お帰りなさい。

Japanese food Tazaki Yutaka Harvest Campaign

おはようございます。スメラルダです。 8月終わりましたね。

コロナ以来、初めて日本へ一時帰国してしていた方も多かったようです。

乗り継ぎ便に間に合わなかった方、いきなりキャンセルがきてチケットを取り直した方、倍額のチケットの購入ボタンを震える手でポチった方、PCRがまさかの陽性だった方、荷物が一足遅れて届いた方。。。

きっといつかいい思い出になります。。。

どなた様も14時間以上の長旅、お疲れ様でした。

そして お帰りなさい。

夏の終わりに帰英するときはいつもヒースローで寒いくらいの秋風に晒され、「鬱」直行ですが、あら不思議。

今年はロンドンも暑いから全然大丈夫。ハードル低かったー。

一方で欧州の夏を満喫して連日の太陽の光を享受されていた方、やっと終わりでしょうかね、砂漠化した庭。。

私も少しの間だけでしたが、日本に帰国していました。子供たちも3年ぶりに祖父母、親戚、従兄弟達に再会し温かい時間を(激暑でしたが)過ごしてきました。

海外からの受け入れ人数に制限をつけ、PCRで「帰国除け」の方針を打ち出している日本政府。

これはチャンス!!とずっと連れて行きたかった京都に子供達を連れて行きました。

朝9時の新幹線ですっ飛んで。新幹線を初めて見た子供達の感想は「車体が綺麗。。。」

そうよねえ、ユーロスター自体は素晴らしいのに車体は薄汚れているから。。。

富士山も綺麗に見えました。

京都は祇園祭が終わった次の日だったので、一息ついているような、静かな街並みでした。

やっぱり連れてきてよかった。 

侘び寂び堪能

あっという間に滞在日程を終えいよいよ帰る時。いろいろ買ってきた物を詰め込みながら、あーあ、

いつものこの感じは変わらないなぁ。。。やはり帰り際は寂しい。。

そして思い出すのが二つの出来事。

随分前、まだ次男が小さかった頃に航空会社のアテンドサービスをお願いした事がありました。

さあ、もう手荷物検査だから行くねーと言うと、ウルウル??し始めるんですよ。みんな。

うるうるが酷くなった頃、何度も振り返りながら手を振って入口に向かうと、チケットを確認してくださる航空会社の女性スタッフの方が私たちの涙を見て

「また帰ってらっしゃい、ね? 気をつけて行ってらっしゃい?」

と、手を止めて声をかけて下さいました。洪水。??????

行ってらっしゃいの次は「お帰りなさい」。また帰ってくる。しっかりと気持ちが繋ぎ止められた気がしました。 ありがたい、思いやりを感じた一言でした。

もう一つは飛行機の中でのこと。父が健康に問題を抱えていた年だったと思います。

機上の人となり、あの音楽が鳴ればそろそろ諦めもつきます。 

離陸して随分経ちました。次男が静かにひとつ前の席に座っています。自分のお気に入りのガム(クロレッツ)をテーブルに置いていました。少し前に母に近所のスーパーで買ってもらったガム。

食事の用意がされCAさんが次男のテーブルに食事を載せてくれます。しかし直ぐにベルト着用のサインが出て慌てて次男の食事を下げにきてくれました。揺れも収まり、再び次男の食事が用意してくださったのですが、どうも様子が変です。何かをCAさんに言いたそうですが、よく伝わらないらしくCAさんも困っている様子。 あまりゴネたりしない性格なので、珍しい!と思って事情を聞くと、「ガムがない」と涙を溜めて言います。でもクロレッツは開いているもののちゃんとあります。すると「一個テーブルに乗せていたのがない」「あれを探したい」。 CAさんは心配されています。私は言い訳がましく「いつもはこんなわがまま言わないんですよ」と自分で言いながら。

あ、今は「いつも」じゃないもんな。。 泣く理由が必要なんだなー。。と理解しました。 次男はお兄ちゃんのように上手に感情を出せません。でも今回ばかりは弱っている父を見てしまい動揺していたので、帰英が辛いのか、どおおおおおっと涙を流して泣いていました。

そんな次男を見て、私もまたウルウル?復活。。 さらに言い訳がましくCAさんに「多分泣きたいんだと思います。日本が大好きなので、淋しい気持ちが。イギリスには親戚もいないので」とかなんとか。。

CAさんはその場を察して、優しい言葉をかけてくださった記憶がありますが、よく覚えてません。

きっと驚きましたよね。。

それから9時間くらい経ち、そろそろ着陸の準備で慌ただしくなってきた頃、先ほどのCAさんが沢山のおもちゃを次男にそれとキャンディとカードを持ってきて下さいました。

そこには心のこもった言葉が綴られており、忘れられない旅になりました。

きちんとお礼を言いたかったのに、降りる時にはその方の姿を見つけられず言えずじまい。。

カードは大切に持っています。(年季入ってますが?)

今でも温かい気持ちになります。ありがとうございました。。

宝物

あーあ? そういうわけで今回も帰英したわけですが。。。

子供達は「日本に帰りたい」を連発です。今回超ド級にチケット高かったけれど、そう言ってくれるだけでも、一緒に帰った甲斐があった。☺️

さて、私が毎回毎回ドラマチックな見送りを受けた後、涙に暮れているのではないかと思いますか?

ご安心ください。

荷物検査を終えるとサクッと免税店を目指します。荷物の重さ関係なくもう買っちゃえるので。

昔のように、どうしたの?!と言うくらい買い込むことはありませんが、涙も乾かぬうちに、鬼の形相でダッシュ。だって次回はいつかわからないですから。サル痘とかね。

さあ、もうそろそろ学校も始まりますし、カラッと切り替えて、イギリスの秋を楽しみましょう。

昨日はこんなの見つけましたよ。


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About the Author: Smeralda

東京都出身。ロンドン郊外在住。読書、読むこと大好き。家事の才能はなし。ほぼ運転手さんの日常。たまーにUFOみたりする。みんなに支えられてるんだなと深く実感してるこの頃。

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