イギリスで親知らずを抜く その2
さて、親知らずを全身麻酔で3本一気に抜くということは決まったわけですが、いつになることやら…………..というところから話は続きます。
その1はこちらから
その後、何ヵ月か経ち忘れた頃に、病院から手紙が送られてきました。ついに手術の日が決まりました。
当日は、水以外は口にしてはいけないとのことで、11時の予約時間までにもうお腹ペコペコです。手術までの流れを聞くと、私は午後からの手術の1番最後だと……………………….もう何時になることやら………………………
抜歯だけなのに、病院のベッドに通され、手術着に着替え、ここで待機するようにと。そこに、麻酔科医がやってきて、全身麻酔の説明を受け、気持ちを落ち着かせるための薬を飲まされ、次に抜歯を行う歯科医もやってきて、手術の流れを説明してくれました。たぶん抜歯自体は10~15分で終わるだろうと。
その後、荷物を預け、手術室の前の待機部屋に通されました。ここに通されたので、もうすぐなのかと思いきや、全く名前が呼ばれる様子もありません。荷物も預けているので、持ってきた本を読むこともできず、待つこと数時間、、私の順番が来たのは4時になっていました。
全身麻酔なので、起きた時にはすべての処置が終わっていました。目覚めたのは5時でした。口の中の両側にコットンをパンパンに詰められ、ぼーっとしたまま、術後の部屋にベッドのまま連れていかれ、ここで何時間か術後の経過をみてから帰れると伝えられました。時間が経って、少しずつはっきりしてくると、麻酔も切れてくるようで、痛みが…じわじわとやってきました。
最終チェックも終わり、帰れることになったのは8時頃でした。結局1日中何も食べることができず、痛みと疲労でくたくたになって帰りました。痛み止めには、paracetamolとibuprofenを飲むように言われ、aspirinは血液をサラサラにするため、出血がひどくなるので飲まないようにと言われました。あとは、傷をふさぐために固まってきた血が取れてしまうので、強くうがいをしないようにということでした。
次の日起きたら、想像はしていましたが、両頬下にあざができて、パンパンに腫れていました。両側の歯が使えないので、数日はもっぱらスープばかり飲んで過ごしました。だんだんあざが首のほうに降りてきて、腫れも少しずつ引いてきました。
抜歯してから2年、今思うことは、抜いてよかった、ということです。あれ以来、炎症を起こしたこともないし、何の問題もなく過ごせています。局所麻酔か全身麻酔かということでも、抜歯後は食べるのに苦労しましたが、全身麻酔で寝ているうちに、一度の抜歯で終わってよかったと思っています。当日は1日がかりの大変な1日でしたが。イギリスの歯医者は高いですが、医療のNHSで抜くことになって、無料で抜くことができました。抜くまでに、何ヵ月も待ちましたが、待った甲斐はあったかなと思います。
イギリスで親知らずを抜こうと思ってる方の参考になれば幸いです。
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