嫌がらなくなったのか忘れましたが、先生のおっしゃっていた通り、無事にオムツは取れすくすく大きくなりました。すくすくでもないですね、実際はアトピー、喘息、厳しい食事制限。

もう記憶にございません。いっぱいいっぱい。

渡英して数年後、私は引っ越したことを機に写真、ビデオの整理をしていました。 日本でのたくさんのアルバムを広げては座り込んで見入っていました。
そうだ、子供達に赤ちゃんの時のビデオを見せよう! 思い立ってすぐに順番に上映会。
娘もお兄ちゃんもキャッキャと笑いながら嬉しそうに鑑賞していました。
しばらくしてお兄ちゃんが「ママ、どうしてこのおじちゃんビショビショなの?」
と聞いてきました。
再生されているのは動物園のビデオ。 例のギャン泣き旅行のビデオです。あの船のところは途中で切れ、すぐに動物園の様子が録画されていました。 少し巻き戻して例のギャン泣きの所を再生し始めると、また「どうしてこのおじさんビショビショで立ってるの?」 ツーーーッと私の時間が止まりました。 

ビショビショのおじさんは映っていません。私はビデオを巻き戻し、一時停止「お兄ちゃん、おじさん見えるの、どの辺?」と聞くと「ここだよ」と誰もいない空間のところを指で指します。。。み、見えてる。何かがこの子には見えてる。。。再生するとその直後お兄ちゃんがのけぞるように泣き始めビデオが動物園に切り替わります。お兄ちゃんはあの時も見えていたんですねぇ。。 私には何も見えないのですが、ちょっと怖くなりビデオ鑑賞は終了。 

いつも疑問視していた目に見えない世界の存在、少しずつ信じるようになりました。

お兄ちゃんが11歳の頃です。転校生がきました。その子のママとコーヒーを飲んでいる時、彼女は唐突に自分の息子の第六感について話し出しました。

オーストラリアから引っ越してきて以来、息子が霊ようなものが見えるのか、いろいろ言ってくる。

 

庭で喋りまくる女性二人組がうるさくて眠れない。男の人が常に同じ方向に家の中を突っ切って行く。おじいさんが話しかけてくる。学校のテニスコートでいつも人が立って見ている。 お母さんは怖がるどころかワクワク嬉しそうに話してきます。 こんな事私に言っちゃっていいのかなーーーと思いつつも静聴。

彼女は一通りイギリスの霊的な存在の話をし、一呼吸置いた後サラリと

「長男くんもでしょ?彼は何て言ってる?」 

「いや何も。うちはそういうの鈍いから」

「何言ってるの、うちの子が言ってるわよ長男くんは第三の目が開いているから見えてるはずだって、訊くだけ訊いてみてよ。言えないでいるのかもよ?」

 「まーさかー 嘘でしょ? ないない。 ないない」 言葉では否定しつつも直感的にあるかもしれない、と既に思って聞き流せませんでした。
早速帰ってお兄ちゃんに質問
「世の中にはいろんな人がいて、たまに人には見えないモノが見えちゃう人がいる。 でもそれは普通だし(普通じゃねぇ)悪いことでもないんだよねー。聞いたことある? 見たことがある?あるならお母さんに言ってね、全然変なことじゃないし。」
かなりストレートに聞きました。 するとお兄ちゃんの答え。

「え。。。。。。。  全部言っていいの?」

ひいいいいいいいいいいいいいいいっ。 それからは出るわ出るわ。学校の図書館の人、テニスコートの人、イギリスはどの家にもだいたい居る、庭に雨の日だけ来るおじさんがいる。部屋のクローゼットはきっと何かのドアで、いつも人がそこから出入りしている。
パンドラの箱開けちゃった? 私? もしかして?聞いちゃダメだったんじゃ?
混乱している私にお兄ちゃんが一言
「お母さん大丈夫だよ僕にはキラキラ光る人がいるし。」 へえええ、そうなんだぁぁ。
もう何が何だかわからないけど、そのキラキラの人が結構サポート的な存在らしく怖くはないから大丈夫ってことで! 無理やり納得。
 いろいろ聞いた後、私は日本でも見えてたの?それともイギリスに来たから?
「日本にいたよ。マンションのトイレでタバコ吸ってるお兄さん 睨んでて怖かった」
私はこの存在が一番衝撃でした。お兄ちゃんはトイレに行きたくない理由があったのです。
自分は見えてて怖いのに、お母さんはそこへ行けという。
ごめん。怒っちゃって。。。 知ってたら何かしてあげられたのに。。。

その日以来私は見えない世界の話をお兄ちゃんと共有してすっかり信じるようになりました。
勾玉の片割れの世界。お兄ちゃん曰くその世界にも段階があるらしくキラキラしてきたらもう顔もわからなくなってやがてどこかに行っちゃうそうです。あ、それ成仏だわ、きっと。なんて気楽に話せるようにまでなりました。

皆さんはそのお兄ちゃん、今はどんなことになっちゃんてるんだろうとお思いでしょうね。
霞を食べ始めて空中移動とか? 手のひらから砂金サラサラ?あちらからのメッセージを伝える役目を担っているとか?
全然です。いつからか見えなくなって聴こえることもなくなったそうです。(13歳くらい)
今では私のスピ話や宇宙人話を「はいはい、そうだねお母さん、いるよ宇宙人、いますよ」と上から目線で聞いています。堕ちたな息子よ。お前を置いて母は先へ行くぞ。

とりあえずわかったこと、勾玉の片割れの世界、意外と賑やかなようです。

イギリスのお家にはだいたいいるそうですからね。 日本だってそうです。

いて普通ですから、ちょっとお声掛けしてみてもいいかもしれませんね。

最後までお付合いありがとうございました。良い週末を。

 


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About the Author: Smeralda

東京都出身。ロンドン郊外在住。読書、読むこと大好き。家事の才能はなし。ほぼ運転手さんの日常。たまーにUFOみたりする。みんなに支えられてるんだなと深く実感してるこの頃。

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