ウィリアム・ブレイクとテート・ブリテン
こんにちは。ふあにゃんです。先日、お湯の話の最後に、またひとつ問題が発生していると書きましたが、バスルームのパイプ修理と蛇口取換が無事完了して、晴れてお風呂をいつでも楽しめるようになりました。ごく一部の方にはご心配頂きありがとうございました。
今回の修理には、ネットのRated Peopleというサイトでジョブ投稿をして、真っ先に連絡があったプラマーさんに来てもらいました。そのプラマーがなんと!今までの私のプラマーのイメージと全く違う、礼儀正しく優しく若いイケメン君でした。素早く丁寧に仕事をしてくれて、大満足です。
さて、それはさておき、先週のハーフタームのお休み中に家族で Tate Britain のWilliam Blake展に行ってきました。
テート美術館と言えば、Tate Modern が出来て以来、そちらに人気をすっかり奪われ、Tate Britain(旧Tate Gallery)はちょっとマイナーなイメージになってしまったと思うのは私だけでしょうか?そのせいか、すっかりご無沙汰しておりました。いいえ嘘です、アート音痴な私はそもそも美術館自体、滅多に行きません。
今回、そんな忘れ去られた(失礼!)美術館に行くことになったのは、特別展示のウィリアム・ブレイクを先日18歳になったばかりの娘が見たいと言ったからでした。普通、18歳の誕生日というと盛大なパーティーをやったりするようなのですが、我が家の地味な娘はそういうものに全く関心が無く、何もしなくて良いと言われていたので、せめて美術館くらい連れて行ってあげようという親心なのでした。
場所は英国秘密情報部MI6のテムズ河を挟んだお向かい。最寄り駅はビクトリア・ラインの Pimlico です。なんか英語らしくないカワイイ名前が昔から気になっている駅です。
中に入るとこんな感じ。素敵な建物です。
昔は入り口を入ったところに、ロダンの「接吻」があったんだけどな~。あれは迫力があったけど、今回は見当たらなかったなあ。残念。
まずは、お目当ての特別展示室へゴー。結構な賑わいです。
ウィリアム・ブレイクって誰?と思った方は、Wikipediaのウィリアム・ブレイクのページをご覧ください。手っ取り早く言うと、イギリスの詩人兼画家です。私は短大で英語英文科を専攻していましたので、英詩の授業でほんのちょこっとブレイクの詩を学んだことがあります。短大時代と言えば私にとって、何を勉強したのかほとんど記憶にない空白の2年間なのですが、当時の英詩の先生がとてもエキセントリックな方だったせいで、彼女の授業は多少記憶に残っていて、ウィリアム・ブレイクという名前は珍しく覚えています。
展示室の中は、ブレイクの作品がずらっと並んでいて、ファンには見ごたえ十分。絵柄が漫画チックでかわいいので、アート音痴な私でも楽しめました。
かつて授業で暗記させられた詩 Infant Joy の原画も観ることが出来ました。とっても小さいです。
どの絵も不思議な世界観で描かれています。
とりあえず写真に収めておいた有名どころ。
現在Aレベルで英文学を勉強中の娘は十分堪能出来たようです。
もちろん常設展示品も鑑賞しました。
お腹が空いてきたところで、本日のサプライズ。18歳誕生日記念なので奮発して、美術館内のポッシュなレストラン Rex Whistler Restaurant を予約してありました。
どうせまたラーメンでも食べに行くんだろうと思っていた子供たちは、びっくりしていました。壁一面に絵が描かれている素敵なレストランです。客層は年配の方が多いです。こういう場所に慣れてない息子と旦那はオドオドしていましたが、最終的に美味しい食事に大満足してくれました。そりゃあそうでしょうね、お会計はまた私なんですから。(-_-メ)
ショップはキラキラしてて既にクリスマスっぽい雰囲気。
お土産にオリジナルに似せて作った詩集とポストカード・セットを買いました。こういうのも、普段は絶対に買ってあげないんですけど、18歳記念なので。
ブレイク展はさすがに賑わって混んでいましたが、常設展は空いていますので、ナショナル・ギャラリーやテート・モダンよりものんびり美術鑑賞出来ます。デートに良さそう。これが無料で誰にでも開放されているって本当に素晴らしいですね。
ブレイク展は来年2月2日までやっていますので、興味のある方はぜひどうぞ。
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