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大切なものを守りたい
お気に入りだったり、ちょっとお値段高めな食器ほど壊れやすいのはなぜですか?
100円均一ショップやオマケでもらった食器は地震が来ても割れないのに、大切にしているものほど、少しの衝撃でダメージが。 でも粉々に割れてしまっているわけではないものは、思い切って捨てる勇気もなく、どんどん食器棚に不良債権が溜まっていきます。
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風水的には、「食器が壊れるのは、あなたの身代わりになってくれているから」とのことですが、いえ、このお皿が欠けてしまうより、私の指が軽くペーパーカットになるくらいの方が、断然マシなんですけど。。。。
というわけで、我が家にはペーパーカット級に欠けたお皿が何枚も存在しており、解決方法を模索しておりました。
これまた風水的には、身代わりになってくれたお皿を処分する方が良いらしいですが、捨てるなんて嫌だ〜寂しすぎる!!!
古代中国の知恵である風水に対抗するには、日本古来の縄文パワーを借りるしかないと思い、金継ぎを試すことにいたしました。
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近年、イギリスでも金継ぎへの関心が高まり、某大手通信販売サイトでも材料を買うことが可能ですが、工芸の基礎知識も何もない人間にとって、正しい金継ぎセットを揃えることがなかなか困難であることが判明。
そんな折にタイミング良く、身近なギャラリーで金継ぎキットが販売されているというお知らせをいただいたので、品定めに。
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突然の取材にも関わらず、快く受け入れてくださりありがとうございました!
こちらのギャラリーは地下鉄オールドストリート駅から徒歩5分、日本に関係する作家さんや作品の展示がある上、ギャラリーに併設されているショップの小物&文房具は品揃えも大変気が利いていて、ちょっとしたお土産や自分へのご褒美にぴったりな物がたくさん。
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購入された後、どのように使われるのか、大変興味あります。
そして、ついに念願の金継ぎ修復キットが。
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しかもギャラリーセクションでは金継ぎ展が。
ただ、実はこの金継ぎ展、本日(2019年10月21日)で終了です。 ご覧になりたい方は, お天気が芳しくないですが、ガンバレ!
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自分の欠けたお皿も、このような芸術作品に生まれ変わるのかと思うと、散らかった我が家への足も速まります。
早速修復作業スタート!
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簡単且つ楽しみながら、美術館の修復家っぽい気分も味わうことができます。
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そして、完成!
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完成!
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完成?
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なんだか、思い描いていた洗練さがありません(お客様用には使えない出来。。。)。 まことに遺憾ながら、熟練の技とセンスが必要であるようです。
ギャラリーに展示されていたお皿やコップは、やはりあそこに選ばれるべくして選ばれた、匠の技だったことが明らかになりました。
こういう事も見据えての風水なのかもしれません。 中国4000年だか5000年の歴史、やはり侮れません。
とはいえ、25ポンド分楽しませていただきたいと思っております。まだまだ修復可能な食器が眠っているので、まずは1ポンドショップとTKMax系の食器で経験を積んでから、本命に再チャレンジしてみようと思います。
「私も欠けた食器を捨てられない」という方は、羊クリックお願いしまーす。
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