中古車ディーラーってどんな人?
車屋の女房です。
一月末締め切りのタックスリターンの為、書類探しやら打ち合わせやらバタバタでした。準備は昨年夏から始めていたのに、担当のアカウンタントの交代時に引き継ぎがされておらず…といった、とってもイギリスっぽい理由に振り回された感で一杯です、笑
さて、中古車ディーラーってどんな人がやってるの?
世の中に流通している乗用車は、まぁ大雑把に分けると新車〜新古車〜中古車〜故障車!?〜スクラップ推薦車〜自称アンティーク車〜コレクタブル車になるでしょうか。
そのうち新車と新古車(3年落ちくらいまで)を扱うのが直営店もしくはフランチャイズのディーラーです。彼らは新車を売るのが最大の使命ですので、出来れば新古車さえも扱いたくありません。査定やらチェックアップ等の手間と労力を惜しみます。自社ブランドの下取りならともかく、他社の場合は特に右から左へと流れ作業で敷地外へ出してしまいます。
出す、というのは下取り価格にプロフィットを乗せた額で売ってしまうということです。トレーダーに売る、オークションへ送る、系列の中古車専門店へ送る等の方法で下取り車はまたマーケットに出ていきます。
そうやってマーケットに出てきた中古車を買い付けて、売れる状態にまで手を入れて売るのが中古車ディーラーです。各々得意分野はあるにせよ、新車と新古車以外の全てを扱っていると考えていいでしょう。中にはMOTもやり、ナンバープレートも扱う何でも屋さんみたいな所もあります。
夫のように、バイヤーから始めて紆余曲折しつつ独立する人やクリーナーからセールスまで昇進してから独立する人、メカニックで表には出なかったがパートナー契約で買い付けを任されてからやがて独立といった人もいます。共通して言えるのは、とにかく車に携わった時間が長く精通しているということです。そして前職時代に必要なコネクションを全て用意して独立するケースが殆どです。
新車と新古車以外の車全てを扱うとして、まずチェックアップと整備、修理があり、機能に問題がなければ外装とインテリアを仕上げます。洗車場、整備場、MOT、ペイント専門業者、ホイール研磨などを全てを備えるのは不可能です。信頼できる取引先がないと車を預けるのも戦々恐々になってしまいます。
それで、実際どんなおじさんが多いのかというと…..
セールスだけを長年やっている人は丁寧な口調で会話を進めてくれますよね?直営店やフランチャイズのディーラーはフィードバックが必ず返ってきますし、メインカンパニーからの締めつけも厳しいので、それほど思い切った行動は取れません…が
インディペンデントディーラーは違います。怖いものなしです。車を買う前から、コンシューマライセンスがどうとか話し始めるものなら「F off !!!」と電話を切られることは確実です。「いったい中古車を何だと思ってるんだ。新車買いに行け!」と非常に分かりやすく指導してくれるでしょうし、「そんな車あったら俺が買いたいよ」と本音を漏らしたりしてくれるでしょう。あまりしつこく値切ると「それ以上言ったら値上げするぞ」とまるで子供の喧嘩のような事をいう人もいますし、実際に値上げしてしまいます。(私の夫です)
おそらく、彼らはサービス業や販売業だという自覚が無いのです。
彼らは、あくまでもカーディーラーなのですね。買い付けから販売までの過程はまるで畜産農家のよう。しかも販売後も次々とお客から相談や修理やらが舞い込んできます。食べてお終いではない、スクラップされるまで走るであろう中古車は農作物以上のアフターケアを必要とするのです。
中古車ディーラーってこんな感じです?
車農家だと思って、相性を大事に付き合っていけば怖くありません。だって農家のおじさんですもの。バックに畑が広がっているか、車が並んでいるかの違いです。人間として信用出来る人を選んで率直に話をすれば良いのです。皆さんに良い出会いがありますように。
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