心のざわめきと帰れる場所

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

どーも、たまさぶろうです。

ここ最近、何だか心がざわざわしていて、夜良く眠れていません。身体は寝ているけど夢をずっと見ていて、朝起きたらすんごく疲れ切っています。肩も凝ってるし、寝ながら歯を食いしばっているのか、顎も疲れています。

先月から家族に色々続いているので、それが原因だとは思いますが。

母のパートナーが卓球中に心筋梗塞で救急搬送されたのち、緊急手術を受けて家に帰ってきたかとほっとしたのも束の間、今度は母が転倒して、利き手手首の骨折&手術ですよ...バランスを崩して顔を強打しそうになったのを、咄嗟に利き手で守ったらしい。でも、顔(頭)を強打せずに済んで良かった?

時を同じくして、イギリスでは娘っ子が扁桃腺炎とその合併症で2週間ほど調子が良くなく、その後、やっと快方に向かってきたころに、謎のアレルギー反応で顔が腫れ上がり全身に発赤が出ました?

ついでに、初めての前歯は抜けるわ、6歳臼歯の生え初めで熱は出るわで、踏んだり蹴ったりの娘っ子でした?

まあ、次から次へと、重なるときには重なるもんね

でも事態の緊急性の違いは多少あれど、その対応は日本とイギリスでは雲泥の差ですよ。

イギリスでも心筋梗塞はもちろん緊急手術やと思いますが、ここ最近の電話のつながりにくさとか、医者不足を見てると、無理なのでは...と思っちゃいますよね。

母は土曜日に骨折したのでその日に手術はできなかったものの、当直の先生が骨の整復を少しした状態でギプスを巻いてくれ、月曜に再度受診、火曜に検査入院、水曜に無事プレート固定術を行うことができました。さすが、対応が速い‼スピード感が全然ちがう!!退院後も、すぐにリハビリ開始っていうね。

かたや、娘っ子はイギリスの全く機能していないNHSサービスなので、もちろん1つのお薬の処方箋を出してもらうのにも町医者の予約は全く取れず病院で4時間以上待ったし、アレルギー反応出た時は、またまた医者の予約も取れず、電話での対応のみ(3日間電話掛けてやっと?)で終わりました。 

あああああ、これ日本やったら、すぐに血液検査とかしてくれてすぐに原因突き止めてくれるんやろうな、なんて叶わぬことを悶々と思いながらなんとかやり過ごしました。


さて、本題

いつも前置きというか雑談が長くなっちゃうので、ここらで今日のお話に?

お掃除の仕事に就いて8年目をまっしぐらのたまさぶろうですが、お掃除にも色んな人生ドラマがありまして。

先日、ボスと二人で、空き家の最後のお掃除をしてきました。

ボスの古い友人のご両親のお家だったのですが、売りに出された後買い手が見つかり、昨日(火曜日)が引き渡しとのことで、緊急でお掃除に行きました。

ご高齢のご両親は、つい数年前まで元気に住んでたのですが、コロナ規制中にお父さんが先に病気で亡くなり、お母さんも後を追うようにして、1年ほど後に亡くなってしまいました。

ご両親亡き後、残された姉弟は、お家を空き家のまましばらく放置していました。

ご両親がご存命の時からお掃除に伺っていたし、お父さんが亡くなった後も、お母さんが亡くなった後も、ボスと二人でお掃除に行きました。そして今回のお掃除です。

家具は全て運び出され、何もないお家の掃除

これまでのご家族の変移を見てきたのもあり、色んな感情で黙々と掃除を続けていました。すると息子さん(Tさん)が残された荷物を取りに来られたので、少し立ち話をしました。

たまさぶ「今までは家具があって、ここでの”暮らし”があったけど、もう全て運び出されて違うお家みたいに感じるね」

Tさん「両親が亡くなった後、この家を手放すなんて考えたくもなかったんだ。ここには思い出もあるし、両親=この家だと思ってたから。」

Tさん「でも、ある日ふと気づいたんだよ。今まで家にこだわっていたけれど、”HOME”(帰れる場所)だと感じていたのは、この家だったからじゃなくて、ここに両親がいたからなんだって。」

...その通りですね、Tさん?

私も、父が亡くなり母一人で実家に住み始めた時を思い出しました。

私たちが渡英して数年後、いきなり母が実家を片付けて兄に譲渡すると決めたと聞いた時、すごく嫌で寂しかったし、私の帰れる場所が無くなっちゃう!!って感じてたもんな。

でも実際に母が小さなアパートに住み始めた後も、母は変わらず無条件で受け入れてくれたし、本当は住んでる場所は関係なくて、母のいるところ=”帰れる場所”なんだなと再確認したこと。

そんな話もして、二人して感慨深くなりながら、私は掃除に戻り、Tさんは掃除の終わったそれぞれの部屋を見回し、家の外観を見たりお庭に出て歩いたりと、じっくりゆっくりと時間をかけて見て回っていました。

きっとご両親との思い出の詰まったお家に最後のお別れを言って、思い出を懐かしんでいたんだろうな...

明日には別の家族が住み始めて、ここが彼らの新しい帰れる場所になっていく。

そう思うと、お掃除を通してTさんご家族の新しい歩みを少しでもお手伝いできて良かったなとしみじみ感じました。

たかが掃除、されど掃除。なかなか奥が深い

しばらくはまだ、このお仕事で頑張れそうです☆


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About the Author: たまさぶろう

南東ロンドン在住、高知県出身。編み物が好きで、毛糸を見るとすぐに買うので、見ないようにしている。ストレス解消方法は掃除。 ONE OK ROCKをこよなく愛する2児の母。

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