身体に良い脂を摂る
みなさまこんにちは。Evaです。
英国に移住してもう15年近く。
クリスマスターキーもほぼ14回は食べている訳ですから、ありとあらゆるバリエーションは試してきてるんですよね。だからといって未だ美味しーい!と思った瞬間が無いという……皆さんは感動するようなローストターキー、食べたことありますか?
さて、クリスマス料理の中で一番堅実なメニューと言えば………?
みんながとりあえず口に入れて、それほど感情的にならずに素通りできる影のメインディッシュと言えばなんでしょう?
アレですよ、アレ。ローストポテト。
ローストポテトのレシピはグースファットが使われていることが多いです。
えーっ、グース?と驚いてからは、私の中でローストポテトの位置付けが怪しくなったのは事実です。だって、あのグース(がちょうさん)ですよ。池や川べりでは悪者で意地悪ばっかり仕掛けているうるさい方々です。
クリスマス時期に広告に載るグースのローストについては、え〜〜誰が食べる気になるの?みたいな、若干喧嘩をふっかけ気味のコメントをしてきました。
フランス料理ではメジャーな食材ですし、フォアグラを頂く時なんかはダックやガチョウのみなさんに感謝すべきですよね。ごめんなさい。
それで、ガチョウ脂と鴨脂が気になったので調べてみました。
そうすると、何と動物性油脂の中で最も魚に近い理想的な脂肪酸のバランスであることが分かりました。一価不飽和脂肪酸の値が飽和脂肪酸を上回っているということですね。ご存知でしたか?
特に、融点が低いため血管の中でプラークとして残らず、体外に排出されてしまうので安心して摂取できるヨーロッパでは心臓に優しい脂として知られているんですね。
鴨肉に至っては、賛美の嵐です。恥ずかしながら全く知りませんでした……
お魚とそれほど変わらないって、凄い事じゃないかと思ったんですが……
しかも日本と違って、スーパーマーケットで気軽に買える食材の一つです。
そこで普段は見かけない鴨脂、ダックをローストしたらどれだけ取れるのか試してみることにしました。
一番楽なローストインザバッグですね。
低温の140度で三時間じっくりとローストしてみます。
すると、お肉が柔らかくホロホロっと取れるスロークッカーで調理した仕上がりのようになりました。
オーブンインバッグの上部を開けて、表面をこんがりと焼きます。
このとき、中敷きを取り出すのを忘れないようにします。
このローストインザバッグは予めシーズニングされていないので、皮の表面にナンプラーを擦り込んで塩味をつけてグリルします。北京ダック風に食べるにしても、ダックオンライスで食べるとしても甘いソースで食べるのがほとんどなので、皮が少し塩辛い方が味のバランスが良くなります。
どうでしょうか?商品とほぼ変わらない鴨脂がとれました。
これから年末に向けて和食を用意しようとお考えの方、麺つゆや鍋のコク出し、ナスの煮浸し等の加熱しすぎない調理であれば、不飽和脂肪酸が活きて血管の中で活躍してくれるかも……
不飽和脂肪酸を含む上記のオイルは180度以上で調理せずに炒めて蒸すのがオススメのようです。酸化しやすいのですね。
ローストポテトから始まって、とんでも無いところに着地したような気がしないでもないです……だって、高温調理はしないよう注意されているのにローストポテトは220度程度でカリッとさせるレシピばかりなんです……調べれば調べるほど、ローストポテトにダックファットとグースファットを使うのは味が良くなるから!としか書いてないんです。(だから年に一回で十分なのかな、笑)
とにかく!身体に良い脂を選んで、食べすぎても罪悪感を感じないクリスマス、年末年始にしたいですね!
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