初めて来たアイルランドの結婚式で学んだこと 〜新婦が1日中着ていたドレスの裾が真っ黒になるが気にしない〜

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こんにちはユニごんです。

寒いですね。私は寒いのは好きではありません。でもだからと言って冬のない国には住みたくはありません。だってコートが着たい。ブーツが履きたい。スカーフもしたい。でも寒いのは好きではありません。

10月末に義理甥っ子の結婚式でアイルランドに行ってきました。彼らはなんと学生の時から付き合いはじめ13年目にしてゴールインです。

結婚式に招待されたのはイギリスにやってきてかれこれ3度目になります。

一度目は娘2歳、息子まだ2ヶ月の時に日本からイギリスに来ていた母も一緒に、結婚式へ行きました。結婚したのはイギリス人夫婦でしたが結婚式の場所はなんとフランスのボルドー。

パーティは2日かけて行われ 子供達のためにマジシャンをよんだり、ポニーよんだり・・・都会っ子は皆怖がって結局一人しかポニーに乗ってませんでしたが・・・うちの母は喜んでポニーにリンゴをあげていました。小さな子供から大人まで皆が楽しめるように配慮された素敵なパーティでした。

始めはイギリス人なのになんで電車でいけないようなしかも他国でって思いましたが、この国ではこういうことって珍しくはないんですね。実際沢山の人達が参列し、返ってホリデーも一緒に満喫できて フランスでやってくれてよかったです。ちなみに日本で、大阪の人が韓国で結婚式するから来てって言ったら招待された大阪人どうするかな・・・。そんな勇気のある結婚式誰かしませんか?

2度目の結婚式は娘4歳、息子1歳のときでした。結婚式の場所ははっきりと覚えてないのですがカムデンの方でした。(電車とチューブで気軽に行けた!)披露宴は近くのパブの2階貸し切りで アットホームな感じで小さな子供から大人まで楽しめました。

そして、今回の結婚式は10月31日にアイルランドのCarlow、披露宴はKilkennyと言う場所で行われました。移動が多いため車でアイルランド行きです。10月31日って・・・そぉーーですよ、ハロウィーンですよ、しかもうちのハーフタームはその前の週だったので子供達は休み明け又3日ほど学校を休ませての参加です。

義理姉(花婿さんのお母さん)は学校を休んで結婚式に出た子供達に言いました。「えっ、前の週がハーフタームだったの!?ってことは今週も学校休めてラッキー!いい事した気分だわ!」私は義理姉のこういう所がとっても大好きなのです。

実はアイルランドはハロウィーンがすごい。町中どこもかもハロウィーンのディスプレイ。

アイルランドは基本カトリックです。だから式もカトリック教会で行われます。

旦那はこの日、新郎新婦の運転手を任されていたので私と子供達は義理兄が迎えに来てくれました。この日のために購入した、子供の成長と共に今ではすっかり履かなくなったヒール、さて私の足はこの日一日持つのだろうかと心配していたら「式さえ終わったらその楽そうな靴に履き替えなよ、誰も足元なんか見ないよ」とアイルランドに履いてきたショートブーツを指さす義理兄・・・誰も足元は見ないとは言えいくら何でもこのドレスにこんなカジュアルなブーツはあかん。

初めての教会での式です。教会って寒いと思ってコートをがっつり来ていったら暖房が入ってた。厳かな雰囲気の中、式は進行し、そして聖書のお話に・・・やはりだんだん暇になってきた。あくびを噛み殺しながら暇つぶしに周りの人の足元を見てみると若い人はもちろん私より全然年上の人も見事に全員ヒールを履いていました。思わず頑張ってヒール履いてよかった。

式が終わるとパーティ会場に移動です。

この日はハロウィーンと言う事もあり、各席にマスクが置かれて 各テーブルの中央にはスィーツが入ったバケツが置いてあり、子供達がTrick or Treatでテーブルを回れるようにしていました。

おされ~

たった一つ、この日間違えてるよって思ったのが、子供達が一つのテーブルにまとめられていた事でした。きっと子供達は子供達で楽しむと思ったんでしょうね・・・でもね、いくらなんでもベビーチェアが必要な2歳児は親必要やと誰もが思った。時間と共に子供達はみんな親のテーブルに消えていき、気づけば我が子二人だけが広い丸テーブルにポツンと座っていました。そして5分後そのテーブルは誰もいなくなった・・・。

キッズミールでは足りない育ち盛りのうちのティーン娘は私の食べきれなかった肉を喜んで平らげてくれました。

毎回披露宴で思う事、それはスピーチが楽しい。100%理解できていない私でも楽しい。日本の結婚式でのお涙頂戴あるあるスピーチとは違い(日本も変わってきてるんかな?)、スピーチに必ず笑いが入る。素人なのに皆スピーチが上手い。この日のスピーチは まず新婦側の父親が「昔新郎からクリスマスプレゼントで娘がもらった白い犬がまだ家にいる」と言ったら、新郎側の父親も「昔新婦からクリスマスプレゼントでもらった黒い猫がまだ家にいる」などなど言って皆の笑いを取っていました。(新婦新婦は7年くらい前から家を出て同棲していたのでプレゼントの動物の世話は親がしてるんだよって言うオチ)

食事が終われば そーです、生バンドがやってきてお決まりのダンスタイム。曲も60sから最近の曲までミックス。60sかかればロックンロールで踊りだすおじさんチーム。素敵だなと思ったのが 私のテーブルにいた80は絶対超えていると思われるおばあちゃんがじっと座っていることが我慢できなくなり、旦那にダンスフロア―まで連れて行ってほしいと言って手を引いてもらいダンスフロアに行き 若い人たちと一緒に踊っていたことです。いつまでもこういう気持ちって大事だな~。

ふと、踊っている人達の足元が私の目に留まりました・・・あれ?あのブライドメイド、運動靴はいてる・・・あれ?あの人もあの人もあの人も運動靴履いてる・・・。えっ、あの人裸足?うそっあの人はビーチサンダル?え、あれってもしやさっきトイレ行った時にシンクの下の箱の中に入ってたサンダル?なんでこんなところにビーチサンダルあるんやろ?って不思議に思ったサンダル?え、義理兄が言ってた事って・・・そういう事なの?女性のドレスの足元はすっかり変わっていました。

食事が終わって1時間くらいしか経ってないのに、おやつに豚の丸焼きが・・・食べたけど・・・。

クールになりたい10歳の息子は意地でも最後まで踊りませんでした。そうこうしてたら時刻は12時を回り、椅子にずっと座って踊ってる人たちを見続ける息子に疲れが見えたので 私は息子を連れて先に部屋に戻ることにしました。

が、部屋に行って驚いた・・・ファミリールームを取っていた私たちの部屋の真下はBarでした。夜の12時を回ったBarはもろクラブ状態。BarからBarの天井へ、私たちの部屋の床へ、そこからベッドへ そして体に伝わる音楽の振動が半端ない・・・ここはクラブか!ここファミリルームやろ!ファミリールーム言うたら小さい子供が寝泊まりする部屋やろ!

でもそんなガンガンミュージックの中、息子は寝た。

Barの音楽も消え、振動も収まった2時ごろ踊り疲れた娘が旦那と戻ってきました。

今回の結婚式で学んだこと

1、3日間学校休ませたくらいで勉強は遅れない。心配せずラッキーと言ってあげよう。

2、教会は暖房が入ってるからコートなくても大丈夫。

3、結婚式は黒い服は着てはいけないと思ったけどパーティ用ドレスなら着てもいい。

4、パーティの前に会場近くでちょっとした軽食タイムがある。(旦那が運転でいなかったから そういうシステム知らなくてホテルの部屋で子供達とお腹すいたーと叫びながらパーティが始まるまでずっと待機していた)

5、教会でサービスを受けるのにドレスアップをしないといけない。(教会に入る為に皆ドレスアップするって知らなかった)

6、パーティでは靴を履き替えていい。(パーティの為にドレスアップすると思ってた)

7、踊るときは何を着ても何を履いてもだれも気にしない。

8、新婦が1日中着ていたドレスの裾が真っ黒になるが気にしない。

きっと数年後に義理姪っ子の結婚式があると思うのでこの日の事を参考に次回は履きやすい靴片手に結婚式に参加しようと思います。

写真見てウエディングドレスの裾が気になっている方、今日も羊ポチ❣お願いします。


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About the Author: ユニごん

大阪出身在英25年。ティーンの子供2人のお母さん。愛犬ダップーに癒される毎日。

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