イギリスで親知らずを抜く その1

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さて、もう2年ほど前になりますが、イギリスで親知らずを抜いたのときの話です。

私の親知らずは、右上の1本はきれいに生えていたのですが、炎症を起こしたことがあり、日本の歯科で抜きました。きれいに生えていたので、すぽんと軽ーく抜けました。他の3本は30歳も過ぎてから生え始め、ちょこっと顔を出したところで成長はストップ。日本の歯科でも、これは抜いたほうがいいかもねーと言われながら、抜くとしたら歯茎を切って抜くと聞いて怖くなった私は、そのときは痛くもなんともないのでずっとほったらかしにしていました。

そんなこんなで過ごしてきたのですが、やはり炎症を起こすようになり、これは気合を入れて抜くぞ!と近所の歯医者へ。診てもらった歯科医は、そんなに抜きたいなら抜くけどーくらいのやる気のなさで、なんなら抜かなくてもいいんじゃない?みたいな感じでしたが、強気に抜きます!と言い切って、抜くことになりました。

まず、レントゲンを撮るのですが、機械がぐるーっと周りを回って、歯全体の写真が撮れるという、特別な機器がそこにはなく、別のところで撮ってきてほしいということなので、後日、車で25分ほどのところまで撮りに行ってきました。

その後、近所の歯医者からレントゲンが届いたと連絡があったので、ついに抜く時が来たー!とドキドキしながら行くと、なんと、これは難しくて僕には抜けないから、NHSに回すよーと。。…………………….えー!そんなに抜くの大変なやつなの?!……………………….ドキドキ。まあ、ここまできたら抜くしかいない、と思い、じゃそれでお願いします。と言って、帰りました。

それから2週間ほどして、うちから車で40分ほどの町の歯医者で予約が取れたと連絡があったので、はるばる出かけていきました。順番が来て呼ばれ、先生が私のレントゲンを見て、あーこれは僕には抜けないから他に回すよーと。。………………………..えええー?私がここまで来る必要あった?そのレントゲン事前に見といてーーーー!………………………と言いたいのをぐっと飲みこみ、じゃそれでお願いします。と言って、はるばる行った歯医者を後にしました。

それから何ヵ月かして忘れた頃、今度は病院の歯科から連絡があり、予約が取れたということで、行ってきました。順番がきて、診察室に行くと、回ってきてるはずの私のレントゲンが見つからないから、また撮りますと。……………………もう、そこからー!というか全然抜くまでに辿りつかない歯医者巡り…………………..渋々レントゲンを撮り、今度は病院ですので、抜けないとは言われませんでしたが、全身麻酔で抜くと。。抜歯に全身麻酔?とびっくりです。局所麻酔の場合は、片側ずつ2回に分けて抜くことになると。どっちにしようかと悩みましたが、全身麻酔で一気に抜くことをものすごく勧められ、私も1回で終わるならそっちがいいかなーと、全身麻酔で一気に抜くことにしました。抜くことは決まりましたが、手術の予定は空きができ次第ということで、またいつになるかわからない連絡を待つことに……………………..

いつになったら親知らずを抜くことができるのか……………次回に続きます。


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About the Author: ミミコ

ケント在住。4児の母。犬、猫2匹、ジャービル2匹といつの間にか大家族。 自家製酵母にはまっていてほぼ毎日食パンばかり焼いてます。

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